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すきと~る -えっ!視えるの?-  作者: 守りの神殿
第3章 王国の戦友
87/329

#4 計画開始!!

魔石は使い捨て…

キタキタキターーーー!!


魔石ゲットォ!!


襲ってきたヴォルフ5匹を1人で瞬殺して手に入れましたよ。


でも、ティアに怒られました…突っ走りし過ぎて危険だと…あの心配顔には逆らえません。

「鎌鼬」の皆さんは驚き呆れた顔をしてましたね。

つまりは、テンション上がって、やり過ぎました!!

すみません!!


…反省はこのくらいにして、夜営中に『付与』を試してみたいと思います。


ガクノ市出発して1つあった村は、1時間程滞在し、4時間くらい前に出発しました。

次の村までまだ距離があるので、暗くなる前に夜営の準備をするとシモンさんより連絡があった。


夜中の見張りは「男祭」、「ホープレイ」、「鎌鼬」、「日月」と隊列順である。

見張り中にやりますか!!


・・・


さて、見張りの番が回ってきました。

え?食事とかどうしたって?基本的に依頼者持ちですよ。量は決まってますが…

足りないなら自分で追加するという形になってますね。


今日の夕飯は、野菜と肉入りのスープとパン。可もなく不可もなくの味と量でした。

スキルがあっても知識が無い自分を恨みます…


と、食事のことはいいとして…『付与』やりますよ!!

ヴォルフの魔石は無属性で大きさは小なので、Lv.1のスキルを付与できるな。

あ、無属性とあるが、『無魔法』が付いてる訳ではないらしい。なんで無属性って言うんだろ?


さて、何を『付与』するかな~・・・

よし、まず優先で『透過』をLv.10にして、そのあと『付与』をレベル1上げてみるか。

これで3個残り2個は、ちょっとティアに実験してもらう為に『火魔法Lv.1』を付与した魔石を1つ作って、予備で1つ残そう。


「さて、やりますか」


「ん?何をやるのじゃ?」


「『付与』の練習だよ。ティアにも実験に付き合ってもらうから」


「主…せめて事後承諾はやめてほしいんじゃが…」


「あー、悪い。気を付ける。まあ、危険じゃないからやってみてよ」


「ハァ、分かったのじゃ」


「じゃあ、『付与』が終わるまで待っててくれ。では早速『付与』っと…」

・・・うん、成功。ちゃんと『透過Lv.1』が付与されてる。

やった感覚で気付いたが、『付与』のレベル以上、つまりLv.2以上は付与出来ないみたいだ。これがデメリットかな。早目に『付与』のレベルは上げとくべきだな。


「さて、残りも『付与』、『付与』、『付与』っと…」

よし出来た!!


「では、1つは外して、『すきと~る』っと…よし、成功!!」

『透過』がマスタースキルに、『付与』がLv.3になった!!

ふふふ~ん…いやー上手くいくと嬉しいですね。

しかし!!魔石は粉々に…使い捨てかよ!!


「では、ティア。この魔石を使って俺がいいと言うまで『火魔法』の『ファイヤー』を使ってみてくれ」


「いいんじゃが何の為にするのじゃ?」


「ティアに『火魔法』のスキルが発現しないかなと思ってね」


「主殿、我には『火魔法』の適性が無いから発現はせんと思うぞ」


「いや、昼間のエリオットさんの説明の時知ったんだが、『付与』などのスキルは取得するまで魔導具を使ってると言っていたよな。なら、魔法も同じじゃないかと考えたんだ」


「む、それは確かに…しかし、そんなに簡単なことなら誰か試してると思うのじゃが?」


「うん、俺もそう思う。でも、情報を出すのに渋ったり、発現するのに時間が掛かったら諦めて適性があるものを伸ばそうと考えるんじゃないか?そもそも魔導具自体が高く、そんな練習が出来ないか…と、まあこんな理由でこのやり方が廃れていったんじゃないかと考えた訳だ」


