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第38話

よろしくです!!!






「あ!せんせーい!」


「おお、リュウト達か……いっしょに飲もうってのか?いいねぇ〜」


俺は先生に席を勧めてから一緒に飲み始める。



飲み始めてから3時間くらいたっただろうか?先生はかなり酔って来た。

ちなみに今の時刻は午後8時前だ。


リルルはリュカと1時間くらい前に宿に帰っていった。


「リュウト〜!私は、いき遅れなの……誰か、いい男紹介して!」


さっきから男の人の愚痴や結婚のことについての愚痴を聞いている。


「紹介しろと言われましても……タイプはどんな感じですか?」


「強くて、かっこよくて、勉強ができる人かな。顔はあんな感じ」


そう言って指差した先には誰かに似ている人がいた。


誰に似てるんだ?誰かに…………あ、白鳥さんだ。

そういえば、白鳥さんって元自衛官だから結構強いし、転移者だからこの世界の学力なら頭がいい方になるし、意外とイケメンだし…


「先生って何歳でしたっけ」


「何故そんなことを聞く…」


「先生のタイプにあった人を知っているんでその人との年齢を比べてみただけです」


「いい人!?私のタイプにあったやつがいるのか?」


「多分先生好みな人だと思いますよ。紹介しましょうか?」


「是非紹介してくれ。いや、してください!!」


「わかりました。でも、公都に帰ってからですよ」


「わかっているよ」


「それではまた明日」


そう言って俺はお勘定を机に置いたまま店から立ち去る。


紹介してあげたんだから奢ってくださいね☆


宿を目指して夜の街を歩く。


この時間帯は日本人感覚でいくと午前0時くらいなので外に出歩いている人はかなり少ないが繁華街の方は賑やかだ。


宿は商業区の1番貴族街に近い部分にあるためかなり治安はいいが俺がいた世界より良いとは言えないのでこういうこともあるだろう。


はぁ……さっきっから誰かにつけられてるな…逃げ切るか?それとも返り討ちにするか?

……………よし、返り討ちにしよう。


数秒考え、この後もずっとつけられるのは嫌なので返り討ちにすることにする。


俺は返り討ちにする為に人目につかない路地裏へと入り戦い易い場所に移動する。


お、ここなんてどうかな?


俺が選んだ場所は横幅4メートルほどの通路だ。


ここなら立体的な戦いも出来るからね


「おーい!なんか用でもあるの?」


声をかけると近くの屋根から3つの人影が落ちて来る。


3つの人影は全員同じ服装をしており、真っ黒の忍者服だった。


ボディラインから見て相手はくノ一。しかも足の運び方をみるにかなりのやり手だ。

これからくノ一、A、B、C、と呼称する。


俺はくノ一達に目的を問う。


「目的はなんだ?」


「私達の目的はあなたの抹殺。潔く死んでください」


「死んでくださいって言われて死ぬ馬鹿じゃないんでね」


「では、殺します」


くノ一Aがそういうと3人は俺を取り囲むように包囲して両手にクナイをアイスピック持ちし、襲いかかって来る。


お!武器まで忍者じゃん!


俺は身体強化を施しその場で飛び上がり、自分の体に向けて風魔術で突風を当て、壁に体を近づける。


そのあとは壁を蹴りくノ一Aに近づき、腰から引き抜いたナックルナイフで喉元を切り裂く。


俺の早さに呆気にとられたのかくノ一B、Cがフリーズしたのでくノ一Cの喉元も切り裂く。


Cを倒している内にBはフリーズから脱したのかクナイを俺に投擲してから腰の短刀を引き抜く。


投擲されたクナイを弾き飛ばしくノ一Bに接近する。


俺は誰に命令されたのか。どこの組織に属しているのか。その他諸々を聞くためにBを生かして捉えることにしたので、魔弾をくノ一Bの両肩両足に射ち込み体の自由を奪い取る。


しかし、Bだけ何故か不自然に攻撃を渋っていたような…動きが鈍かったような…


「おい、お前らは誰の命令でこんなことをしている」


「………」


「所属はどこだ」


「………」


その後、何個か質問したがずっとだんまりだった。


はぁ、自白剤を飲ませるか拷問だな……


俺は拷問が好きではないので自白剤をくノ一Bに投与したのだが、くノ一Bは自白剤が効かなかったのか全く喋らない。


なんで………?


