料理人には倫理が必要です。
今回は少し、お堅い話ですが、是非飯テロ屋は読んで頂きたい。
今回は、飯テロの底上げでなく。
料理人の倫理観について説明します。
私は刃渡り三十センチ以上の刺身包丁(死を柳刃)他、筋切り包丁から牛刀等、様々な包丁を所持してます。
しかし、諸事情があり、今は油紙の中で眠ってます。
調理師とは、銃刀法により禁止されている凶器の所持を許された職業です。
更にテトロドドキシン所謂フグ毒すら免許があれば扱う事が出来ます。
神経毒屈指の劇薬です。
そして、限られてますが、職人は魚、鳥、羊、等の様々な動物を解体できる方もいます。
彼等は筋切り包丁とペティーナイフだけで、羊を解体し、部位分けしてしまいます。
はっきりと言います。
調理師が狂気に取り付かれると、人間すら解体し、跡形もなく処分出来るんですよ。
包丁の専門店に行くと解ると思います。
日本刀も真っ青な刃物がヅラリと陳列されてます。
鱧切り包丁に至っては武器?と思える程です。
だからこそ、倫理と仁義を重んじ、命の重さを叩き込まれます。
そして、命の尊さを学び、食材を無駄にしない精神を学びます。
そして、一度でも人を傷付けると、破門され、業界に要られなくなります。
しかし昨今、その精神も学ばずに、気軽に料理手を出し、開業する方が増えてます。
私は、飯テロが好きです。
皆さんが、研鑽し、研究した料理を発表する。
それを再現するのも楽しいです。
だからこそ、料理人の精神も学んで欲しい。
ヤクザな調理師でも、包丁を人には向けません。
向けたら最後、調理師として、一職人として死を迎える事になるからです。
私は飯テロは唯一幸せに出来るテロリズムだと考えてます。
何度でも言います。
どうか、料理人の精神と責任も理解し共感してください。
では良い飯テロを。