第二話 えっと、腎臓が・・腎臓が・・
短期連載です!! よろしくお願いします!!
癌に罹患しようがしまいが一年に一度やってくるのが健康診断です。私の場合は夫が働いている会社から案内が来て、住まいの近くにある病院で健康診断を受けることになるのですが・・
「癌を患って毎回、毎回、受診の時に採血しているし、検査だってやっているし。こんな状態でも健康診断を受ける必要があるのだろうか?」
という疑問が浮かんで来たんですね。私は毎年5月に健康診断を受けているのですが、この頃は毎回受診の度に血算(血液細胞の検査八項目)生化(腎・肝機能、脂質、尿酸、電解質など)を調べていましたし、もちろん癌の腫瘍マーカーも調べております。採血なんかは同じことを健康診断でも調べるわけですし。
そこで主治医の先生に尋ねたんです。
「会社の健康診断があるのですが、これは受けた方が良いのでしょうか?」
「絶対に受けてください!」
私の場合は子宮体癌なので婦人科で診てもらっているのですが、他の臓器に関しては健診できちんと診てもらった方が良いというんですね。
なるほど、なるほど。
私の場合は毎年、子宮頸癌の検査も健康診断の時に入れていたのですが、こちらは必要ないとのこと。(毎回、検診の時に細胞を採取して検査に出しているので)
それじゃあ検査が一つ減ったわけですし、
「オプションで腹部エコーを入れておくか」
六年前までは検査項目に入っていた腹部エコー、経費削減によってやりたい人は500円払ってねということになっていた腹部エコー。
「やるか! 腹部エコー!」
十年以上も前になるんですけど、腹部エコーで肝臓に何かの影があると言われ、CTまで行うことになったところ、肝臓の一部が石灰化している(こういうことはたまにあるらしい)と言われた腹部エコー。
ちなみに子宮体部癌の最も転移しやすい場所は『肝臓』そして『肺』! 腹部エコーを行ってまた、
「肝臓に影が〜・・」
なんてことを言われたら心が耐えられそうにないので、私は腹部エコーを行う技師さんに向かって言いました。
「すみません〜、十年以上も前のことになるんですけど、腹部エコーをした時に石灰化している部分があると別の病院で言われたことがありまして〜」
だからね、変な影があったとしてもそれは石灰化ということじゃないのかな?
「ああ! わかりました!」
技師さんは、それは丹念に肝臓をみてくれました。私の感覚的なものかもしれませんけど、めっちゃ丹念に調べてくれました。
その結果・・
『総合判定D2 さらに詳しい検査を受けてください』
『精密検査通知書 及び 紹介状(内科)』
先日は、当院の健診センターをご利用いただきありがとうございました。
令和八年七月◯日に実施しました検査の結果、精密検査または治療の必要な初見を認めました。当院の各診療科、あるいはかかりつけの医療機関を受診してください。
『D2 腹部超音波検査において異常を認めますので、精密検査を受けてください。脂肪肝(軽度)右腎臓血管筋脂肪腫疑い 副腎腫大疑い 』
はわぁわあっ!
かかりつけの医療機関を受診してということで、次の受診の時に主治医の先生に報告。そこで抗がん剤終了後に撮影した造影CTを再度確認したんです。
『肺転移認められません。腫大リンパ節なし。胸水なし。腹部・術後、骨盤部に局所の再発初見なし。明かな肝転移なし。腹部実質臓器に転移なし。右腎嚢胞あり。腫大リンパ節なし。腹水なし。播種結節指摘なし。CT上明かな骨転移なし』
「右腎嚢胞で引っかかったんですかね〜」
先生は画像を眺めながら言いました。
「私が見る限りでは問題ないレベルだと思うんですけど、再検査をするのは健診を行った病院でした方が良いと思うんですよ」
そうじゃないと別の診療科を予約して、再び最初から(腹部エコーから)やることになるから。ということで、
「多分、これだったら大丈夫ですよと言われることになるんじゃないかなと思うんですけどね」
ということで、健診をした病院の予約を取ることに。
私がいつも健康診断を行っている病院というのは、私が最初に子宮体癌の告知を受けた病院であり、勿論、診察券は持っています。
今回は内科を受診することになるのですが・・
「ゲホッ! ゲホゲホゲホゲホッ! ゴホゴホゴホッ!」
私が受診をする五日前に娘を伴って来ることに。
インフルエンザの検査で引っ掛かりはしなかったのですが、夫が外から持って来た超強力な風邪? によって娘が三日間高熱でうなり、熱が下がっても咳が止まらず。学校の先生にも、
「今日はもう帰ったら?」
と言われるほどの酷い状態。近所の診療所へ二回目の受診をした時には、
「肺炎疑いかも・・紹介状を書くので大きい病院を今日中に受診してください」
ということで娘を伴って受診することになった内科です!
午後の診療で診てくれた若くてイケメン先生(インターンだろうか? めちゃくちゃ若い)に、受験生だと主張してたんまりと薬を処方して貰ったので、娘はあっさり回復することになりました。
その五日後、午前の診療予約で内科を受診することになった私ですが、まず第一声がこれでした。
「もちづきさんは今、どういう状況か分かってる?」
熟練の名医! というオーラを醸し出している先生に問われることになったんですがね、
「え?」
ちょっとその質問は想定していませんでした。どういう状況? というと、
「えーっと、腎臓が・・腎臓が・・」
右腎嚢胞という言葉が出て来るわけもなく、腎臓が、腎臓がと言っていると、
「副腎ね!」
と、言われたんですね。
「画像を見ると明らかに両方の副腎が腫れているように見えるんだよね」
「副腎が・・」
え? あれ? 副腎? 腎臓じゃなくて?
副腎とは小さな三角形をした形の臓器で、左右の腎臓の上にある餃子くらいの大きさのものなんです。皮質と髄質と呼ばれる部分に分かれていて、恒常性を保つための重要なホルモンを分泌する臓器になります。
「造影CTをして詳しく調べた方が良いね! いつ予約が取れるかな?」
早速、最短で造影CTが撮れる日にちを調べてくれたのですが・・
「いや、あの〜、自分、実は子宮体癌で昨年8月に手術を行っておりまして、抗がん剤治療を終えた今年の一月に造影CTを行っていて、その時はその、腎臓・・腎臓が・・」
右腎嚢胞の言葉が出て来ません〜。
主治医の先生に『あっ、大丈夫でしょう〜!』っ的な感じで言われるんじゃないですか? と言われていたものだから、軽い気持ちで受診していた〜。しかも造影CTの結果の紙は家に置いてきちゃったな〜。
「それってうちの病院で撮ったの?」
「医大で撮ったんです。子宮癌の癌の告知はここの病院で受けたのですが、治療は医大で行うことになったので」
「その検査の結果の時はどうだったのか分かれば良かったんだけどね〜」
ということで私、もちづきは、改めて造影CTを行うことになったのです!
癌の告知を受けた私の状況をコミカルに描いていきたいと思います。
癌を治療するにあたり、私としてはこうした方が良いのだなという部分をクローズアップして、
二人に一人が罹患すると言われている癌について、情報を共有しつつ、楽しんでいただけたら幸いです!
もし宜しければ
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よろしくお願いします!