効果が無かったのだと仮定すると、もっと効果の強い自白剤を投与することで自白すると思い、毒系統の上級魔術『薬物生成』を使って超強力な自白剤を作り出し、くノ一Bに投与する。


さすがにこれは効いたのか目が虚ろになったので、さっきと同じ質問をする。


「誰の命令だ」


「皇帝陛下です」


「皇帝……?皇帝って隣の帝国のか」


「その通りです」


「でも、何故俺なんだ?」


「あなたが【黒白】の黒だからです」


「え!?ちょっと待った………今の俺は『認識阻害』を使っているから分かるはずが無いんじゃ?」


「認識阻害なるものは知りませんが私達には関係無かったということです」


まじか……認識阻害が効かない相手がいるとは予想外だった…

こいつの身体を調べれば何か分かるだろう。


「所属はどこだ」


俺はさっさと聞いておくべきものを聞いておく。


「皇帝陛下直属の暗殺部隊所属です」


「お前の名前は?」


「クラリス」


その後も何個か質問した後自白剤の効力を毒魔術で中和し、最後の質問をする。


「俺らの仲間にならないか?さっきの回答を聞いているとお前は今の帝国には何も感じていないだろ…いや、反感すら抱いている」


「……!」


反応は確かにあったがまだだんまりだ


「最後にもう一度だけ聞く。俺達の仲間にならないか?」


俺は手を差し伸べながらいう。


「その前にあなたの身分を教えて下さい」


「知らないのか?」


「はい」


「俺の名はリュウト・トナティウ。この国の公爵だ」


これは驚いたらしい。


「な、何故私を助けようとするのです?」


「う〜ん……戦力が必要だからと、俺の認識阻害を破った方法を知りたいからかな」


「そうですか………これからよろしくお願いします」


小さな声で、しかしはっきりと言葉を発し、俺の手を握った。


よし!密偵1人ゲット!しかし、これで2人目か……まだまだ必要だな…


俺はそんなことを考えながら宿の前まで転移する。


クラリスは俺が転移を使えたことが吃驚したのか、俺の顔を見ながら目を見開いている。


クラリスの服装は忍者服なので目以外はほとんど露出していなく、危険な人に見えるので、頭に被っているものを取り外す。


中から出て来たのは……

月明かりを反射し光り輝いて見えるような腰あたりまである長いプラチナブロンドの髪。

緑と青のダイクロイックアイ。

可愛らしい保護欲がそそられる顔。


「………」


!?!?!?

ダイクロイックアイってオッドアイより珍しい瞳の色だったよね?

