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君をもっと…

夏休みが終わり、始業式が始まる。校長先生の話は長い。隣に座る一ノ瀬くんは、真面目に話を聴いている。そんな横顔にドキドキしながら、私はそういえば彼のことよく知らないということに気づいた。結菜のほうがたくさん知っている。悔しい!結菜に負けたくない。彼を結菜より知っていたい。独占したい。彼をもっと知りたい。私の中の脳内会議ではそんな結論が出た。席が近いのも何かの縁。この機会に彼のことをもっともっと知りたい。そう思った。


次の日。何色が好きか、好きな食べ物は?家で何してる?そんな色々なことをきいてしっかり記憶した。家族についてこれが1番楽しそうに話す。兄と妹がいるみたいだ。妹との喧嘩の内容、一ノ瀬兄弟の日常。そんなものもよく話してくれた。家族が大切で、大好きなことが伝わる。そんな新たな一面が知れた。夏の暑い日のことだった。

誤字とかあったら教えてください!

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