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Lost World Online  作者: vitaminZ
第二章 兵士の魂
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第二話 学園

暑い部屋のなかで書いていると頭が痛くなる。

『さて、ここが学園か。』


西の森を抜け、ひたすら草原を歩くこと4時間。

遂に目的地に到着した。


『おいおい、デカすぎだろ。』


この学園は草原の半分を占めるほどの大きさらしい。

そんなに大きくする理由を問いたいがきっと製作者達はスケールの大きさにこだわりたいのだろう。


『入りますか。』


大き過ぎる位の扉を潜ると広間の様な場所に出た。

学園のなかは想像通り広かった。

様々な装飾が施されており

広間の中央には何かしらのマークが描かれている。


『うひゃあ〜、でけえ〜。』


天井の照明が全く見えない。

そんなにでかくする理由を以下略。


『あの子、新入りかな?』


『多分そうだよ、今まで見た事がない。』


あまりの大きさに圧倒されているとそんな会話が聞こえてきた。


話しているのはじょ、女子だと?


兵士の学園なのに女がいるぞ。

まさか学園を間違えたか?


『ようこそ兵士(ソルジャー)育成学園へ。』


そんな考えを巡らせていると不意に声を掛けられた。


『君はここに入学しにきたんでしょ?だったら案内するよ。』


これまた女子だ。

水色の髪は短く整えられており、少し小柄な子だ。顔は何処かの誰かさんを思い出しそうな童顔。

ここが兵士育成学園で間違いないようだ。


『ああ、そうだけど、案内してくれるなら助かるよ。』


『よし、決まり!私の名前はエリカ。よろしくね。』


『俺はリュウジだ。よろしく。』


これで仲間は確保できた。





◇◇◇





『これで受け付けは完了です。良い学園生活を。』


美人なお姉さんに手を振られてついつい返してしまう。


『リュウジ君?何ニヤニヤしてるのかな?』


そこに恐ろしい目線でこちらを睨んでくる子供の様な人。

正直に答えよう。


『そりゃあ美人なお姉さんに手を振られたら返すだゴフッ!』


いきなり溝うちされた!

俺は何も悪い事はしてないし言ってないぞ。


『ん〜?何って言ったのか全然聞こえなかったなあ〜。もう一度言ってくれる?』


『いえ、何でもありません。』


『わかればよろしい。』


この学園での生活はおそらく無事では済まないだろう。


『受け付けは出来たけどまだ入学は出来てないのよ、リュウジ君。』


『え、そうなの?』


どういうことだ?

何か条件を満たさないとダメなのか?


