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更新しよう更新しようと思っていたら1年過ぎていました。時間て早い!仕事はなんとかついて行ってます!これからも頑張ります!!
息抜きに「語尾にデブをつけるのをやめろ」を執筆しました〜
こっちは本当に思いつきで書いたので暇つぶしにもなるかわかりませんが、すぐ完結予定です〜
よかったらお願いします!
奇声をあげる、の方もそろそろ高校生舞台にあがり、乙女ゲームが始まる予定です!!
、、、お腹が痛い。
この痛みは、前世でも記憶にあるあれの痛みだ。私もそろそろ中学1年生でそのお年頃になる。あー面倒くさい。どうせまだまだ使えないんだからもっと遅くてもいいんじゃないか?
だいぶ重いようで腰も痛いし辛い。私は授業中だったが先生に断りを入れて教室を出た。これの使い道はお腹が痛いと言ったら男性の先生は絶対休ませてくれるところがメリットだと思う。逆に生理痛が軽い女性の先生のが理解がないのはデメリットである。
保健室に駆け込み諸々の処理を済ませる。保健医は慣れているようでニコニコと手際よくブツをくれた。私は教室に帰るのも気分が乗らず、プラプラと中庭を歩く。
「何してるの?」
私が森の入り口を歩いていると声をかけられた。げ!!!!
翠城だ、、、。イリスやアイリスで面識はあるが私はコイツが苦手なのである。
「成績優秀な人は堂々とサボれていいよね。そうやって怠惰にしてたことでいつか痛い目に会うよ」
「、、ご無沙汰しております。翠城様」
そう。こいつ、毒舌というか、いちいち嫌味ったらしいのだ。超ムカつく。できれば関わりたくないNo.1である。てかこいつだってサボってるんじゃないか!?
「で?何不自由してないお嬢様がおサボりで何をしてるの?」
「翠城様こそこんなところでおサボりですか?」
負けんぞ!
「僕は用事があって今学校に来たところなんだ。これから授業に入る予定だよ。君と一緒にしないでくれる?」
ニヤニヤしている。ごっつムカつく。腹パンしたい。いかん生理痛でイライラしてるんだ。きっとそうだ。
「私はお腹が痛くて保健室に行っていたのですがそれの帰りですわ」
翠城は興味なさそうに
「ふうん?まぁ、女性の義務でもあるんだから頑張って耐えるべきだよね」
と言った。
「うるせぇよ何が義務だ。てめぇ、今は手術発展してんだからとって子ども産めるようにしてから言えよ。同じ痛み耐えてから言えってんだ。それが無理なら月1でタマキン潰せよ。それくらいの痛み受けたらその言葉受け入れてやるよ」
しまった!イライラしすぎて本音大爆発だ!まずい!が、言ったもんは仕方ない。
「と、世の皆様は感じるのではないでしょうか?ほほほ、あくまで世の皆様の意見ですよ」
ほほほと笑って私は後ずさった。
翠城は私をみてニヤニヤしている!やめて!私に興味を持たないで!!!今まで避けてた意味がなくなる!!
「そう、これは私の友人が言っていたのですわ!」
と意味の分からんことを言って逃げた。
追ってこないのを確認して地べたに転がった。今日は疲れた〜ちょっと寝させてから授業戻らせて〜。
思いのほかぐっすり寝てしまった。そろそろ戻らねば、、
教室に戻ると総合の授業に変わっていて、体育祭の種目メンバーについてを決めていた。
あー、もうすぐ体育祭か!カッコいい翠斗くんの姿を焼き付ける!中等部がそろそろということは初等部と高等部もそろそろかな。一応兄弟が多いこの学園は体育祭の日にちがずらされているので、全部の応援が行ける仕組みである。
「星羅様は何に出られますか?」
隣の席の古川さんが話しかけてくれた。え!嬉しい!この子は私を天使と言ってくれた子ではないか!この機会に友達になる!
「特にこだわりはないのでなんでも余ったものでいいですわ」
「星羅さん、運動神経いいのでなんでもこなせそうですよね!私推薦したいものがありますの!」
「ふふ、楽しい人ですね、古川さん、今後も仲良くして下さい。もちろん推薦お受けしますよ」
ニッコリ微笑むと、古川さんは顔を真っ赤にしてご馳走さまと言っていた。あれ?ヤバイ子と友達になっちゃったかな?
私は100メートル走と借り物競争、リレー選手になった。ちなみに推薦は借り物競争である。なんかあるのかなぁー、好きな人、きゃーってやつ?
ちなみに紫藤はリレー選手と1500メートル、借り物競争に障害物競争と盛りだくさんだった。張り切っているように見える。
「星羅も借り物か!負けないぞ」
と紫藤が声をかけてくる。いや、負けないも何も同じクラスなんだからさ、、
「お互い頑張りましょうね」
と返事をしておいた。
家に帰ると何故だかご飯が赤飯であった。怖!!!瑠璃坂の情報怖!!!保健医、保健医か!?
お母様がニコニコとしている。お兄様は何故か悔しそうである。
「星羅が、、僕の星羅が大人になってしまった、、こうやって知らないうちに大人になって僕の手から離れて行くんだね、、」
お兄様、、生理1つで大げさ過ぎない?
「大人になった私はお兄様はお嫌いですか?」
不安そうに首を傾げてみるとお兄様は私を抱きしめて
「星羅に何があっても大好きだよ。辛いことあったらすぐに言ってね。体調は大丈夫?」
と心配してくれた。ふむ。男はこうでなくちゃ。
テストで文字を指摘されてから私は硬筆を毎日10分!という文言のテキストに向かっている。しかし毎日なにかをするなんて、食べる寝る以外出来ない私である。
もう今日は疲れたし、寝ようかな、、
といそいそと布団に入る私にメイド長がコーヒーを持ってきた。
「星羅様はいつも頑張り屋さんで自慢のお嬢様です」
とニコニコと去っていくメイド長。
布団に横になっていた私はむくりと起き上がり、硬筆に向かうのであった。くそう。手のひらで転がされているぜ。




