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王女の従者  作者:
13/27

第13話 新兵器導入

 俺たちが作った新兵器、ショウドウは早速戦地へ配備されることなった。

 その戦地は、トリタニアの南部に位置するガダル砦。

 トリタニア王国は内陸にあり北西部の一部を除いてほとんど他国に囲まれ、そのほとんどがかつては敵として戦っていたが、今ではそのほとんどが友好国となっていて、現在戦争をしているのは南部のラムナエル商業国と南東部に位置するシュミール公国の二国だけだそうだ。

ガダル砦はそのラムナエル商業国との国境に位置する砦で、常に激しい戦いが起きている。ショウドウはそんな場所に配備されることなった。

ショウドウが配備された当初は誰もがどうなるか注目しつつも、非殺傷兵器だということでそんな成果があるとは俺たち以外だれも思っていなかった。

そして、実際配備され、その戦果は著しいものとなった。

なにせ、ショウドウの飛距離は今までの大砲の二倍、効果範囲も広く多くの敵が固まっているところに向ければ一気に一部隊の動きを封じることができるからだった。

ガダル砦の指揮官はその思わぬ兵器に様々な戦略を重ね、ついには長年張り付かれていた砦から敵を離すことができた。そのため、ラムナエルに侵攻することもでき、さらには、攻城戦でも戦果をあげ、砦を一つ奪うことができたようだった。

これには国王も貴族連中も舌を巻き、皆が俺たちの兵器をほしがるようになった。

そして、城にも配備され、ついには国中に設置されることとなった。

そのため、俺たちはまた大忙しとなった。まぁ、ほんとに忙しいのは大砲に収める箱、ブラックボックスと呼んでいるものを作ってもらっている、姉ちゃんの友人たちだった。まぁ、一応彼らにもソフィアを通じてこの世界の通貨を向こうで換金したものを渡している。

だからこそ、納品が遅れがちとなっていた。軍の連中も早くよこせといっている。

それでも、何とか注文通りの数をそれ得て何とか納品することができたのは僥倖といえるだろうな。

それからさらに立って、貴族連中の発案で友好国にも売り出そうということになった。さすがの国王もこれには迷っていた。それはそうだろう、今では友好国での昔は争っていた国で、今後いつまた敵になるかわからないからだった。

 しかし、貴族連中の押しに負け国外にも発売をすることなった。おかげで、俺たちはさらに忙しくなり、工房も追いつかないようになってきて、街の工房などに発注をすることとなった。しかし、そのおかげか今やトリタニア王国は世界で最も裕福な国となりつつあった。

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