第1章(4)『会議』
最近はダッシュエックス文庫の新人賞に送るための作品を書いているので更新遅めです。
俺と雪は食事を終え、会議の会場である場所へと向かっていた。義一さんは昔から病弱で俺たちがそう言う場には代わりに行くことになっている。
「ふぁ...めんどくさい..っーか会議なんて自由参加でいいじゃねーか」
「仕方がないじゃん、おじいちゃんに頼まれたんだから」
「まぁーなー義一さんには何かとお世話になってるし、せめてこれくらいはしないとな」
建物が見えてきた。とても大きい..東京ドーム3つ分くらいはある大きさではないだろうか。
入り口にはチェックする係の人がいた。
「あなたはどこの御宅の人ですか?」
「俺たちはB-39地区津具義一の代理人だ」
このサイエンスシティはA〜Dの地区に分かれている。これも成績順で決められる。通常であれば雪の成績があれば最高ランクのAに住める。だが俺が足を引っ張りB地区になっている。本当に足引っ張ってばっかりだな..俺..本当に義一さんに申し訳ない気持ちで一杯だ。
「え〜と..B地区の津具義一さんの代理ですね。確かに代理届けが出てますね。お先に進みください」
「どーも」
そう言い俺は扉を開けた。おぉ〜久しぶりにきたが、なかなかデカイ..
本当に会議をする場所がと思うような場所だな。具体的に言うならTVでサッカーや野球をしているような場所にイメージは近い。
まぁそういう場所とは違い未知の機械で埋め尽くせられているが..
俺たちはB地区と言うことでなかなかのVIP席。演説する人の目と鼻の先だ。
会議まで少し時間があるな..写真でも撮って『会議に出席now❤︎』って言うバカッター的なツイートでもしようかな?
うん。これ絶対問題がある。キュービックフューチャリスモ。
「少し早いですが皆さんお揃いのようなので定例会議を始めます」
お?始まった。しっかしこのおっさん..まぁサイエンスシティにおいて一番偉い人ではあるんだがめっちゃハゲてるよなぁ..年の割に。これでも46だぜ?もう80歳とかのレベルのつるつるさだろう。
「今回決定した事は二つあります、まずはこのレイルガン従来のものは、1発打つごとにバッテリーを交換しなければいけなかったのですが、バッテリーの小型化と5発まで撃てるようになりました」
また、兵器の話か..
兵器を作る事になんの意味があるんだよ..そんなの誰かを傷つけ尊い命を奪い去るだけじゃないか..
「そして二つ目..憎き能力者たちを生け捕りにし、能力について調べようと思う」
なんだと?
「あ、あの〜」
俺は控えめに手を挙げた。
「なんだね? 君は? 何か聞きたい事でもあるのかね?」
「えーと..調べると言うのは具体的にどういう事をするんですかね?」
「うむ。具体的には解剖、そして薬の投与などをして身体の様子を見て見ようと思う」
なに?
「正気ですか!? 人体実験なんて正気の沙汰じゃないですよ!? そんな事許されると思っているんですか!?」
「智..」
雪が控えめな声で俺の名を発し、心配そうな顔で俺の顔色を伺っていた。
「君こそなにを言っているんだい? いいかあいつらは人間じゃない。ただの人の皮を被った化け物だよ。まともな人間ならあんな変な力を使える訳がないだろう? そんな化物共には人権と言うものが存在しない。ほら今だってマウスなどでよく実験をしてるだろう?それと一緒だろう?」
「あんた、頭おかしいのか!?」
俺は怒りのあまり殴りかかりに行きそうになっていた。だが..
「智!こらえて!」
雪が俺を抑えた。
「君はあの化け物共の味方をすると言うのかい?」
「いや、それは! その..」
「私はね、君みたいにはっきりしない奴が苦手なんだよ。文句があるならあるとはっきりいわんか!?」
「いえ..ありません」
この場で争っても意味のない事が続くだけ..そう思い俺は引き退った。
いや〜これから智はどうするんですかね?きっと能力者であることを知られたら今まで通りの暮らしはきっとできないことだと思います。これからの智に注目ですね!




