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生きてました。時が流れるのは早い、、私ももう3年目の職員です。先輩に、まだ新人ですよね!と聞いたらこの業界は3年目は中堅だよ、と言われてガクブルです
今年も仕事頑張ります
今年は執筆も頑張りたい(願望)
なんだ?この体育祭への入れ込みようは、、
と思ってしまうくらいの白熱した練習を繰り広げ、きたる体育祭になった。
初等部まではこんなことなかったよね!?
何やら優勝すると景品がものすごくいいらしい。何かはわからないが、女子も男子も必死、、そう、文字通り必死である。
令嬢が髪を振り乱しご乱心!?というくらいの形相で何かを作っていたり、男たちも他クラスと牽制しあっている。なんのバトルロワイヤルなんだよ体育祭。
そして景品は皆が知っているらしく、今更なんのためにここまで、と聞く機会を失った私、、
「紫藤様、景品はご存知ですか?」
横で涼しい顔して珈琲を飲んでいる紫藤に聞く。
「一夜の夢?がもらえるらしいぞ」
「、、、、、」
いや、何もワカンネェ
てかこのクソ暑い中、金持ちは珈琲なのか、、
日焼けを嫌がる令嬢のためか、保護者のためか、ドームになっている校庭。日は当たるものの、ドームにUVカットが付いており、エアコン設備もある。保護者席もあり、前世のようなあっつい中化粧も表情も崩れることはなく、快適な体育祭である。でも生徒席は普通に暑い。
クラス分けのハチマキは髪型が崩れるとかなんとかで、腕にリボンを巻く形式だ。因みに私達のクラスはラベンダー色である。紫藤がいるからではなく、体育委員がジャンケンで色を決めたらしい。
「宣誓!我々は!」
お、始まった。3年生の先輩方が宣誓をするので1年の私達には関係ない。
「始まったね、星羅は借り物競争出るんだっけ?頑張ってね」
何故か私のクラス場所にいる琥珀院。
「そろそろ戻られたらどうです?琥珀院様は景品ご存知ですか?」
琥珀院の腕には黄色のリボンが巻かれている。体育委員がジャンケンで決めたんだよね?ね?
御察しの通り、3組の緋津華のいるクラスリボンは赤、、ジャンケン、なんだよね?
「そうだね、もう戻るよ。景品ねぇ、どうだろうね」
何か絶対知っているな、という笑顔で去っていく琥珀院。逆に気になるわ!
今目の前では100メートル走が繰り広げられている。知り合いが出てるわけでもない競技なんて興味もない。みんなそんなもんだよね?と周りを見渡せば、
白熱している。応援席、気合いの入り用がヤバイ、応援というより、競技の人へ脅しをしているようにしかみえない。
こうしてみると、一番速い人はカッコ良く見えるから不思議だ。吊り橋効果と同じく体育祭マジックが働いているに違いない
あ、赤リボンのクラスが勝った
「くっそー!!でもまだまだこれからだ!」
「そうよね!優勝は総合得点ですから!私達の未来はまだ決まってはいませんわ!!!」
クラスメイトの嘆きが聞こえる。
あ、次琥珀院が出る200メートル走だ。
「キャーーー!!!琥珀院様ー!!!!」
クラス関係なく声援が送られる。イケメンはこんな時にも得なのか、、
さっきは「お前負けたら分かってんだろうなぁ!あぁん?」と声援を送っていた人達と同じとは思いたくない
開始の合図が聞こえたかと思えば、群を抜いて速い1人。流石は琥珀院。
「キャーーー!!!!カッコいいわ!!!!」
「大変だ!4組の女生徒が鼻血をふいた!」
、、先生方は今日も大変デスネ
続く1500メートル走は紫藤。コイツもやっぱり速い。攻略者補正かな
あ、女子の部集合してる。行かなきゃ
「星羅様!!私達皆、応援してますわ!」
「ありがとう。頑張って来ますね」
私の応援は「分かってんだろうなワレェ」ではないことを切実に祈ります
競技はトントンと進み、男子が1500メートルまで終わったので、今は女子100メートル走だ。競技で分けず、男女で分けている不思議。女子が男子をゆっくり観戦するためかな、、
このスターターの緊張感がたまらなく好き。
自分の番が来るまでは話していた令嬢も、近づくにつれ無口になっていく
「用意、スタート!」
空砲がなると同時に足を出す。前には人は見えない。どうやらスタートは成功したようだ
「星羅様、頑張ってー!!!!」
「おねーさま!頑張ってー!」
え!!!
私の愛しの樹が応援に来ているわ!どこ!?