それに成人のプラチナブロンドも……

しかも、白髪の人が多いって聞いていたけどクラリスは全く白髪ないね…


俺は数秒突っ立っていたがクラリスに引っ張られ我に帰る。


宿に入るか…


クラリスとリュカを同室にし、クラリスをリュカに預けてから自分の部屋に向かう。


部屋に入るとリルルはベットに腰掛けていた。


「おかえりなさい。リュウトさん」


「ただいま。シャワー浴びちゃうから先寝ててもいいぞ」


俺はそう言って服を脱ぎシャワー室に入る


シャワーを浴びてから体を拭き、ジャージに着替えてベットに向かう。


リルルはすでにベットに入っており横にはさっきまで着ていたと思われる寝間着が放り投げられていた。


俺もベットに入るとリルルが抱きついて来た。


やはり、裸か…


リルルは俺の耳元で囁く。


「リュウトさん、今日はたっぷりしましょう。私、もう我慢出来ません」


俺もその流れのまま、体の赴くままにして、リルルが気絶するまでやった。



翌朝、先に起きたのは寝起きが悪いリルルではなく俺だった。


俺の朝はまずリルルを起こすとこから始める。


「リルル、起きて」


「ん〜!、もうちょっと…」


これで起きない場合は、性感帯をいじる。耳が1番効果的。



起こしたらシャワーを一緒に浴びて、着替えてから食堂に向かう。


食堂ではリュカとクラリスが既に待っており、クラリスの服がリュカと同じメイド服に変わっていた。


そこらへんはリルルにも説明してあるのでリルルとクラリスは挨拶してからみんなで朝食を食べる。


今日は迷宮に行くのがめんどくさかったので観光することにする。


朝食を済ませたら一旦、部屋に戻り必要なものを取ってから迷宮都市を観光する。


迷宮都市は特に観光名所もなく、ただのショッピングになってしまった。


服、靴、小物、など、とにかくいろんなものを買ってから昼食にするべく近くの食堂に向かう。


食堂で昼食を取っている最中に10人の強盗?が入って来た。


「おい!おめぇーら!ここに集まれ!さもなくば殺す!」


そう言って10人の強盗は近くにいた男性客を人質に取り、食堂にいる客全員を脅す。


リュカとクラリスは殺気を乗せた目線を強盗達に向けているが俺が抑えて、強盗達に従うようにする。


集められた俺達含む客全員は両手を縄で縛られるが俺は縛られるときに手を横にしる。


リルルは強盗が入った時からずっと俺の腕から離れようとしないので、俺の腕に抱きついたまま縛られた。


数秒後に騎士団が駆けつけて来た。


異様に早い…外にいる誰かが呼びに行ったとしても、騎士団の詰所は近くにはないので多分最初から追われていたのだろう。


「君達は包囲されている。さっさと人質を解放し投降しろ!」


騎士団の人達が一生懸命叫んでいるが犯人達は聞く耳を持たない。


俺は手の向きを縦にして縄から腕を引き抜き腰にあるナックルナイフでリルルの縄を切りリュカに抱きつかせてからシルに思念で命令を下す。


《黒の服装でいつもの日本刀に一瞬でよろしく》


《わかった!》


認識阻害を最大に引き上げ黒の姿になったら認識阻害を解除する。


俺以外の人にはいきなり現れたようにみえただろう。


まず最初に抜刀術で3人固まっていた奴らを切りとばし近くにあった柱を蹴って遠くで人質に剣を当てようとしている奴めがけて体当たりをかまして気絶させ、近くの敵から切り倒して行く。


次に3人切りとばしたところでやっとリーダーと思われる奴が出て来た。


「黒白の黒だかなんだかしらねぇが勝たせてもらう」


そう言って背中に背負っていたバトルアックスを俺めがけて振り下ろされるが、俺は真剣白刃取りの要領で人差し指と中指の間でバトルアックスを受け止め、驚くこともさせずに峰打ちし、気絶させ、残りの2人は切りとばす。


中で戦闘が行われているとわかった騎士達が中に入って来たが既に戦闘は終わっており、8個の死体と気絶したリーダーと下っ端が転がっていることに驚き、店の中央に黒白の黒がいることに驚き、と、驚いてばかりだったので、俺は人質にされた人達の縄を切っていき、解放する。


俺は刀を鞘に納め、リルル、リュカ、クラリスの手を握り宿の自分の部屋に転移する。


転移し終わったらシルを腕輪状態にして元の姿に戻り無属性魔術『精神干渉』を使う。


何故なら、今日、俺とリュカ、リルル、クラリスの4人が事件に関係していないことにするためだ。


精神干渉の魔術を無事に終わらせこれからどうするか話す。

昼食の最中だったしね。


話し合った結果、今日は適当な露店で昼食を食べながら迷宮都市をぶらつくことになった。


はぁ、なんか疲れた……





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