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82/82

82)脳内紅龍様「殺すに決まってっだロ♥」

アリアに迫られてタジタジな私!


てか、アリアも『クレバーに抱いてやるよ』みたいな顔してるけど、アンタが童貞なの知ってるんだからね!!


だからアリアは何をしたらいいかわからず、迫るだけ迫っておいて困惑している。

迫られた状態の私は変な体勢なので腰がピキピキして痛い。


ただ、間近で見るアリアの顔は長い睫毛の影が落ちる程で、煌めく瞳が星のようだった。

鼻筋はスッと通っているし、唇はきりりと引き締まっていて超絶男前だ。

……メイド服さえ着ていなければ。


何で今日それを着てきたの!? とか

アンタのタッパのサイズのメイド服あるんか!?とか

ツッコミたいことは満載だけど、とりあえず


ここでキスとかするんだよオラァ! と、いっそ教えたくなってしまう程にアリアは童貞ファントム野郎だった。


これだけキリッとした凛々しい美形なのに何でモテなかったんだろ?(女装のせいか?)


仕方ないので、ちゅっと頬にキスしてあげた。


「……!」


アリアの顔がパァアアァア……と輝く。

散歩に連れてってもらえるワンコみたいに目を輝かせていた。


「ほら、これが親愛のキスよ。満足したでしょ」

「してない」

「何でや!」


アリアが首を振る。そして、更に私にずいずい迫ってきた。


「唇がいい」

「ホワッツ!?」

問い返すと、耳元で囁かれた。


「シスター・ディディの唇がいい」


そう言いながら、唇にちゅっと可愛らしい音をたててキスをされた。

あまりにもカワイイキスだったので私は照れてしまう!


(紅龍様とガルーがエロスの塊のキスだったから逆に照れちゃうな!)


なーんて、呑気に考えてた。


しかしアリアはそれで何か火がついたのか、シッポをブンブン振る大型犬みたいに私にのしかかってくる!

そして抱きついてきた!


「こら! アリア! ステイ!」


けれど待てと言われても待てない犬のようにアリアは私に抱きついて、頬といわず唇にも耳にもキスをする。

それで蕩けた眼差しで、メイド服の胸元のリボンをしゅるりと外した。

ふわりと舞うリボン。長い指が襟元のボタンを外しだした! ちょ、待てよ!!


「……シスター・ディディが、もっと欲しいのに……どうすればいいのかわからない」


おまっ、おんもで脱ごうとするなな! 

しかも脱いでもどうしたらいいかわからないでしょアンタ!

と、「ステイ」を連呼していた私の上に、アリアがどさりと倒れ込む!


遂に一線を越えちゃうのか私!?


「キャー! 紅龍様! 私が非処女になっちゃってもアリアを殺さないで!」


脳内紅龍様に許しを乞うと、脳内紅龍様は『殺すに決まってっだロ♥』と超心狭い!

キャー紅龍様のいぢわるー処女厨ー!


と叫んでいると、茨鬼君がいた。


「ディディ様、処女厨って何ですか?」と、手に教会の入り口に置いてあった謎の壺(鈍器)を持ったまま問いかけてくる。


アリアを見てみると、私に覆いかぶさったまま気絶していた。

どうやら茨鬼君の鈍器で殴られてピヨったみたい。


茨鬼君は笑顔で鈍器を上下に振りながらアリアに狙いを定めていた。


「ディディ様が危険と判断して殴りましたが、殺しましょうか?」

「Ohhhhhhhh! Noooo! ノットフォーミー!!」


私が慌てて適当な英語で止めると、茨鬼君は「承知しました!」と壺を定位置に戻してくる。


それから笑顔で問いかけてきた。


「ディディ様、処女厨って何ですか?」



こ、こ の 童 貞 ど も が !



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― 新着の感想 ―
_:( _ ́ཫ`):_スコォォォォォォォォ……… 可愛いぃぃな〜! アリア頑張って!!このままだとじゃれてる色気のあるワンコにしか思われないよ!! 大丈夫雰囲気は作れてるよ!!顔と声で!!メイ…
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