第一章 挨拶、緊張しますわね・・!
真ん中にある・を区切りとし、二人の物語が同時進行していきます。
左が木々樹紗季視点、右が香織瑞奈視点となります。
ルビ:木々樹、きぎき 瑞奈、みずな 踏馬、とうま
七曲がりの山道の三曲がりあたりに、・ イチョウさんの葉っぱがちらつき、秋
ひっそりと構える休憩所で、足休めにお・も中ごろ、暮れに向けて準備を始めまし
茶をしていると、ふっと、大木から木の・た。あと半月も経てば、私たち生き物に
葉がひらりと舞い落ちた。 ・つらい冬の季節がやってきます。
バサァッ。 ・(大丈夫なのでしょうか?)
小動物が足を滑らし、落ちてきたかの・ はらはらと葉っぱを脱いでゆくイチョ
ような音がした。 ・ウさんにお節介を焼いてしまいますわ。
「でっかい葉っぱ・・」 ・(せっかく、暖かい格好をしていらした
落ちたての落ち葉を拾い、まじまじと・のに・・。)
眺める。 ・(もしかすると、かえって、木の葉や木
両手のひらを、目一杯広げたほどの直・の実を無くした方が風通しもよくなり寒
径で、筋張った繊維がいくつも茎に向か・くない・・?あぁ、ひょっとすると、そ
っている。その茎は立派なもので、にぎ・の身ひとつ、すっぽんぽんでこの冬をし
り心地が良く、葉はしっかり支えられ、・のぐおつもりなのでしょうか!)
垂れ下がることはない。 ・ 遠くを見つめたまま動かない香織瑞奈
「立派なもんだろ、ここらのイチョウは・に後ろから、
みな、それぐらいの・・王様を煽ぐのに・「お嬢様、どうしたの?」
ぴったりの葉っぱだな。」 ・「あえて・・冬と対等の立場に・・さす
確かに、と頷くかわりに話しかけてき・がです、わっ!」
た父、木々樹建築に風を送る。 ・ぶつぶつとうわ言が込み上がる瑞奈に
「この山だけじゃない、今向かってる香・近づき、肩に手を当て、
織さんとこの館も、それはたくさんのイ・「お嬢様、具合でも悪いの?それか緊張
チョウに囲われてんだ。」 ・・・。」
「そうなのか、何度か行ってるけどあた・ 礼華の言葉をさえぎり、
りなんて見回したことなかったぜ。」 ・「礼華、わたくし、この秋はすっぽんぽ
ガハハ、だろうなと高笑いされ、 ・んで挑みあそばせします、わ。」
「紗季、イチョウの材質は最高だ、がっ・「はあ?」
しりした芯からなる一本イチョウから加・ 香織瑞奈が礼華の心意気にすっとんき
工してできた木材、それで建てた家はゾ・ょうな声を上げると同時に、扉が開き、
ウの頭がつかえたぐらいじゃ壊れないほ・香織踏馬、館の主が近くに寄る。
ど強い、ヒノキやナラにだって負けない・「おはよう、瑞奈、礼華、今日も元気そ
くらいさ。」 ・うでなによりだ。礼華、昼過ぎに木々樹
話の勢いは止まらず、跡取り娘、木々・家が・・。」
樹紗季に畳みかける、 ・ 踏馬の言葉をさえぎり、
ここまでお読みいただきありがとうございました!!!
wordでバッと書いたものを分割して掲載するため、とてもとても中途半端なところで終わるときがあります。申し訳ございません!!!!!!!!




