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15歳になりました

おはようございます

どうも、薔薇霧零、15歳になりました

今日は私が待ちに待った花咲学園の入学式!

いやー、ほんっと攻略キャラたちの暗い過去無くしに駆けずり回って、やっと終わりました。もうクタクタです

ていうか、アレなに

悠人がウザいんですけど

なんか助けたことから憧れられたようで、師匠とか言って、追いかけ回して来るんですが

里斗なんかも、何度も私に勝負仕掛けてくるしで、めんどくさい

あ、そうそう

里斗は中等部2年のときに悠人の姉の清花さんに惚れて、アピールしまくった後、清花さんが学園に上がる前に告って、見事、リア充と化してます

だから私も、中等部で厄介ごととかを全て処理しましたとも!

リアルを充実、略してリア充になるためにね!

今や初等部、中等部から居た生徒や先生たちから物凄く信頼されてますよ

なんか、私を次期生徒会長に、ていう人も結構いるらしく、今悩んでいるところです

まあ、最低でもあと2年くらいあるし、ゆっくり考えて行きましょうか

さて、こんなこと考えている間に入学式が終わったみたいです

それぞれクラスへ移動か・・・

えーっと、あの人たちはっと・・・

あ、いたいた

てか、ホント見つけやすいな

ま、当たり前か

赤、ピンク、金の髪色だもんなぁ

私も赤だけど


「おーい!里斗、悠人、凛花!」


呼び掛けると3人は気づいたらしく、小走りでこっちに来る・・・子犬みたいだな


「よう、一緒にクラスまで行くか」


「もちろん4人とも同じクラスだよ」


「零、一緒に早く行こう?」


上から双子の弟の里斗、幼馴染の悠人と凛花

・・・つくづく思うけど、この3人、結構・・・いや、かなり美形だ

里斗は見た目爽やかイケメンだし、悠人は熱血系イケメンだし、凛花はその二人の近くにいてもおかしくないくらいの美少女


「?ど、どうかした?」


あ、じーっと見つめてたら凛花が気づいたみたい

うーん・・・観察するのはここで一旦やめとこうかな

なんとなく、凛花の頬が赤い気がするけど、気のせいだよね


「それより三人とも、帰りはどうする?私は少し部活動見てから帰るけど」


「・・・私も行く」


「俺はパス。帰って寝てぇし」


「僕は清花さんの手伝いしてから帰るから」


・・・ホントぞっこんLOVEだなぁ里斗は

まあ、どうでもいいけど

ちなみに、清花さんは生徒会に入ってるよ

多分、里斗も生徒会入るんだろうなぁ


「そ、じゃあ仕方ない。二人でまわろ?」


「う、うん」


?なんで口ごもるの?

むむ、なんで里斗はニヤニヤしてんのさ

その表情ムカつく


「・・・何、その表情」


「いや?別にぃ?良かったね、凛」


「!!う、うるさい!バカ里斗!!」


うーん、また始まった

なぜだかこの二人は少し前からこんなやりとりが増えた

ホント、よくするなぁ


「ケンカするほど仲が良い、かな?」


「ん、そうかもしれないね」


「そんなことない!」


・・・里斗は肯定したけど、凛花が物凄く反対してる。うーん・・・仲がいいと思うけどなぁ

んー、まあとりあえず・・・


「わかったから、落ち着きなよ。凛花・・・ね?」


まだ言い合ってる(凛花が里斗に一方的に噛み付いてるだけだが)凛花をグイッと引っ張って抱き寄せる

何故こうするかというと、今までの止める手段の中で、このやり方が一番すぐに大人しくなってくれるから、今やこれで止めるようにしている


「うぇ?・・・う、うん。わ、わかった。わかったから早く離して!」


「ん、良かった」


うん。やっぱりこれが一番いい

・・・これをやるたびに里斗がニヤニヤするのがイラつくけど

でも、すぐ止まるけど、こうすると決まって凛花が赤くなるのはなぜ?

まあいいや

さてと・・・


「教室に着いたね」


この学園は実技、筆記などの総合によってクラスが変わる

クラスは、Eクラス、Dクラス、Cクラス、Bクラス、Aクラス、Sクラスに分かれている

その中で最も優秀なクラスがSクラス

そして、私たち4人とも1-S・・・Sクラスなのだ

私たちは初等部の頃から完璧四人組としてみんなから一目置かれている

だが、Sクラスと言っても、極端な成績のものもいる。たとえば、悠人はSクラスだが、筆記はダメダメ。実技だけはズバ抜けて優秀だ

・・・ああでも、気まずい

え?何故かって?

そりゃあ、この3人が美形だからに決まってるでしょ。イケメン二人に、美少女一人の隣に平々凡々な私・・・

ああ、視線を感じる

嫌だなぁ

「はあ・・・」


ヒソヒソ

悠人

「あいつ、絶対今自分は平凡なのに、とか考えてるな」

里斗

「零は昔っからそうだしね」

凛花

「ホント・・・

昔っから一番男女関係なく人気なのは零なのに。・・・まあ、そっちの方が都合がいいけど」

悠人

「ホント、凛は零に一途だよな」

里斗

「早く想いを伝えた方がいいと思うけど」

凛花

「振られたら嫌じゃん!」

里斗

「でも、そんなんじゃずっとそういう風に見てもらえないよ?」

凛花

「うっ!それは・・・そうだけど」



「あれ?3人ともなに話してんの?」


あれ?少し考え事してたら3人がなんか話してる。最近こうなんだよなぁ・・・3人揃うと

まあいいか


「ほら、席につこう?」

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