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訂正したいんです

 近い近い近いっっっ!!!

 顔に息がかかる。

 いくら美少女顔っていっても、勘弁して欲しい。


 「…聞きたい事って何でしょう?」


 蚊の鳴く様な声しか出せない。女の子と思って接すれば普通に翼さんとは接する事が出来る気がするのに、男の子って少しでも思い出すと途端に何かでアレルギー反応が起こるんじゃないかと緊張する自分に呆れる。


 「何で、生徒会に入ったのさ?もしかして、加藤狙いなの?」


 えっ?思わず翼さんの目を見ながら瞬きした。もしかしてもしかしたら、翼さんはつまり男の子を好きで、BLって状態になりたいんだろうか。ここは、きちんと説明しておかないと。


 「違うよ。確かに加藤君のコバンザメ状態だけど、くっついているのは別の理由。」


 「どんな?」


 「えっ………と、ちょっと男の人が苦手なんだよね……実は」


 目線を下に向けて言ってみる。

 嘘は言ってないからねっ


 「理由はそれだったとしても、男の人が苦手って言うなら、加藤の後ろにいる事も出来ないはずなんじゃないの?」


 うっ………鋭い。確かに、矛盾してるもんねー。男の人が苦手なら加藤君の後ろに近づいて歩いているのおかし過ぎるし。


 「それとも、他に言えない様な理由があんの?」


 あぁ~、まずい。このまま無言だと肯定する事になるし、かと言って理由はまだ話したくないし。


 「夏凪ー!そろそろ、ごみ回収して教室帰るぞ~!」


 「はい。翼さんごめんね。時間になっちゃったから、帰るね」


 海津会長ナイスタイミングです!

 背中に冷や汗をダラダラ流しながら、出来る限りの笑顔で翼さんの目を見る。きっと、今の笑顔は酷い有り様になっている事でしょう。


 「ちょっ…待っ……」


 「………っ」


 教室に行こうと駆け出そうとした

ら、翼さんが手を掴もうとしてきたので、思いっきりふり払っちゃった…。気不味い。

けど、ごめんそのまま逃げさせて貰います!






 「海津会長お待たせしました」


 「おぉ。ってか、そんなに急がなくても良かったんだがな。さっき誰かと話して無かったか?」


 「…大丈夫です」


 「ふーん。ま、良いや。俺はごみ捨ててくるから、お前等は教室行って授業の準備をしてこいよ!」


 相変わらず海津会長は面倒見が良

い。見た目と違って。


 「すみません、じゃあお願いします」


 翼さんから逃げる為にも海津会長にお任せして教室へ向かう。






 「じゃあ、夏凪の人間嫌いを治す計画第二弾を考えるか」


 ニヤニヤ笑いながら、ごみ焼却炉に向かう海津会長に私は気付かずに教室に到着したのだった。

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