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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第三章 魔王城編
60/68

ありったけのロマンス丼

 受け継がれる下心、時代の欲情、男の願望ロマン

 それらは去勢する事などできない。

 男共がエロの答えを求める限り、それらは決して中折れする事は無い!

 俺のエロ本か?欲しけりゃくれてやる。

 探せ!全てのエロがそこにある。

 伝説のビニール本は、確かに存在する!


「・・・おい、カレン」

「なんですか?ケントさん」

「なに?この冒頭の文・・・」

「スケベ王こと現アルカンタ国王=オッペンハイマー十三世の先代が残した言葉だそうですよ」

「スケベ王のオヤジ?」

「ええ、『卑猥王』と呼ばれたゴールドフィンガー・D・カトタカです」

「大丈夫なのか?その名前・・・」

「第三章では、毎回冒頭にこのセリフが記されるみたいですよ」

「はぁ?作者バカなの?」

「ええ、バカだとは思いますけど、まぁ、内容に沿った趣向ですから」

「魔王城、全然関係ないじゃん!」

「いえ、ケントさん、第三章は『ひとつなぎの秘宝館』で『伝説のお宝=ビニ本』を探す冒険譚ですから」

「そんな冒険ヤダ!」

「まぁ、冗談はさておき、行きましょうか、ケントさん。魔王城のある極悶島ごくもんとうへ」

「サブタイから何から・・・もう、本当に怒られるぞ!いろんな所から・・・」


 では、お叱りや掲載差し止めを喰らう前に

 第三章スタートです・・・



 俺、伝説の勇者=ケント。

 異世界に転生した元高校生だ。

 『魔王討伐』の命を受け、この中世欧州風味の異世界にやって来た俺だったのだが・・・

 転生初日に魔王が他のヤツに倒され、ホームレス勇者になり・・・

 異世界居酒屋ブームに乗っかって、のんびりラブコメ生活・・・

 しかし、偽りの幸せは、脆くも崩れ去り、魔王も復活。

 全裸の女神に出逢い、ヤル気スイッチ押されるが、魔王城が行方不明に・・・

 その他モロモロ、色々とグダグダがあって、

 連載開始から一年以上も魔王討伐の旅には出ていない。

 闘いなどとは無縁の日々を過ごしてきた俺だが、

 今回はマジで魔王と一戦交える事になりそうだ・・・

 だって、魔王城がすぐ近くに現れちゃったものだから・・・



 俺とカレンは、とある港にやって来た。

 ポコ・DE・チン半島のとっぱ先、ワンワン岬のモス・パイズリー港だ。

 ネーミング的なものは、さらっと流してください。

 俺もいちいちツッコミ入れるの疲れましたから・・・


 軍隊どころか兵士一人の帯同も無く、俺は魔女っ娘のカレンと二人っきりだ。

「なんか、物騒な港だな・・・」

「ええ、ここモス・パイズリー港は海賊船の拠点として有名ですからね」

 ふ~ん、だからドクロマークをあちこちで見かけるのか・・・

 危険極まりないサブタイトルも、冒頭の訳の分からん台詞も・・・そういう事か

 で、カレン、お前の衣装も・・・

 麦わら帽子に赤いタンクトップって!

 まんまはダメだろ!まんまは!


「でも、生地が薄くてビーチク透けそう、でへへへ・・・とか思ってます?ケントさん」

「思ってねーし!」

「残念ですがニプレス張って、『あたり』が出ないようにしてます。すみません、ケントさん!」

 あたりってなんだよ!

「でも、剥した後かゆいんですよねぇ、チチバンは・・・」

 だったら、張るなよ!今すぐ剥がせ!

「もう、どんだけビーチクフェチなんですか?ケントさんたら」


 なぜ、こんないろんな意味で「アブナイ」港へ来ているか?というと

 突如海上に出現した魔王城へ船で渡るためなのだが・・・

 魔王を倒せば、Hな事し放題というウソのツイートに釣られ、この国の男どもは我先にと極悶島ごくもんとうへ向け出航した。

 で、王都の港の船は全て出払っていて、残っていたのはスワンボート一隻のみ。

 冒険者だけならまだしも、王国の騎士も兵士も爆乳の女騎士までもが、超絶美少女の魔王討伐に向かったのだ。

 まったく・・・なんて国だ。

 いや、なんて世界なんだ!

