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めでたしめでたし――と語るべきなのかもしれないがそういうわけにもいかないのでもう少し付き合ってほしい。言うまでもなく、これは俺の視点、俺の主観でしか語ることのできない話である。これを物語とするならばもう少し語らなければいけない大切なことがあるだろう。語り手である俺以上に、何よりもそれは彼ら彼女らが望んでいることだと思うから。彼ら彼女らの望みを全て叶えてられるほど俺は立派な人間ではない。しかし、その悩みや葛藤に寄り添えるような人間になりたいとも思う。
これは、これから語るのはいわゆる後日譚というやつだ。




