#3 我、魔物を欲する者なり
ステータス確認です。
護衛でずっと馬車に乗ってると、尻が痛くなることを初めて知った、皆のトールお兄さんだよ!!
久しぶりだね!!
イテテ・・・
てっきり、馬車の横を歩きながら護衛すると思っていたんだけど、よくよく考えてみれば速度が違うから無理だった。
パーティーの1人が御者の隣に座って警戒し、残りが警戒しながらの休息って感じだった。
そして、今は俺が休息中。魔物も先頭で1回出ただけでそれ以降襲撃なし。
暇だから、成長したスキルの検証結果でも再確認しましょうか。
検証は出発の前日に出来ることは済ませてある。
因みに俺のステータスはこちら。ついでにティアのも見せましょう。
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名前:トール
種族:ヒューマン
年齢:15
ギルドランク:D-パーティー:「日月」
犯罪歴:無し
保持者
・『魔人』
エキスパートスキル
・『威圧』・『心眼』
・『物品鑑定』・『魔物鑑定』
・『人物鑑定』・『一撃必殺』
・『アイテムボックス』・『魔力譲渡(new)』
マスタースキル
・『気配察知』・『気配消失』
・『威嚇』・『突撃』
・『指揮』・『投擲』
・『異常状態耐性』・『算術』
・『奪取』・『体術』
・『剣術』・『看破』
・『物品知識』・『魔物知識』
・『接客』・『槍術』
・『斧術』・『騎乗』
・『料理』・『性技』
レアスキル
・『天恵眼Lv.9』・『すきと~るLv.9』
・『隠蔽Lv.9』・『マップLv.9』
・『薬剤Lv.9』・『調理Lv.9』
・『錬金術Lv.6』・『服飾Lv.7』
・『以心伝心Lv.7』・『罠使いLv.8』
・『農業Lv.8』・『採取Lv.8』
・『魔力吸収Lv.1』・『魔法破壊Lv.1』
スキル
・『透過Lv.8』・『罠術Lv.9』
・『弓術Lv.7』・『棒術Lv.2』
・『盾術Lv.8』・『鎚術Lv.4』
・『鞭術Lv.3』・『杖術Lv.2』
・『鎌術Lv.5』・『調合Lv.6』
・『農工Lv.7』・『裁縫Lv.3』
・『調教Lv.3』・『測量Lv.6』
・『錬成Lv.3』・『付与Lv.2』
・『詐術Lv.5』
所有奴隷
・セレスティア
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名前:セレスティア
種族:エルフ
年齢:167歳
職業:奴隷-探索者-ランクD「日月」
犯罪歴:違約金未払い-200000モル
レアスキル
・『心眼Lv.6』
スキル
・『弓術Lv.6』・『杖術Lv.3』
・『気配察知Lv.6』・『気配消失Lv.5』
・『看破Lv.6』・『魔力操作Lv.6(↑)』
・『並列思考Lv.5』・『接客Lv.3』
・『算術Lv.3』・『異常状態耐性Lv.4』
・『魔物知識Lv.3』・『物品知識Lv.3』
・『調合Lv.3』・『異常状態付与Lv.2』
・『裁縫Lv.1』
魔法スキル
・『無魔法Lv.6』・『水魔法Lv.5』
・『風魔法Lv.4』・『光魔法Lv.4』
所有者
・トール
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さて、まずはすぐに済むものから…
ティアの『魔力操作』がLv.1上がった。これは、魔力の在りかの認識を血液から細胞へ変えさせたら、細胞のことを理解した時点でレベルが上昇した。
細胞の説明に苦労したよ…
次は俺だな。
まずは『魔人』だが、魔力操作と合成を含めた魔法が息をするように違和感無く出来て、魔力消費が少なくなった。それに、『並列思考』の数が無限大になった。自分の脳が疲れない限りはだが…
つまり、俺は魔法の行使に関して際限が無くなったといってもいいだろう。
そして、新しく手に入れた『魔力譲渡』だが、魔力譲渡薬にスキルが付与されていることが分かったので取っておいた。2つ薬を無駄にしたが…
効果は、文字通り自分の魔力を他人に譲渡することだ。魔力は訓練のおかげで日に日に増えているので、魔力タンクになる日も近いな!!
『魔力譲渡』に加えて、『魔力吸収』と『魔法破壊』があることで、面白いことが判明した。
ティアに軽い魔法を唱えてもらい、その魔法を破壊し、その魔法の魔力を吸収、吸収した魔力をティアに譲渡するという面白いループが出来ることが判明した。永久魔法訓練とか出来そう…
ただし、『魔法破壊』はレベルが低くて初期の魔法くらいしか破壊することが出来ない。
さらに、『魔力吸収』はレベルが低くい為か、吸収に抵抗を感じ全てを吸収出来なかった。また、他人からも意識すれば吸収出来るみたいだが、これもレベルが低くてほとんど吸収出来なかった。これらは便利なので、積極的に使っていくつもりだ…バレないように。
次は、3つの鑑定系がエキスパートになったことで変わったことだが…特に無かった。多分だが、全てのモノに鑑定が効くようにでもなったのだろう。
『アイテムボックス』は収納数がレベル×1000個だったのに対し、エキスパートになると収納数が∞(無限大)になっていた。これで道具袋がお役ごめんになったので、ティアに渡し、俺はカモフラージュのために普通の袋を持っている。
次に『マップ』だが効果は、『気配察知』が出来る距離を半径(現在5km程)とした範囲の地図が、透明な板に表示され目の前に現れる。因みに他人には見えていない。そのマップには味方が青、無関係が緑、敵対者が赤、罠が紫で表示されるみたいだ。『看破』と『罠術』の効果が反映されたのだろう。意識すれば建物の情報も手に入るみたいだ。これは『測量』の効果だと思われる。
つまり、またヤバいスキルを手に入れたのだ!!やったね!!