 だいたい、異世界ってなんだよ!


「しかし、なんで海賊船は出航しないんだ?海賊なんて冒険者たちよりも先に魔王城へ向かいそうだが・・・」

「なんででしょうね?聞いてみましょうか、あそこの赤い髪の毛の海賊さんに」

「いや、カレン、それはやめとけ・・・」

「じゃあ、あっちの白いひげのおじいちゃんに・・・」

 赤いのも白いのもダメ!ついでに黒いのもダメ!


「よう、あんちゃん、船探してんのか?」

 一人の海賊が話しかけて来た。見るからにヤバそうなヤツ・・・

 ん?二メートル以上ありそうな獣人を従えて・・・あれ?

「キャー!あなたは!あの有名な密輸業者!」

 バカ!カレン!その男に絡むな!

 そいつは違う意味でヤバいぞ!

 版権とか諸々、ファンからもクレームが来るぞ!

 スルーだ!スルー!

「俺のプレミアム・ファミコン号なら、あんな島までだったら秒で着くぜ!」

 あーあ、会話始まっちゃった・・・

 しかも、また、センスの無いネーミング・・・


「だがな、この港から出航しようなんて酔狂な奴はいないぜ」

「え?なんでですか?」

「魔王城の周りは、魔物の巣窟なんだろ。そんな危ない海へ船を出す海賊はいねえさ」

「はぁ・・・そうですか・・・」

 ん?なんか俺の中の海賊のイメージと違う・・・


「そりゃそうだろ!危ない橋を渡る海賊なんていねえぜ!」

 あれ?横から別の海賊が話に加わった・・・

 わわわ!目のクマ真っ黒のドレッドヘアー・・・

 カリビアンな人来ちゃった!

「海賊なんて人種はよ、武装してない船から金品巻き上げるだけのクズよ!弱い奴しか相手にしないのさ!」

 えっと・・・伝説の宝を探す大冒険は?

「そんなギャンブルするヤツはいねえ!確実に獲れる所から盗るのが海賊だ!」

 堅実・・・てーか、イメージ違う・・・


「そうよ、お兄さん」

「ジャックの言う通りよ、お兄さん」

 うわ、女海賊が!二人も!

「海賊は・・・」

「意外と真面目・・・」

 なんか、セリフ棒読みだし、振り分けてるし・・・

「だっちゅーの!」

 違う海賊パイレーツじゃねーか!


「ケントさん、生まれる前のネタにツッコミありがとうございます」

 うん、まぁ、その・・・

「やっぱり、オッパイ星人は時空を超えますね」

 俺は、モー〇ン・フリーマンか!

「オッパイフェチは否定しないんですね」


「でも、弱ったな、この調子じゃ乗せてくれる船が無いぞ、カレン」

「仕方ないですね、こうなったら私が一肌脱ぎましょう!」

「マジか!」

「あ、『脱ぐ』って言ってもニプレスは剥しませんよ」

 絆創膏はどーでもいいわ!

「この美少女魔女っ娘カレンちゃんが、海賊たちに『魔王城へ進め!』と言ってやります!」

 おう!頼んだぞ!カレン!

「えっと・・・いいですか、ケントさん、『進め!海賊』ですよ」

 ん?うん、そう煽るんだろ。

「いやいや、そこは『らくがきすんな』とかツッコんでくれないと・・・」

「???」

「やっぱりケントさんのコンパスは、『オッパイ』にしか反応しませんか・・・」

 いやいや、昭和ネタは無理だってば!

 解る人いる?





 しれっと始まった、始まってしまった第三章。

 魔王城に辿り着くのは、いつの日の事やら・・・

 果たして、魔王は登場するのか?

 ワクワクの冒険はあるのか?


次回「ルーとラー」


 平成の間に終わるといいな第三章・・・



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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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part1 第21部
『明るい家族計画』
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