第二種目騎馬戦
「うぉおおおおおおおお!!!」
まずは2年生が駆け出す
野球部だけあって、走る格好が様になっている
「「「キャァアアアアアアアアアアアッ!!」」」
女子達からの声援にウィンク
それによって一層と声援が高まる
「リア充がぁあああああああああああああ!!!」
「!?」
2年生の背後から迫る影
凄まじい速さで迫る
「末永く爆発しろォオオオオオオオオオオオッッ!!!」
「せ、先輩ぃ!?」
それは蔵波ではなく、3年生
先刻のク-ルな佇まいからは思えない嫉妬の姿である
「俺なんかなぁああああああああああ!!」
「つい先週、2年付き合ってた彼女から振られたんだぞぉおおおおおおお!!!」
「えっ」
「「受験勉強に集中したいから」ってぇええええええええええ!!!」
「俺は受験勉強よりお前が大切なのによぉおおおおおおおおお!!」
「え、えっと…」
「ドンマイっすね…」
「うるせぇよ」
「「!?」」
競り合う2人の背後から迫る蔵波
「お前達なぁ!俺なんか彼女居ないんだぞ!?」
「出来たこともねぇよ!!」
「「えっ」」
「き、君は中々カッコイイじゃないか」
「テメェ等ほどじゃねぇよぉおおおおおおおお!!!」
「先輩にテメェってテメェ」
「♪」
「何でガッツポ-ズしてるの?桜見ちゃん」
「な、何でもねぇよ!!」
ド-ン…
「…っっしゃぁあああああああああああああ!!!!」
「うぉおおおおおおおお!!!」
結果
優勝は2年生
準優勝は1年生
3位は3年生
と言う結果に終わった
「チクショ-…」
「ナイスランだぜ!蔵波!!」
「うん、ナイスだよ」
「あの3年生に(嫉妬心で)勝つなんて凄いよ」
「おぅ…」
「まぁ、ナイスファイトよ」
「学年対抗リレ-でここまでいくなんて凄いわ」
「おぉおおおおお!ありがとう!委員長!!」
「お褒めのハグを…」
バキッ
「うごぅ」
「するはずないでしょうが!!」
「でもナイスランだったねぇ~」
「夕夏さん!俺にハグを!!」
「殺すよ」
「えっ」
「ま、まぁ落ち着けよ」
「今回はコイツも頑張ったんだし」
「お、おぉ…!桜見…!!」
「俺にハグをぉおおおおおおおお!!」
「え!?えぇ!?」
「え、えっと…」
「拒まない=OK!?」
「お、お…」
「「駄目!!!」」
「うげぁっっっ!?」
蔵波の頬に左右からのビンタ
森草と夕夏のダブルコンボである
「何するんだよ!?」
「女子にハグなんて駄目よ!!」
「それに!桜見ちゃんはもっと駄目!!」
「な、何で!?」
「何でって…」
(桜見ちゃんが好きなのは…)
(熊谷だし…)
「「とにかく駄目!!!」」
「うぇ-…」
観客席
「痛ぇ…」
「会うなりドロップキックかよ…」
「当たり前だろう!!」
「楓の前でナンパなど!!!」
「アレはお喋りだ!!」
「ケンカしちゃ駄目だよぅ、2人とも…」
「あれ?何をしてるんです?」
「あ!聞いてくれよ!!彩愛!!」
「嫌です」
「酷っ!?」
「雨雲達はどうしたのだ!?」
「居ないようだが!!」
「織鶴さん達と何処かに行きました」
「私は留守番です」
「彩愛お姉ちゃん!蒼空お兄ちゃん達は!?」
「まだ競技中ですよ」
「次は1年生の騎馬戦ですね」
「おぉ!騎馬戦か!!!」
「良いな!!!」
「保護者人も参戦するそうですよ」
「鎖基も行ってはどうです?」
「俺は遠慮しておこう!!」
「チ-ムプレ-は得意ではないのだ!!!」
「え?そうなの?」
「意外だなぁ」
「鎖基は突っ走るタイプだからね!!」
「「なるほど」」
「ハッハッハッハ!!!」
待機場
「え-、保護者の皆様」
「生徒と参加する方々はあちらに、個別に参加する方々はこちらに」
「移動、お願いしま-す」
「よろしくお願いします!火星さん!!」
「うん!怪我はしないようにね」
「いやいや」
「死する覚悟ですよ」
「し、死んじゃ駄目でしょ…」
「それはそうとして、火星さんは下ですんで」
「お願いしますね」
「任せてね」
「お願いね!セントちゃん!!」
「任せてくださイ!!」
「ほぉ、金髪か」
「貴女も金髪ですネ」
「…イギリスと日本人のハ-フですカ?」
「わ、解るのか!?」
「当たり前でス!!」
「おぉ!そうか!そうか!!」
セントの手を掴み、上下にブンブンと振る桜見
今まで金髪が原因で否まれてきた彼女にとって、理解されるのは嬉しいことなのだ
「綺麗な髪ですネ」
「自慢じゃないけどな!!」
「嬉しそうだねぇ、桜見ちゃん」
「えぇ、そうね」
「でも、切り替えて」
「…おぅ」
「今から始まるのは戦闘よ」
「気合い、入れていきましょ」
「「「おぉ-!!」」」
運動場
「う-し、テメェ等…」
波斗の組の生徒達は円陣を組む
その中心には緑のジャ-ジを着た鬼村
その表情は険しい
「良いか?先刻のリレ-は[仲間]だった」
「だがぁ…、今度の騎馬戦じゃ[敵]だ」
「この乱闘騎馬戦、ル-ルは単純」
「より多くのハチマキを取ったチ-ムの勝ち」
「ハチマキ習得数が同数の場合は生き残った騎馬の多い方が勝ち、だ」
「[どうやったら敗北]なんざ教えねぇぞ」
「勝ちしか許さねぇからな」
「行ってこい!!馬鹿野郎共!!!」
「「「うぉおおおおおおおおおおおっっっ!!!」」」
「凄い意気込みだね」
「それ相応のモンですからね」
「騎馬戦は1年生の種目で、初代校長がストレス発散の為に作ったと言われてるくらいです」
「確か…、何だったかな」
「今回の騎馬戦のサブタイトルは「ブッ殺せ」だったような気が」
「いや、もうそれ体育祭で言って良いようなレベルじゃないよね」
『それでは!1年生種目の目玉!!』
『騎馬戦を開始します!!』
ザッ…
各7方向に構えるは戦士と騎馬
6つの生徒陣と1つのゲストとして参加した保護者陣
7つの勢力が運動場にひしめき合おうとする
『それでは-!よ-い…』
『ドンッッ!!!』
「「「「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッ!!!!!」」」
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