最後に、他にもレベルが上がっていたスキルや新規スキルがあるんだが、使わないと効果が分からないものばかりなので検証はしていない。
だが、物からスキルを奪えると気付いた今、『付与』の使い方をとても知りたい!!そうすれば、スキルのレベルアップが出来るし、新しく武器とかも作れるからな!!
そういえば、検証に忙しくてティアに聞いたこと無かったな。ダメ元で聞いてみるか!
「おーい、ティア」
「なんじゃ?主殿…」
「魔導具作成するための『付与』の使い方知ってるか?」
「残念ながら、我は知らんのう…イルテミナ市で店を探して聞いてみたらどうじゃ?」
「やっぱりか。分かったそうして…」
「あの!」
「はい、何ですか?」
御者のエリオットさんが話掛けてきた。
「『付与』の方法なら自分が知ってますよ。探索者のトールさんも錬金術師目指してるんですか?」
「…いえ、職業としてじゃなく、『付与』を覚えて戦いを有利に出来ればいいな…と思いまして。よろしければ、エリオットさん教えて頂けませんか?」
「戦いに…ですか?自分には想像出来ないですね。
道具がないので実演は出来ませんが、資料にある内容くらいだったら説明しますよ。
いい暇潰しです」
「ありがとうございます!!あの、出来れば『錬金術』に関わる『錬成』や『合成』についても教えて頂けると嬉しいんですが…すみません、わがまま言っちゃって」
「いえ、構いませんよ。どうせ、『付与』を説明する為にその2つも説明しようと思っていましたから」
「本当ですか!?重ね重ねありがとうございます」
「では、説明しますね」
・・・
その後、約1時間してエリオットさんの授業は終わった。
余談だが、エリオットさんはキャメロン商会の専属錬金術師を目指しているらしい。今回の運搬は見習いの仕事だそうだ。是非とも目標を達成してもらって良い物を作ってもらいたい。
で、説明を受けた内容を俺なりにまとめてみた。
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『錬成』
これは、物の上位互換と下位互換または分解を行う技術だ。
例えば、同じ物同士を上位互換で組合せ、品質を向上させたりする。
凡例で言うと、
無属性魔石(小)+無属性魔石(小)=無属性魔石(中)
となる。
下位互換に関しては、上位互換の逆と思えばいい。
分解に関しては不純物を取り除くことが可能らしい。
例えれば、海水の塩と水を個別にする様な感じだ。
『合成』
これは、文字通り物と物を足し合わせて別の物を作る技術だ。
例をいくつか上げると、
・回復薬+魔力譲渡薬=快癒薬
・快癒薬+解毒薬=万能薬
・魔石(小):付与『火魔法Lv.1』
+魔石(小):付与『水魔法Lv.1』
=魔石(小):付与『火魔法Lv.1』『水魔法Lv.1』
・ガントレット+魔石(中):付与『地魔法Lv.3』
=ガントレット:付与『地魔法Lv.3』
となるらしい。
『付与』
これは、魔石にスキル、魔法を付与する技術だ。
例えば、
火属性魔石(小):元々のスキル『火魔法Lv.1』+付与『水魔法Lv.1』
=火属性魔石(小):付与『火魔法Lv.1』『水魔法Lv.1』
となる。
どの魔石でも『付与』は1回のみ。
付与出来るスキルレベルは、小でLv.1、中でLv.2~3、大でLv.4~5、特大でLv.6~7、超特大でLv.8~9となる。ただし、これはノーマルと魔法スキルに限りという注釈がつく。
レアスキルは、中でLv.1、大でLv.2~3、特大でLv.4~5、超特大でLv.6~7となる。
この3つのスキルを取得する為には、それぞれが付与された魔導具で物品作成を行う必要があるらしい。スキルを使うときは他人に見られないように気を付けよう。
『錬金術』
これは、先ほどの3つの組合せを1工程でやる技術だ。
例えば、『錬成』で魔石(中)を作り、魔法を『付与』し、武器にそれを『合成』しようとする。
これを材料さえあれば1回で行えるのだ。
まあ、個別に使うか、まとめて使うかを考えて行えってことだ。
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エリオットさんのおかげで、やりたいことに手が届きそうだ。
あとは魔石の調達だが、エリオットさん曰く、ランクDくらいの探索者なら街で買うより、自分で取った方が安上がりとのこと。仲介を通すほど値段が高くなるのはこの世界でも同じらしい。
そう考えると、魔物出てきてほしいな~。
我に魔物(魔石)を与えたまへ!!
そして、思う存分『付与』を使うぞ!!
次回、付与に出来たらいいな~
・『魔人』
(統合:全魔法9属性、『融合』(『魔力操作』『並列思考』『合成』)、『異常状態付与』)




