07 暗転
ようやく転生します
自分の領地に戻った「大谷吉子ちゃん」こと俺は、色んな意味で一息ついた。
気がつけばプレー開始して5時間近くが経つ。
ちょっと休憩するかと思い、とりあえずセーブする。
オートセーブ対応と書いてあったが、プレー内容に区切りを付ける意味でもセーブである。
そしてゲーム機をサスペンドモードにしてVRゴーグルを外した時である。
部屋が真っ暗なことに気がついた。
そして長時間プレーの影響か、平衡感覚がおかしくなっていた。
これはいかん、カーテンも開けっ放しでずっとやってたんだな、と今さらながら自分のアホさ加減を自嘲する。
まずは、電気を点けねば。
と、歩き出すが、何やらフラフラしている。
その時何かを踏んづけ、足に激痛が走る。
片足立ちになり、ピョンピョンと後ろに下がるも足が何かに引っ掛かり、後に転倒してしまう。
その瞬間である、グシャリという音とともに首筋に激痛を感じたのは。
だがすぐに全身が痺れたようになり、それきり音も痛みも何も感じなくなり、ついに意識も無くしてしまった。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
次章からいよいよ本編です(笑)
若干笑える要素も増やしていければと思います。
こんなゲームやりてぇ、とかもっとこうすべきだとか、ご意見、ご感想お待ちしております。
ひきつづきよろしくお願いします。