わ!危なかった、コケるところだった。立て直し無心で走る
よかった、一位だ、、
「さすが星羅様よ!」
まあね!長距離は弱いけど、短距離ならこんなもんよ!
その後も競技は続き、昼休憩になった。
「星羅」
「お兄様」
お兄様は高等部の生徒会役員として中等部の手伝いをしている
「借り物競争でるんだったよね、僕が必要な時には携帯で連絡とってね」
あー、大事な人、とかそういう時もあるよね
「ありがとうございます、必要があったらお願いしますね!」
今日もイケメンなお兄様!
「本当は役員がこんなこと言うのは良くないけど借り物競争の先輩として、校長はだいたい観覧室、教頭は保護者席の端、五代名家の位置も把握しといた方がいいよ」
「何を借りるんですか」
お金持ち学校に校長のヅラなんてお題出ないでしょうに
まぁお金持ちのお題と言われても全然思い浮かばないけど
「借り物競争に出る方集合してくださいー!」
あ、行かないと
「星羅、いくぞ」
「男女一緒なのも珍しいですよね」
紫藤と一緒に並ぶ。クラスは順番で分けられると思いきや、借り物競争参加の全員が一斉にスタートを切るらしい。借りに行ってる時間の削減か?
箱の中から番号の書かれた紙を引く。あらかじめ引く紙を決めるらしい
「うおおおおおお!!!!俺の命運をこの手に!!!!」
他クラスの子が気合いを入れて手を箱に突っ込む
私は13番か
なんだろう、好きな人、きゃ!とかかな!借り物の定番と言ったらコレよね!
「位置について、用意、スタート!!」
一斉に番号と同じ紙を取りにいく
「よっしゃぁー!!!当たりだぁぁぁぁ!!琥珀院様の写真20枚!!すでに用意してある!!」
は?
「こっちもあたりだ!!!校長との1時間交渉権!!!校長の場所は把握してる!!」
「うわ!!ハズレた!!!!翠城様との1日外出券だと、、、今日俺は死ぬかもしれない、、」
は??
借り物、じゃなくね!?
「私は教頭から勉学を教えてもらえる券を借りてくるわ!券を書いてもらうためにまずは教頭を見つけないと!」
「私は琥珀院様のシャーペンを借りてくるわ!」
バッ!!!
自分の紙を素早く開く
緋津華朱莉嘉とプライベート外出一日券
借りれるカァァァ!!こんなもん!!!!私はお兄様のいた場所を確認する。いない!役員なのに!逃げたな
琥珀院の席を次に確認する。いない!やけに大荷物だったと思ったら、ちゃっかり自分の物守ってやがったアイツ!!!!塵ひとつ残ってない琥珀院の座席をみて嘆いている借り物競争者、、
これ、普通に棄権すれば良いじゃね
「吉本ぉぉぉぉ!!!お前絶対借りてこいよ!!!そしてそれを俺が優勝景品として貰うのさぁぁぁ!!!」
目が、、応援組の目が、、イッってる
「尚、棄権者、タイムオーバー者には、クラス得点ペナルティーと、罰則のクジを引いてもらいます」
放送部からの放送が流れる
罰則の紙?
「俺はコレを借りてくるくらいなら棄権だ、、」
借り物競争の1人が棄権する。と同時にその子のクラス大半から「何してくれとんじゃワレェ!!!二度と陽の目を浴びぬようにしてくれたろかぁぁ!!!」というブーイングと共に、罰則の紙の放送が流れた
「借り物競争番号8番棄権!罰則は、ねじり鉢巻でひょっとこの顔をしながら校内一周!!」
誰じゃそんな罰則を考えたやつは!!!!
キラキラ光る罰則の紙とクラスメイトのイッてる目を見て、私は棄権を諦めた。
緋津華ぁぁ!!!!緋津華はどこじゃー!!!!
私のクラスメイトの情報通の子が手招きしている
「星羅様の借り物はなんですか!?クラス総動員で応援しますわ!!」
「緋津華様なら先程!校庭裏の森に逃げ込みましたわ!」
「そしてその後他クラスの子に追い回されてからは行方がわかりませんの」
なるほど、、逃げたはいいが、借り物競争に参加しない子たちから、借り物競争者のために確保されそうになっているのか、、
とりあえず校庭裏の先は、、コテージか!私の時間も限られている。善は急げだ。
五代名家で逃げてないのは翠城のみか、、むしろ嬉々として足を組み、交渉術で競争者を弄んでいる。
そういう手もあったか、、
そんな翠城を横目に私は目的地へと走った。