『そう、入学試験があるのよ。』


そりゃあそうか。

試験無しで入れるほど世の中は甘くないよな。


『とりあえず教官のところに行こう。』


『あ、うん。』


教官、嫌な響きだぜ。





◇◇◇





『貴様かあああ!!!この学園に入学したいという輩は!!!』


『はい!そうです!』


『聞こえねえなああ!!!』


『はい!!この学園に入りたい輩とは俺のことです!!』


『そうか!!なら試験を受けてもらう!!』


『はい!教官!』


『ルールは簡単だ!俺が指定した学生から三分間生き残れ!!殺しても構わないぞ!』


『はい!教官!』


やべぇ、めんどくせぇ。


『そうだな。貴様にしようか。』


そう言って教官は俺の後ろを指差した。


『え?私?』


『そうだ。貴様だ。ここまで連れてきたのは貴様だろう。それなら多少はやりやすいだろう。』


『まあ、そうですけど。』


『よし、見習い。十秒数える間にできる限り遠くに逃げろ。しかし、学園内だけだぞ。』


そして、俺は全力で学園内を走り始めた。





◇◇◇





『あら?リュウジ君どうして逃げないの?』


今の現在地は校舎内の中庭。

ここなら丁度いい。


『逃げる?笑わせないでくれ。はなから逃げる気なんかないさ。』


『まさか、私と戦うつもり。』


『そのまさかさ。あんたを倒す。』


『言っておくけど私のレベル45よ。あなたのレベルは知らないけど、さらにクラス3rdなんだから。』


『レベルはわかるが、クラスってなんだ?』


『私に勝てたら教えてあげる。』


そういうと、エリカは突進してきた。

確かにレベル40というだけはある。

だけどまだ遅い。


『くらえ!!』


少し長めのロングソードを縦に振ってきた。


『あまい。』


それを俺は、横に軽く動いてかわす。


『そっちこそ甘いわよ。』


そうすると剣を横に払ってきた。


それをバク転でかわす。


『やるじゃない。』


『どうも。』


今度は俺から仕掛ける。


剣を地面からすくい上げるように斬る。


剣技(ソードスキル)、“アヴァランチ”だ。


『ひゃあ!?』


完全にかわしきれず剣先が少し掠った。


『何よその剣技?反則的な速さじゃない。』


『剣技のなかでトップクラスの速さと威力がある。まあ、かわされたら隙は大きいがな。』


『そうなの。なら私も本気を出しちゃおうかな。』


そう言うと、エリカは腰から黒い何かを取り出した。


『兵士の利点。それは攻撃力が高い訳でもなく、魔力が高い訳でもない。』


なるほど、そういう事か。


『“(ガン)”を使えるところよ。』


そう言うと大型の拳銃、あれはおそらくデザートイーグルだ。を取り出した。


『さあ、どうする?今なら十秒間だけまってあげるけど。』


わかってないな。いい加減、俺の性格位把握しやがれ。


『バカ言うな。逃げるわけないだろ。』


『そう、なら、チェックメイトよ。』


そう言うとエリカは躊躇なくトリガーを引いた。


なんだろう。この感覚は。全ての動きが止まって見える。


いつの間にか野次馬が凄い数になっている。

弾丸が見える。避けれる。


俺の真横を弾丸が通り過ぎた。


周りの連中が目をまん丸にしている。


エリカもキョトンとしている。


『……反撃開始。』


あまりにも凄い出来事に気を取られ、反応が一瞬遅れたエリカに対して俺の持つ最大の剣技を叩き込む。


剣技(ソードスキル)!!“紅焔(プロミネンス)剣舞(ソード)”!!!』


斬撃系の剣技で、12連撃の大技だ。


強烈な炎と鋭い斬撃の嵐がエリカを襲う。


縦斬りから横斬りへ、斬撃を繋げていく。


『くうっ!?』


エリカのHPが途轍もない勢いで削られていく。


最後の一撃。

剣を担ぐ様に持ち一回転し相手の心臓に突き刺す。


グサリという効果音と共にエリカのHPバーはなくなった。





◇◇◇





『よし、合格だ。これからは訓練に励む様に。』


そう言うと教官は足早に立ち去った。


『なあ、エリカ。俺に負けた位で落ち込むなよ。』


『落ち込んでないもん!』


『じゃあ、なんでさっきから不機嫌そうなんだ。』


『別に不機嫌じゃないし。』


『いや、明らかに不機嫌だろ。』


『うるさああい!!不機嫌じゃないって言ったら不機嫌じゃないの!!』


『はいはい、そうですか。』


やっぱりめんどくさい。


部屋を出ると、視線が一気にこちらに集まった。


(あの子、エリカを倒したらしいわよ。)


(え!?あのエリカを!?)


(部隊長を倒すなんてやるな。)


(是非ともうちの部隊にきて欲しいな。)


いろいろ聞こえてくるがそんなに強かったのか、あいつ?


俺の部屋は男子寮二階の1号室らしい。


一階は50号室まであるらしい。


つまり俺は二階で一人目の住人だ。


『たっだいまー。』


部屋は案外広かった。


ベットが一つとテーブルにイス、それとシャワールーム、がある。


ベットがある、それが何を意味するか。


『おやすみ。』


話の終了を意味する。




剣技をいつ覚えたなどは後々話す予定です。

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