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19/32

19、…発表



その日、修人は、店に招待した。美香、アキラ、アキラの兄貴、陳氏、そしてお母。宮さんと二人料理を作り、皆に振る舞った。


「美味しい!」

「美味い!」

「すげーな。こりゃー!」

「うん。良く出来てる」

「・・・修人、」


修人は照れ笑い。


アキラが言った。


「でも、修人、今日って、発表の日だろ?合格発表?」


「あぁ、まぁ、どっちにしろ、大学には、行かねーよ」


「な!なんで?合格してたらもったいねーじゃんよ!」


「俺、料理、好きなんだよ。これで、食っていきたい」


「でも!」





その時である。



…えー!約束!約束が違う!ダメよ!大学行かなきゃ!…



…ん?んん?あ、碧海!!!…



…ダメダメ!行かなきゃダメ!絶対!絶対!ダメなんだから!…



…今まで、どこ行ってたんだよ!碧海!!!…



一年振りの再会である。




更にその時である。



修人の携帯、着信音が・・・。



「私、水晶の女です。修人君、支払いはまだかしら?」


「あ!忘れてた!」


「困るわよ!差し歯・・・、いや、早く払って、十万円」


「ハァ?増えてるし!なんだそりゃー?」


「追加料金よ!今、合格発表見に来てるの。あなたの受験番号何番?」


「ハァ?」


修人は受験番号を教えた。


「そう、えーっと、この辺かなぁ・・・」



美香が呟く。

「どっち?」


アキラも呟く。

「どうだ?」


アキラの兄貴も呟く。

「頼む!」


陳氏も呟く。

「大丈夫」


お母。

震えている。




そして、碧海。


…お願い、お願い…




電話の向こう水晶の女。


「ん!あ!あれ?おお!・・・えーっと、どこだっけ?」



修人の携帯を奪う美香。


「わりゃー、ええ加減にせんかい!コルアー!どっちじゃー?コルアー!」


水晶の女。


「あー!・・・・・・」





「あった。・・・・・合格です・・・」






!!!!!!






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