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付録①登場人物の本音が分かる!? 対談コーナー、第ニ回『桐壺の間』

◆登場人物

司会:桐壺未来

 浅野ゼミに所属する大学四年生。研究範囲は『源氏物語』。以下、桐壺。


第ニ回ゲスト:リーファ

 多分ヒロイン。BL狂いのエルフ。以下、リーファ

桐壺「お久しぶりです。浅野ゼミ所属の四年生、桐壺未来と申します。このコーナーでは、毎回『文学少年召喚』の登場人物を一人招き、物語の秘話に迫っていこうというものです。第二回のお客様は、エルフ族長の娘であるリーファ=ティル・ナ・ノーグ様です。どうぞよろしくお願いいたします」


リーファ「よろしくお願いします。草子さんから伺っていましたが、お話通り知的な方なんですね」


桐壺「……草子君、私のことどんな風に話しているのか……過大評価をされていないといいのですが」


リーファ「桐壺さん達浅野ゼミ生の皆様に関しては過剰な評価はしていないと思いますよ。実際私も、才女なんだろうなって感じていますし」


桐壺「そんな……勿体ない評価です。……では、そろそろ本題に入りましょうか? 今回はリーファさんにいくつか質問させていただこうと思います。まず、第五章まで(ここまで)を振り返ってどう感じましたか?」


リーファ「最初は山登りであんまり盛り上がらないだろうなって思っていたんですが、相変わらず詰めに詰め込んだ内容だったと思います……実際、寝不足になってますし」


桐壺「今回はリーファ様の“精霊王”の試練巡りも重要な要素の一つになっていましたからね」


リーファ「今回は本当に詰め込み過ぎというくらいに詰め込まれていました。レーゲン君に進藤君達に、私の試練巡り……予想外の濃さになったように感じています」


桐壺「逢魔時さんも予想外だったらしいですし……思いつきでどんどん内容を改変するのをもう少し自重してもらいところです。その分、楽しい内容にはなっていますが」


桐壺「そういえば、今回はリーファさんと聖さんの特色が強く押し出されていましたね」


リーファ「もう少しで普通の女の子になっちゃいそうだから、キャラを印象づけした方がいいかと思って……いや、私も普通の女の子なんだけど。ただBLが好きなだけで」


桐壺「次の章では志島恵さん達も本格的に本編に絡んできますし、BL好きのグループもできそうですね」


リーファ「でも、百合好きなグループもあるからな。……梓さん達と合流したらどうなっちゃうか、心配なところもあるんだよね。まあ、志島さん達よりも後の合流なんだけど……その辺りが今後の旅の不安なところかな?」


桐壺「不安といえば、草子君の地の文にも少しずつ不穏なものが混ざるようになってきましたね」


リーファ「草子君は信頼できない語り手? だったっけ? まあ、そんな感じで本心を隠していたりするんだけど、最近は少しずつ変わってきている気がします……私達と草子さんの関係は結局のところ、草子君の善意(・・)によって成立している訳ですから、もし草子さんが私達を見限れば、それで終わっちゃうんです。私としては不安で仕方ありませんが、今後私達と草子さんの関係がどうなっていくか、見所の一つになると思います」


桐壺「普通の異世界モノだと、ハーレム野郎! と罵声を浴びせたくなるような関係になりますけど、草子君とリーファさん達の関係にはそんな雰囲気がありませんからね。全く、捻くれ者の逢魔時さんらしい展開です」


桐壺「さて最後の質問になりますが、今後の見所はどこになるでしょうか?」


リーファ「かなりインフレ気味になっていますが、第六章から始まる第二部からは新たな概念が登場して更に猛者同士の戦いが展開されます……といっても基本的に一撃で沈む、沈められる世界なのであまり印象は変わらないと思いますが。第二部に入り、登場する新キャラや新たな展開をお楽しみください」


桐壺「本日はどうもありがとうございました。本日のゲストはリーファ様でした。それでは、次回をお楽しみに」

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