改めて宜しく。
遺跡(牢獄)の地下でロトと出会って半年、色々あったなぁ。
ロトに、しばらく住まわせてもらうお礼に、ハチ子さんの蜂蜜を渡したら、その美味さに(香りが食べられるらしい)浄化しそうになったり、
牢屋にいるスケルトンに魔法の練習と託けて、膝を集中的に狙ったり、
調合に必要な薬草を捜しに大森林に出たら、傷ついたカブトムシが居たから治してあげて、そしたら懐いてきたから、女王蜂のハチ子さん所に連れて行ってあげて、カブトん(助けたカブトムシ)を用虫棒に雇ってあげてくれとお願いしたり、本当に色々あった。
俺は、ある決心をし、ソファーでゆっくりしているロトに声を掛けた。
「ロト、明日行くよ。」
「ホッホッホ。急じゃのぅ。でも、主が決めた事じゃ。応援するぞ。」
「ありがとう。それでさ、俺、産まれてからずっとアイツラの奴隷のように使われて、楽しい事なんてなかったんだ。でも、この半年間は、ロトと一緒にお話したり、色々教えてもらったり、楽しい事だらけだった。だから、俺の秘密を初めて友達になってくれたロトに、聞いてもらいたいんだ。」
「俺、前世の記憶があるんだ。しかも、人間でこの世界と、違う世界の。」
ロトは、少し吃驚した顔をしたが、すぐ納得したよな顔に変わった。
「そうだったんじゃな。わしの話をすぐに理解できたのは、前世の記憶があったからなんじゃな。」
「うん、黙っててごめん。」
俺が、落ち込んだ顔していると、
「そうじゃ。1つだけ教えてくれんかのぅ。主の前世の名前を。」
「護。誰かを守れる人になれるようにって。」
それを聞いたロトは、嬉しそうに笑った。
「ホッホッホ。主の名前は護と言うのか。良い名じゃ。今度から、護と呼ばせてもらうからのぅ。友達とは名を呼び合うものじゃろ。」
それを聞いた俺は笑顔で返した。
「改めて宜しくな。ロト。」




