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なんだよ!2(仮)  作者: 剛田豪
第一章 悪魔の館編
20/68

進撃の勇者

 グォオオオオオ!

 巨大化した悪魔が、またもや唸り声を上げた。

「リリスが!また吼えたぞ!」

「まずいですね、あの翼を広げる行為は、覚醒の最終段階です」

 またもや、珍しく進行を助けたカレンの言葉通りに、悪魔は黒い大きな翼を左右に広げていた。


「ああ・・・」

 俺の目の前で、アレをブラつかせていたイケメン騎士が苦しそうにうずくまった。

「お、おい、どうした?」

「アンタ、なんともないの?さすが、伝説の鎧ね・・・グフッ!あたしは、この物凄い邪気で・・・ううっ!ダメ!頭がわれそう!」


 さらに、もがき苦しむイケメン・・・

「おい!しっかりしろ!」

「お願い!あたしを・・・あん!・・・ぶん投げて!」

「ぶん投げる?」

「あたしを投げ飛ばして、魔女っ娘ちゃんが隠れている茂みにぶち込んで!」

「いや、あんな遠くまで投げれるか?」

「できるわ!・・・ううっ!そ、その鎧のパワーなら・・・ああっ!早く!」


 そこまで言うならやってみるか・・・

 と、腰をかがめイケメンを抱えようとしたのだが

 その時、もがき苦しむヤツの長い脚が伸びた。

 俺の視界に、どアップの男のケツ・・・

「早く!ぶち込んで!」


 だーっ!

 この画像に、そのセリフをかぶすな!

 自分のだって見たことないのに!なんで他人のケツの穴見なきゃ・・・

――PAUSE――

※一部不適切な表現があった事をお詫びして、訂正いたします。

――REPLAY――

 『異世界の車窓から』 ナレーター:石〇謙二郎

 ウラスジール駅からコーモン駅まで、線路は深い谷を真直ぐに伸びている。


 って、アホ!余計に不適切で問題ありすぎだ!


 もう、とにかくケツをどけろ!

 と、軽く手で払ったつもりだったんだが・・・

「あれ~!」

 イケメン騎士がカレンのいる茂みを通り越して飛んでった・・・


「アベオさん!」

「心配するな、お嬢さん。アイツはあれくらい平気だ。それよりも、リリスだ!奴をどうにかしないと・・・」

「前に、リリスを封じ込めた時は、十人の凄腕司祭プリーストが命をかけたと聞いています。今、この国でそれだけの司祭プリーストは集まりませんよ」

「うむ、どうしたものか・・・」


「う~ん、一体どうすれば・・・」

 俺は吼える悪魔を見上げて、真剣に悩んでいた。

 どうすればいいんだろう・・・

 あの、超巨乳を間近で見るためには・・・と


「あの勇者の少年も、必死に策を講じているようだ」

「いや、きっとエロいことしか考えてませんよ、ケントさんは・・・」

 うん、正解だ、カレン。

 俺はこの期に及んでもまだ、巨大悪魔のエロい体をめでる事しか頭に無い。


 だが、どうすれば・・・

「悩める坊やに、お・す・す・め、の機能よん!あなたのヤリたいのは、どんなプレイ?」

 相変わらず不〇子ちゃんはエロい・・・


【おすすめ一覧】

  ①ジャンプ

  ②スペシャルジャンプ

  ③別冊マガジン

  ④穴とゆめ


 と、画面に表示されたのはいいが・・・

 どれもアウトだ。ギリギリアウトだ・・・

 う~ん・・・

 一番差し障りのない『②』にしておくか・・・


「あら、いきなりスペシャル?いいの?じゃ・・・イッちゃうわね・・・」

 ん?

 わ、うわあぁぁぁっ!

 鎧がジェットコースター、いや、逆フリーフォールみたいに上へ飛び出した!

 おい、これ・・・

 顔にかかる『G』がハンパねぇ・・・

 てか、悪魔の巨乳をとっくに通り越してんじゃね?

 って、どこまで昇るんだ!


「おお、素晴らしい!鎧が飛ぶ姿を拝めるとは・・・」

「てゆーか・・・見えなくなっちゃいましたね、ケントさん・・・」

「いいえ、あたしには見えるわ!」

「おう、アベオ、無事だったか」

「あの、明けの明星の横に輝くのが伝説の勇者よ!」

「そうですか、ケントさんはお星さまになったんですね・・・」


 『なんだよ!2(仮)』【完】









 ざけんなーっ!

 初チューするまで、終わらせねーぞ!



で、やっぱり続くので・・・

次話予告

 空を飛ぼうなんて・・・

 ああ、もし私が鳥だったのなら・・・

 私はカモメ?それとも、ピアノ?

 繰り返すのは、ただのエロいロンリープレイか・・・


次回「チャイカM1号」


 意味不明過ぎて、予告になっとらん・・・



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ここが原点!
【PART1】


異世界転生ってなんだよ!
~ゲームやらないアニメ見ないラノベ読まない男子高校生って変ですか?

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part1 第21部
『明るい家族計画』
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