*第13話*
「ちょ、先輩!」
「名前で呼んでっていっただろ?」
「今は関係ない・・・!」
「あるよ。俺、今さっき、会長の趣味の人、から会長の恋人に移転したんだよ?」
「っ・・・!んもっー!」
「ほら。とりあえず俺んち戻るぞ。」
「いや!あたし、もう家に戻らないと・・・!」
「さっき俺の元にずっといたいといったのはだーれだ。」
「なっ・・・////」
さっきの台詞をぶりかえされ
あたしの頬はかなり紅潮。
あたしの手をつかんで走る先輩の背中に思わず見とれる。
かっこいい・・・というか、頼もしい・・・と、いうか・・・
てか・・・あたしの趣味でイケメン観察してたのに
どうしてこうなったのだろうか・・・
どこで道を曲がってしまった?
いやでもいい方向にいったよね・・・うん・・・
「会長、何考えてんの?」
気がつくと、もう先輩の家についていた。
「え?あ・・・いや・・・別に・・・」
「俺の背中眼見してたくせになにもはないだろ。ま、とりあえず入れ」
軽く言われたものの、あたしはかなりあせる。
「そんなにあせんなくても、大丈夫。」
先輩はリビングにあたしを促し、さっき作ったサンドウィッチを持ってきた。
「会長特製、愛情いっぱいサンドウィッチー」
「はぁ?!」
「まぁまぁ。ほら、一緒に食べようよー」
先輩は満面の笑みであたしを迎えるものだから
もうなにがなんだかさっぱりだ。
「もう・・・むちゃくちゃなんだから・・・」
床に座って、ふぅ・・・とため息をつく。
「哉也先輩ってほんと、ずるいですね・・・?」
「なにが?」
「・・・全部が全部ずるいです。サイテー」
「じゃぁ、俺、もっとサイテーになってみるわ」
そういうと、先輩の顔が近くにきた。
と、同時に唇に温かい感触を覚えて
そのまま押し倒された。
「?!」
「いい?このまま、サイテーなことやっても?」
「だ、だ、だめですっっっ!」
「じゃぁ、もっかい、ちょっとサイテーなことさせて」
先輩はまた、あたしの唇にキスを落とした。
「会長ってほんと、可愛いね?」
「?!////」
いまかなり、恥ずかしいこといわれたよね?!
もうっ!なんなのよ、ほんとに!
・・・結局、この結末は
会長はイケメン好きで
そこから始まった恋ってわけね・・・
なんか、イラっとするんだけど・・・
何気に先輩に主導権握られてるよね。今。
うわ。むかつく。
「もう、最低!」
あたしは先輩の頬にキスをして
サンドウィッチにがっついた。
先輩は少しの間放心状態だったけど
我に返り、あたしをみて、にんまり笑う。
「な・・・なんです、か?」
「鈴羽って、エッチだな。」
・・・は?いまなんっつった?
「エッチ・・・?」
「そう。エッチ。」
「・・・はぁぁぁ?!いや、ほかの人に言われたら百歩譲って許しますけど!
哉也先輩だけには言われたくないですけど?!」
「まぁまぁ。取り乱すなってー。ほら、サンドウィッチ、たーんとお食べ。」
「ふっざけんなぁぁ!」
この先どうなるんだか・・・!
ほんとに、もう・・・
意味不明!
-end-