↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/380

06 美濃攻略

いったい何時になったら転生するのやら


2022/09/28:「出来る」の表記の揺らぎを修正しました。

 城に入ると、美濃を攻略するので合戦の準備をせよ、とのお達し。

 準備と言われても、部下もおらず自分ひとりなので、また単騎で出ることになるのかなと思っていると、信長殿から「貴様に知行を与えるから急ぎ兵を募り5日までに、はせ参じよ」と急なお申し出を賜った。

 心の中で「御意」と返事をしながら、領地にとんぼ返りする。

 すると、開発できる区画が広がっているではないか。

 すかさずチュートリアルさんの説明が入る。


 ※知行が増えると、開発出来る区域が広がり、より多くの収入を得ることが出来ます。

  武将を雇い、内政または軍事を代行させることで、武将のレベルも上がっていきますので、どんどん仕事を任せるようにしましょう。

  また、兵舎か道場があれば募兵が出来ます。

  軍事コマンドから募兵を選び、徴集率をスライダーを動かして決定します。

  この時、最大でも人口の20%を超えないようにしましょう。

  多く徴集すると住民の友好度が下がり、一揆などが起こりやすくなるので注意してください。


 はーい。

 といことで、まだ29日。

 大急ぎで領地にいる使えそうな人物を物色する。

 その結果3人ほど、優秀な者を見つけたので、面接も無しで即刻採用である。

 1人は新九郎と名乗り、武力87を誇るが、それ以外はからっきしなので、俺の護衛を任せよう。

 もう1人は錦之輔といい、統率と知略が共に70を超える軍師タイプだ。

 その代わり武力は町子ちゃん並なので、兵器開発向きだな。

 最後は又右衛門という、政治が75ある他は全て50代という、そこそこ何でも使えるタイプだ。

 さっそくこいつらを侍大将として採用する。

 領地が広がったので、人口もさぞや増えたのではと思ったが、俺が開発したところ以外はほとんど野っ原なので、せいぜい100人ほど増えただけである。

 それでも今月まとめて開発した成果があったようで、総人口は550人になっていた。

 とは言えそこから兵にできるのは20%。

 110人程度じゃ居ても居なくても同じである。

 どうせ訓練も出来ないので、徴兵は今回はパスだな。

 ならば依頼出来る国人衆などないか探してみると、うちの領地のすぐ北に砦らしきものがある。

 これはひょっとして、と思い調べてみるとやはり川並(かわなみ)衆という国人衆であった。

 ここはさっそく錦之輔を使わして、と思ったが、知略91の俺が行くべきだなと思い直し、今月中に戻れることを確信してから、その集落へ向かった。

 砦に着くと、さっそく棟梁だという前野(まえの)長康(ながやす)と名乗る武将と面談することになった。

 ここでまたもチュートリアルさんが横槍を入れてくる。


 ※プレーヤーが依頼のために国人衆などの棟梁と面談すると、面談画面になり、選択肢に応じて面談の結果が変わります。

  面談で説得に成功すると、他の武将に任せた時より良い結果となることがあります。

  おだてたり、あるいは率直に話したり、相手の気質に応じて上手くその気にさせましょう。


 ふうむ、それでこの選択肢か。


 □報酬をはずむ

 □義に訴える

 □家宝を渡す

 □素直に頭を下げてお願いする

 □家臣として高禄で召し抱える


 今できることは、金しか無いからな、報酬をはずむだな。

 ポチッと。

 すると、前野さんは「我らのことを良くご存じのようですな」と言って快く承諾してくれた。

 これで、美濃に出兵する際は1000の兵を3ヶ月間出してもらえることになった。

 依頼料、金1800であった。

 首尾良く契約をまとめ、急いで屋敷に戻る。

 そこでちょうど日付が変わり、今月の結果報告が入る。

 商店の売上げやらなんやらで、収入が金380。

 畑の作物などから兵糧として200入って来た。

 しかし人を雇ったりして、今月の出費は550もある。

 これは何とかしなくてはいけない。

 町子ちゃんも「今月は赤字です」と涙を流している。

 現在手持ちの金は5350だ。

 金があるうちに収入アップのめどを付けないと大変なことになる。

 まだ早いと思っていたが、ここは市場を作ることにしよう。

 街道も一部拡幅して、通行量を増やし、流通を加速させる。

 そして、いつの間にか領地に入っていた「たたら場」も、フル稼働して玉鋼を量産して収入に繋げなくてはならない。

 植林した木材が商売になるのは来年かららしいので、当面は期待出来ない。

 この辺は山も無いので金山などの鉱物も期待出来ない。

 5月になってしまったので、これ以上田んぼを増やしても収穫は来年になってしまう。

 そこで、漁港を作り川での漁を推し進めることにした。

 さらに畑も倍に増やし、さらに収穫アップをはかる。

 ザッとこれだけやって、出費は2900だった。

 また、現在防御拠点が全く無い状態だ。

 狭い領地とは言え、そろそろ根拠地を館から砦ぐらいにしたいところだ。

