19話 逃走 ジャック
やっべぇだろ、あれはマジやっべぇ~。
突撃隊長ゴッドワルドの戦闘を見て、慌てて俺は逃げた。赤い娘の赤い貝鑑賞はあきらめて糸解除。頭から落ちて気絶でもしてくれると助かるが。
特攻服も解除。邪眼に技を見られたく無い。アレには身代わりコインが効くとも限らない。
青い幼女は船長就任に御機嫌の様子。俺の肩車はいまいち不満のようですが。おじょうちゃん、知らない人にうかつについて行くなって習わなかった?
「だって、みんな相手にしてくれないんだもん!」
スタコラフ男爵発明のサッサー走法は、使うと課金されるらしいが何、俺様海賊よ。使わいでか。ふみたおしてやんよ~。
途中で魚の牙氏を追い越す。大汗、大出血で例の金髪の袋を運んでる。
「そいつもう、殺しとけってゴッドの旦那言ってたぜ」
邪眼の仲間で危険な奴。まさかこいつも盗技者だったり。変な手してたし。
「うほっ」
魚の牙は喜んだ。速攻で袋を空地に投げ込んだ。武器を持って飛びかかって行く。
そっから先は知~らない。メッタ刺しだろう。
邪眼に関わっちゃ~おしめ~よ。この便利技を失っちゃあ、ブラックオパール号に帆を張れなくなるし、色々困る。そろそろトルテューガも恋しい。
「おじょうちゃん、船を呼び出す練習をしよう」
「アネゴから習ったのはね~」
「いや、ソレじゃなくてだな」
♪プレシャス、プレシャス、ふふんふん
ぷーれしゃーす、ぷれしゃーす、ぷーれしゃーす、ぷれしゃーす×∞
プーレゼントおーねがいしゃーす、み~んなのプレシャス~♪
「♪にカスラが寄ってくる前に呪文を完成させるんだッ」
「♪ぶっちゃけ払えなーい♪」
「みんなにわかんなくても仕方ねぇ、なんせオリジナルだからなッ」
「またライフが減りそうだねッ」
う、うれしそうに言うな。
ブラックオパール号は桟橋に沈んでいる、一人でも操れる小型万能帆船だ。こいつで俺は全世界を制覇する最中なのだ。今度はそこに幼女艦長がついて来る。やる気は微妙。とりあえずアレをかわさにゃ外洋には出られない。さあ頼むぜ、ハズカシイ踊りはまかせたぜ相棒!




