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小さな花の物語  作者: 燈華


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気立てのよい娘の花

気だてのよい娘になるように。


そう願いを込めて(あつら)えられたお雛様。

桃の枝を花瓶に活けてお雛様の前に飾る。


この家でこのお雛様を見るのは恐らく今年が最後だ。

だから丁寧に丁寧に(しつら)えた。

桃の花を飾り、酒と雛あられを供える。


それを終えると雛人形の前に正座をする。

小さい頃から幾度となく飾ってきたお雛様。

ずっと成長を見守ってくれていた気がする。


「ありがとうございました」


自然と背筋を伸ばして頭を下げた。

顔を上げれば雛人形たちが心なしか微笑んでいるように見える。


婚期を逃さないように桃の節句の後はすぐに片付けられてしまう雛人形。

うちでもやはりすぐに片付けられてしまっていた。


その迷信が正しいかどうかはわからない。

でもきっとこの雛人形たちが良縁を引き寄せてくれたのだろう。




私は来月、結婚する。


読んでいただき、ありがとうございました。

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