R15.5のファーストキス
「助けてくれ!カレン!熱すぎて死んじゃうよ!ゲコッ!」
「ちょっと!ケントさん!そんな事言いながら、また私のパンツ覗かないでください!」
「おお、さすが勇者殿、カエルの姿になってもエロい心は健在だな」
違う!違うんですカイコさん!
聖水が超熱くて、これ以上無理!
だから俺はカレンに・・・
「なぁ、カレン、リズ姫の所へ連れてってくれ!ゲコッ!」
「また、床に叩きつけられてスライムみたいになりたいんですか?」
「違~うっ!姫の唾液が舐めたいんだ!ゲコッ!」
「うわっ!超キモ!」
魔女っ子のあまりのドン引きぶりにシスターが聞いた。
「どうしました?カレン様、ケント様は、何と言われたのですか?」
「えっと、ケントさんはリズ姫の唾が舐めたいそうです」
いや、そうじゃなくって!
確かにそう言ったけど・・・
呪いの解除方法を・・・
あ・・・シスターも美人騎士も超ドン引き・・・
「さすが勇者殿!聞きしに勝る変態ぶり!」
「ケント様、お気持ちは・・・あまり解りませんが、今は、まず人間に戻りましょう」
シスター・ジルは俺を掌に乗せて微笑んだ。
違うんです!シスター!俺は人間に戻るためにリズ姫の唾を・・・
「もう、熱いのはイヤなんです!ゲコッ」
俺は、美しい聖女の掌からピョンと逃げ出した。
「あ、ケント様!」
必死の思いでジャンプしたその着地点は、実に柔らかかった・・・
「ほう、さすが変態勇者殿、魔術師殿のパンツの次は、私の胸か」
俺は、カイコさんの胸の谷間にランディングしていた・・・
「うわっ!ケントさん!
狙いすましたようにカイコさんの胸に飛びつくなんて!
やりたい放題にも程がありますよ!どんだけオッパイ星人なんですか!」
「違~うっ!誤解だ!狙ってなどない!たまたまなんだ!ゲコッ」
「ええっ!『タマタマを押し当てたかった』ですって!」
そんな事言ってねぇー!
「勇者殿、私は男の局部が大嫌いなのだが、切り落として良いか?」
ダメ!いくらカエルの大きさでも、それは絶対ダメ!
「カイコ様!そのままケント様をお放しにならないで!」
「そうだな、勇者殿には、人の姿に戻ってもらわねば。カエルのままでは、小さくて切り落としにくい」
いやー!切り落とさないで!カイコさん!
聖水かけるのヤメて!シスター!
ああ、でも、カイコさんのオッパイサイコー!
美人騎士の胸に顔を埋めているカエルに、シスター・ジルは聖水を吹きかけた。
ギャー!熱い!
だが、体中に力がみなぎって来た!
おお!俺の体が人間に戻ってゆく!
顔が、手が、足が人のカタチに・・・
あ・・・俺の手がカイコさんの胸を鷲掴みに・・・
「あん!・・・」
ええっ!中身は漢のカイコさんが女子のようなエロい声を!
「スミマセン!今、手を退けます!」
「待て、勇者殿・・・この感覚は・・・ああっ!」
あれ?カイコさんなんですか、その表情!
なんですか!その声!
まさか!気持ち良いんですか!
「ああ!丁度、肩こりのツボが!」
また、マッサージ落ちかよ!
でも、触ってていいなら、このままマッサージ続けましょうか!
「ケント様、カイコ様の胸から手を放してください」
シスター・ジルは微笑んでいたが、目は笑っていなかった。
全裸で美人騎士の胸を掴んでいる俺・・・
確かに、この光景は聖女の怒りのオーラを増幅させてしまう・・・
「あ、スミマセン!シスター、わざとじゃないんです!」
スッポンポンだった事も忘れて、両手をホールド・アップして振り向いた俺。
「あ!」
「ええっ!」
驚きの声を上げるカレンとシスターの視線は、俺の股間へ集まっていた。
「まずい!」
慌てて股間を押さえた俺。
だが・・・
無い・・・感触が・・・
俺のアソコの感触が・・・
うわっ!
俺のアソコが、カエルのムスコのまんまだ!
いや、オタマジャクシじゃなくて、カエルの性器のままだ・・・
なにこれ!
「ご安心ください、ケント様。すぐに、もう一度、聖水をソコへ吹きかけます」
「こ、ここへですか?シスター!」
「ふ、もうソコは聖水かけなくてもいいんじゃないですか、人間に戻っても今と大差ないですし、ぷぷぷ!」
うるへー!カレン!
俺のソコは人並みの大きさだ!
オタマジャクシでもカエル並みでもねー!
「少し恥ずかしいですが、わたくし頑張ります」
シスター、そんな照れた顔で言われたら・・・ドキドキしちゃうじゃないですか!
ただでさえ、カイコさんの胸触って、興奮してるのに・・・
わからないと思いますが
俺のアソコは・・・
カエルサイズのアレは・・・
今、MAX状態なんです!!!
「さぁ、勇者殿、そのままでは切り落とせん。今一度、聖水を掛けて貰え」
カイコさんが、俺を後ろから羽交い絞めに・・・
ああ、ダメ!カイコさん!
俺のナニが!シスターの目に!
「ええい!漢なら潔くしろ!」
美人騎士の足が、俺の足をこじ開ける。
足と足が絡んで、体が密着して、胸が!胸が押し当てられて!
ダメ!これ以上刺激されたら!暴発しちゃう!
「では、失礼します・・・」
聖水を口に含んで、シスターが顔を俺の股間に近づける・・・
「シスター!ちょっま・・・」
シスターが聖水をかけた・・・
俺のカエルだった部分は、人のカタチに戻った。MAX状態のままで・・・
そして、その先端が聖女の唇に触れた・・・
「!」
顔面蒼白のシスター・ジル。
「キャッ!」
驚愕に目を見開くカレン。
「ゆ、勇者殿!な、何たる鬼畜の所業!」
カイコさんは剣を抜いて言った。
「うむ、今すぐ切り落とそう」
次話予告
嗚呼、遂に汚されてしまった聖域
果たして、ケントJr.の運命や如何に・・・
バッサリと切り落とされてしまうのか?
異世界に転生の後は、異世界で性転換か?
次回「そんな女の独り言」
そろそろ作品自体が斬り捨てられそうだ・・・