「ふむ、否定は出来んのう…試してみる価値はあるか。しかし、発現する前に魔力が無くなるやもしれんぞ?」


「魔力は俺のスキルで譲渡出来る。お互いの魔力が半分くらいになったら今日は止めよう」

魔力がすぐ無くなるのも廃れた理由だろう。魔力量が増えない内にやっても、発現するまでに長い時間が掛かるはずだ。目標が無い限りすぐ諦めるだろうな…人の心理上。


「分かったのじゃ。『ファイヤー』…」


「あ、キーワード言わなくても魔力を流すだけでも発動するぞ」


「そういうのは早く言うべきじゃろ…」


1回、2回とティアが魔石に魔力を流していく。

30回くらいやっただろうか…ティアの魔力がすくなくなったので、俺が魔力を補給しながらやっていたところ・・・


「ストップ!」


「どうしたのじゃ?」


「ティア、それ無しでやってみて」


「まさか!…『ファイヤー』」

ボッ・・・


「おっし!!」

理論は間違ってなかったな。ティアに『火魔法Lv.1』が発現した。


「凄いのじゃ、主殿!!」


「これからもっと頑張って保持者(ホルダー)目指そうぜ!!」


「…主と一緒か…うむ、頑張るぞ!!」

最初なんて言ったんだ?まあ、いいか。やる気になったみたいだし。



・・・



4の月30日(4の月最終日)

ガクノ市を出発して15日経った。トファ村やカンド村など6つの村を通って、俺たちはイルテミナ市に到着した。


魔物の襲撃はあった…が、悲しいかな、「日月」が出ることなく退治されたので、魔石の調達が出来なかった。


だが、残り1個の魔石でティアが『地魔法』を発現したり、『火魔法』のレベルも上がってきたし、順調に成長している。今度は魔法以外の『合成』や『異常状態付与』も取得してもらおう。


余談だが、ティアの魔法練習で俺の『魔法破壊』と『魔力吸収』も、魔力ループ法を使ったおかげで成長しました。




フフフ…ティア改造計画進行中!!

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名前:トール

種族:ヒューマン

年齢:15

ギルドランク:D-パーティー:「日月」

犯罪歴:無し

保持者(ホルダー)

・『魔人』

エキスパートスキル

・『威圧』・『心眼』

・『物品鑑定』・『魔物鑑定』

・『人物鑑定』・『一撃必殺』

・『アイテムボックス』・『魔力譲渡』

・『天恵眼(↑)』・『すきと~る(↑)』

・『隠蔽(↑)』

マスタースキル

・『気配察知』・『気配消失』

・『威嚇』・『突撃』

・『指揮』・『投擲』

・『異常状態耐性』・『算術』

・『奪取』・『体術』

・『剣術』・『看破』

・『物品知識』・『魔物知識』

・『接客』・『槍術』

・『斧術』・『騎乗』

・『料理』・『性技』

・『透過(↑)』

レアスキル

・『マップLv.9』・『薬剤Lv.9』

・『調理Lv.9』・『錬金術Lv.6』

・『服飾Lv.7』・『以心伝心Lv.7』

・『罠使いLv.8』・『農業Lv.8』

・『採取Lv.8』・『魔力吸収Lv.3(↑)』

・『魔法破壊Lv.3(↑)』

スキル

・『罠術Lv.9』・『弓術Lv.7』

・『棒術Lv.2』・『盾術Lv.8』

・『鎚術Lv.4』・『鞭術Lv.3』

・『杖術Lv.2』・『鎌術Lv.5』

・『調合Lv.6』・『農工Lv.7』

・『裁縫Lv.3』・『調教Lv.3』

・『測量Lv.6』・『錬成Lv.3』

・『付与Lv.2』・『詐術Lv.5』

所有奴隷

・セレスティア

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---------------------------------------------------

名前:セレスティア

種族:エルフ

年齢:167歳

職業:奴隷-探索者-ランクD「日月」

犯罪歴:違約金未払い-200000モル

レアスキル

・『心眼Lv.6』

スキル

・『弓術Lv.6』・『杖術Lv.3』

・『気配察知Lv.6』・『気配消失Lv.5』

・『看破Lv.6』・『魔力操作Lv.6』

・『並列思考Lv.6(↑)』・『接客Lv.3』

・『算術Lv.3』・『異常状態耐性Lv.4』

・『魔物知識Lv.3』・『物品知識Lv.3』

・『調合Lv.3』・『異常状態付与Lv.2』

・『裁縫Lv.1』

魔法スキル

・『無魔法Lv.6』・『水魔法Lv.5』

・『風魔法Lv.4』・『光魔法Lv.4』

・『火魔法Lv.3(new)』・『地魔法Lv.3(new)』

所有者

・トール

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