7. 「気疲れの寝言」
「ピピピピピピピピピピ」
目覚ましの電子音が聞こえる。
「パシッ」
止める音。
「そろそろかな・・・・・」
小さく独り言を言う。
「ガチャッ」
ドアが開く。
「おはよう水希」
「はよ」
「コーヒー、飲む?」
「うん・・・・・・」
元気がない瞳。
なんか変な感じがする。
瞳を泣かせた日から3日がたった。
あの日から俺達はギクシャクしている。
そりゃそうだ。
「太陽みたく」とか「月みたく」とか。
そんなこと言って普通にいられるわけがない。
でも・・・そこまで緊張されたら俺もつられるって。
コーヒーをいれる。
「バタッ」
何か音が聞こえた。
「瞳〜、砂糖・・・・・」
「瞳!」
瞳が倒れている。
「大丈夫か?」
気を失ってるようだ。
「バカ・・・・・・」
瞳に向かって小さくそう言った。
ベッドに瞳をはこんで寝かせる。
気疲れ・・・かな。
ここのところ、ずっと元気なかったからな・・・・・
「み・・・き・・・・」
瞳が寝言を言ってる。
「プッ」
寝言なんて言うんだな。
軽く笑ってそう思う。
寝言を聞いてみる。
「水希・・・・・」
「ん?」
あれ?
寝言に返事しちゃダメなんだっけ?
「・・・・バカ・・・・・」
・・・・・・。
おいコラ。
寝言だとしても今のは聞き捨てなんねーぞ。
「・・・・・ウソ・・・・・」
何だよ、ウソか。
「・・・・・・・・・・」
「ッッ!」
赤面する。
なんて言ったか?
ぜってー教えない!!
「・・・・・大好き・・・・・水希・・・・・」




