山田は気づいた
山田視点です
結界内に入る前、太一が戻ると同時に影武者の太郎を見ていた人物がいた。
あれ?あの魔力がたくさんある人他の人と同じような数値になってる。数値としては千と表記されている。
影武者を見て疑問に思う山田。
「服部太一ですどうぞよろしく」
太一と言う名の先程の太郎と全く同じ数値の男が自己紹介していた。数値としては十万となっている。
あれさっきの太郎君も十万だったよね全く一緒だ兄弟だから?いや校長先生も兄弟らしいから一緒じゃないとおかしいし今まで全く同じ数値の兄弟の人なんて見たことないし。もしかして魔力値の最大値が十万なのかな?
勝手にいろいろ考察する山田。そんなことを考えているといつの間にか模擬訓練が始まっており決着がつきそうになっていた。
なにあれ意味わかんない早すぎてわけわかんないし。それに戦闘に入ったらあの政令指定者の人魔力の数値が二十万になった。最大値はまだあるみたい。てことはもしかして魔力量を自在に操れる?そんなことできる人初めて見た。
決着がついて忙しいので帰りますと告げた太一の最後の魔力量は十万に戻っていた。チーム分けといわれあたふたしていた山田に声がかかる。
「おい!そこのたしか山田だったか?俺らと組むぞ」
やったお誘いされちゃった!すぐに答えないと。
山田が笑顔で振り向くと唖然とする。
「はい!是非と...も」
笑顔も怖いが何よりもさっきまでの太郎の魔力数値がまた十万に戻っていた。そのことに一瞬で頭の中で太一と太郎が同一人物だと悟る。
あ、これあれだこの人さっきの政令指定者の太一さんだ。絶対そうだ。そもそもいったんお兄さんを呼びに職員室に行くとか兄弟でもしないし絶対そうだ!
ばれてしまった太一の正体。
「よしこれでそろった。早速だがお前の能力サポート系だろ?」
「え?なんでわかったんですか?」
正樹に当てられびっくりする山田。
「お前の周りを見る目、何か相手の力量を把握しているような目だった。特に太郎を見ているときの目が一番驚いてるような感じだったからな」
私そんなに見てた?もしかしてこの人もグルで正体を知ったか疑われている?消されたりしないよね?怖くなってきた。
「お恥ずかしい、あなたの言う通りです私の能力は目視で相手の魔力量を数値として見れる能力です」
とにかく慌てずに正直にと答える山田。
「破格の能力だなさすがわ選考待ちの生徒だ。」
「ところで兄貴?なんで太郎をみたら驚くんですかい?魔力量が見えるって言っても太郎と俺らとそんなに差がないと思うんですが」
「ん?お前らは魔力制御がまだまだだからわかんないだろうがこいつはさっきのやつの弟だぞ魔力量だけならお前らよりもあるのは当然だろう」
「まだまだ制御が甘いからたくさんあっても使いこなせてないけどね」
照れくさそうに言うが山田はこう思う。
何言ってんのこの人さっきまですごい戦闘してたくせに。でもこれあれだこの人の後ろにいれば何とかなりそうかも早めに気づけて良かったー。
「よーしそれじゃあ組めたみたいだからついでにトーナメントを行う!ちょうど四組あるからな。最初の相手は隣同士の組だ。次は勝った組と負けた組同士で行う。準備ができ次第結界の中に入れそのあと俺が合図する」
山田は太郎の後ろに隠れるようにして一緒に結界内に入っていたのであった。




