特訓の成果
お久しぶりです、夏凪華です。 あれから何だかんだ翼さんと学校がある日は特訓を毎日頑張り続けて早くも1ヶ月が経とうとしています。 私ついにやりました!
「翼さん、翼さん。凄くないですかっ?今私1分も翼さんと目線が合ってましたよ!」
「うん、凄い。良く毎日練習したもんね。もうこれ位ならしても大丈夫かな?」
そう言うと翼さんは私の頭を2・3回撫でてくれた。 少しびっくりして肩がビクッと動いたけれど、気が遠くなったり鳥肌がたつことは無かった。
「うん。大丈夫みたい。翼さん、本当に凄い。私ここまで大丈夫になると思ってなかった。」
「僕が凄いんじゃ無くて、華が毎日頑張った結果でしょ。僕もここまで来たら治るまで付き合うから完全に治るまで頑張ろうよ。」
「翼さん!」
あまりにも優しい言葉に感動して、涙が出そうになりながら翼さんの手を両手で握る。
「私がこんなにもアレルギー症状が良くなっているのは本当に翼さんのお陰です。本当に本当にありがとうございます。」
「とっ、とにかく僕は最後まで付き合うんだから、これで終わりと思わないで明日からも頑張ってよね」
そう言って翼さんが照れたのか、ふぃっと横を向いた。顔を見てると何だか少し赤く染まっている。 ちょっと前までは私が目を見れなくてずっと顔を背けたりしていたのに、今は私じゃ無くて翼さんが顔を背けるなんて、自分が男性アレルギーを克服してきてるんじゃないかと思って嬉しくなる。
「あれー?華ちゃん?何やってるの。」
声がした方に顔を向けると、生徒会のメンバーが勢揃いでこっちに向かって歩いてきていた。 気付けばそろそろ生徒会の時間だ。
「翼さんすみません。これから生徒会に行くのでこの続きは又明日。」
「ん。」
私は、生徒会の皆の居る方へ小走りでかけて行った。