 道場だけじゃ徴兵してもたかが知れている。

 だが、きちっとした兵舎を作るにはそれなりの防御拠点が無いとダメなようだ。

 今回みたいに突然の出兵にも応えられるよう、いずれは騎馬隊の1000騎ぐらいは常駐させておきたいところだ。

 しかし、築城コマンドはまだ選択できない。

 恐らく金が足らないんだろう。

 もちっと依頼をこなさねばいかんな。

 まあ、それもこれも戦から帰ってからだ。

 ともかく開発の指示を全て終えて、留守を町子と弥四郎にまかせ、部下を3人連れて、清洲(きよす)城へと向かう。


 城に入ると久々に木下君と出会った。

 だが、木下君の第一声は叱責からだった。


 「なんだ吉子!今ごろ来たのか、信長様はもう出撃なされたぞ!」


 え?5日までって言ったじゃん。

 つーか、呼び捨てにすんな!っての。


 「ぐずぐずしている暇は無え、すぐに本郷砦に向かうぞ」


 なんだかなぁ、新しい部下に武器とか色々買ってやろうと思ったのに。

 道草食ってる暇は無さそうなので、急いで本郷砦という、これまたうちの領地の目と鼻の先にある砦まで向かった。

 砦に入ると、いきなりイベントシーンが始まった。

 信長殿が馬上から檄を飛ばす。


 「知っての通り斎藤(さいとう)義龍(よしたつ)が急死したという。斎藤(さいとう)龍興(たつおき)が跡目を継いだが、家内には動揺が広がっている。これぞ好機!敵の混乱を突いて攻め入るのも兵法の常道。寡兵(かへい)なれど勝機は我らにあり!ものども進め!」

 「おぉーっ!!」


 ということで信長さん、1500の手勢で美濃領内へ侵攻開始しちゃいました。

 しかし、1500って、なんぼなんでも斎藤さんを舐めすぎじゃないでしょうか。

 川を渡り少し進んだところで敵の布陣が明らかになる。

 ほらほら〜敵は6000もいるじゃないですか〜。

 普通なら逃げの一手だがな、しかしここでイベント発生。

 どうやら信長様が一計を案じるようですな。


 「ものども、敵は6000の大兵なれど、大兵ゆえに油断しておる。ここはさらに油断を誘おうぞ」


 そう言うと兵を3つに分け、さらに兵を少なく見せるようにした。

 斎藤さんたち(正確には長井(ながい)利房(としふさ)と日比野(ひびの)清実(きよざね)という武将だが聞いたこともない)は、もう勝ったつもりでいるのか、ズンズンと進軍してくる。

 ここでまさかのチュートリアルさんです。


 ※戦場では気象の他にも地形によって有利不利が分かれることがあります。

  斎藤軍の進む先には沼地と水田が広がっています。

  夏の水田は沼地と同じ扱いとなります。

  このような泥濘(でいねい)地では進軍が極端に遅くなります。

  特に騎馬隊は影響が大きくなります。

  また、傾斜地や山岳部に騎馬隊、輸送隊、兵器部隊は入れませんが、それ以外は入れます。

  さらに夏の草地では、草が伸びるので伏兵をしかけやすくなります。

  戦場では気象や地形、季節なども考慮して状況を最大限利用して闘うようにしましょう。


 ということで、こちらは現在伏兵中である。

 そこへちょうど出兵を頼んでおいた川並衆の軍勢が駆けつけてきた。

 だが、敵には気づかれてないようだ。

 依頼主が伏兵中だと、雇われた軍も伏兵として戦場に参加するらしい。

 これはなかなか使える技なのではなかろうか。

 するとどうしたことか信長殿が自ら田んぼに入りワタワタと慌てだした。

 何してんの〜?

 これを見た斎藤軍は好機とみて、全軍が突撃を始めた。

 しかしそこは泥濘地。

 斎藤軍もワタワタと藻掻き始めた。

 ここでイベント画面。


 「今ぞ!掛かれいっ!!」

 「おおー!」


 それまで伏していた弓兵が一斉に襲いかかった。

 見れば俺がお願いした川並衆も大半が弓兵であった。

 これを見越していたならすごいな。

 数千の弓矢が藻掻く斎藤軍の上から降り注ぐ。

 6000と言う数字があっと言う間に3800ほどに減っていく。

 俺たちも弓隊の斉射が終わると斎藤軍の後衛に襲いかかった。

 混乱した大軍ほど始末の悪い物は無い。

 俺たちは文字通り斎藤軍を蹂躙した。

 「火炎かまいたち」の連射で俺は無傷で800近い敵兵を葬り去ったが、この戦いで一番の戦功を上げたのは前田(まえだ)利家(としいえ)であった。

 そういえば前田利家を見ていないと思ったら、謹慎させられていたようだ。

 イベント画面が出て、信長とのやり取りが始まる。


 「流石(さすが)は槍の又左(またざ)よ。良い、今日より帰参(きさん)を許す、励めよ」

 「ははぁっ!ありがたきしあわせ!」


 その後、織田軍は一気に対岸の墨俣(すのまた)まで押し寄せ、ここを占領した。

 この戦いで、俺も戦功を認められ、更なる加増を頂いた。

 要するに川の対岸側も頂いちゃったわけである。

 そういう意味では、勲功は前田利家だが、奪った土地の経営を任された俺の役割は非常に大きいと言える。


ここまでお読みくださりありがとうございます。

次で章が変わります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。