第六話 騎士と兵士と魔術師 2
受験終了後と言いつつ投稿している俺。
戦争開始からすでに一時間が経過している。
ちなみに戦争がいつ終わるのかは知らない。
なにゆえ時間を気にすると集中できない物でしてね。
そんな事より今の現状を確認しよう。
目の前に広がるのは荒れ果てた戦場。
鳴り響く銃声。
すぐそばに襲われている白髪の少女。
ん?白髪の少女?
「いやああああ!!!来ないでえええ!!」
もう一度確認しよう。
荒れ果て黒煙の上がる戦場。
魔法陣が展開された音。
見覚えのある白髪の少女。
「うむ。やはりおかしい。」
「何もおかしくないわよ!!」
「うお!?貴様いつの間に!?」
何これコントみたい。
そんな事より幼女かよ。
俺はボンキュッボンの姉ちゃんが良かったのになぁ。
「あんた早く助けてよ!」
「お前の胸がDカップになったらな。」
「はあ!?」
おお、顔が真っ赤。
面白から少し遊んでやる。
「ついでに身長が170cm越えで大人っぽい雰囲気だと俄然やる気が出る。」
「何であんたの為にそんな事しなくちゃいけないのよ!」
「おいおい、遠回りだが自分の為だぜ。白竜さんよ。」
「どういうことよ?」
「そのまんまの意味だよ」
正直俺にもどういう意味かわからない。
その場の空気とノリでついついくちばしってしまった。
「そろそろいいか?」
「あ、うん。」
この人達の事をすっかり忘れていた。
制服がローブつまり魔術師学園の連中。
人数は五人。
「セルフィーたんもいるし何とかなるか。」
「今何て言ったのよ。」
「さあな。」
「……。」
「立てるか?」
「……当たり前よ。」
相変わらずツンツンしてるなあ。
◇◇◇
戦闘の開始は魔術師の一斉攻撃で始まった。
セルフィーは上に逃げた様だ。
しかしここで避けると追撃の恐れがある。
受けるにも魔法の数が多すぎる。
ならどうするか。
簡単だ。
「え!?ちょっと!?」
「突っ込む!!」
魔法の嵐の中に飛び込み上手く抜ければ攻撃のチャンスになる。
「あいつはバカなのか!?」
「俺はバカだよ!あぶね!」
俺の頬を魔法が掠めた。
少しよろけたがすぐに体制を立て直し走り出す。
あと少しだ。
「当たらないぞ!」
「どうする!?」
「何とかしろ!」
あらら、随分慌ててますな。
全ての魔法が俺に向けられてる。
この時を待っていた。
「セルフィー!!頼んだぞ!!」
「わかってるわよ!」
いつの間にか魔術師達の背後に回り込んでいたセルフィーに託す。
「せやあ!!」
疾風の如く敵を斬る。
防御力の低い魔術師達は瞬く間に消えていった。
「うお!?」
直後俺に向かって無数の魔法が襲い掛かる。
防御体制に入るが間に合わない。
無数の魔法が俺に突き刺さる。
「………っ!」
HPが勢いよく減っていく。
(意識が……。)
「リュウジ!」
「と見せかけてのスキル発動。」
「………え?」
「俺はスキルのお陰で必ずHPが一残るのだよ。」
「……心配して損したわ。」
「あれれ〜?心配してくれてたの?」
「……今あんたHPは一よね?」
「え?ああ、そうだけど。」
一応確認。確かに一だ。
嫌な予感。
「つまり一撃入れれば倒せるのね?」
「え!?ちょ、おま、落ち着けって!」
「あの時の屈辱!今晴らす!」
「うお!?本気で斬りやがった!」
なんとか身をよじり回避した。
「待て!逃げるな!」
「待てと言われて待つバカはいねーよ!」
その時、戦争終了を告げる鐘の音がなっていたが俺もセルフィーも気づかなかった。
◇◇◇
「あ、リュウジくん。」
「よう、エリカ。」
戦場では見かけなかったがどうやら無事のようだ。
「一人で大丈夫だった?」
「ん?問題ないが。」
「そう、よかったわ。」
どうやら俺の事を心配してくれてたらしい。
「おお、心配してくれるなんて何を企んでるんだ?」
「べ、別に何も……。」
「やっべ!もうこんな時間かよ!」
猛獣二匹が待っている。
「じゃあな。」
「え?あ、うん。」
俺はログアウトした。
◇◇◇
「飯の準備ができたぞ。」
「はーい。」
ドタバタと階段を降りてくる。
ハイエナ降臨。
「もお、遅いよう。」
「一日中ゴロゴロしてるお前が言うな。」
「うるさい。」
この先どうすんだろうなこいつ。
「飯食ったらさっさと寝ろよ。」
「………。」
無視かよ。
姉貴が来ないがまあいいや。
俺は部屋に戻り記録的な速さで寝た。
感想………|・ω・`)コッショリ




