#51 気にくわねー!!!
40000PV突破!!感謝です!!
今後も宜しくお願いします。
今回、一応決闘です。
「お前がトールか?」
と、犬獣人。
「そうだ。繰返しになるが、あんた誰だよ」
どう考えても、対戦位置についてるから、こいつと戦うんだよな?バカ2人はこいつの後方に居るし…
「俺は「草原の狼」のリーダー、ゲルドだ」
「そのリーダーさんが、なんで俺と戦うんだ?
俺の対戦相手は、あいつらのどっちかじゃなかったのか?」
「俺たちはランクDだ」
「?…だから?」
「ランクFになめられちゃ立つ瀬がない。それに相手の強さは、あいつらも理解している。だから、パーティーで一番強い俺が出る。俺も「草原の狼」だ」
「貶してるのか、誉めてんのかわかんねーな…」
俺は苦笑しながら、内心はイラつき始めていた。
俺をイジメてた奴らに似ていたからだ・・・
調子に乗って相手に突っかかり、自分に不利と見ると、自分より強い力をもって、潰そうとしてくる。
気にくわねーな!!あー、気にくわねー!!!
「つまり、俺(D)がお前(F)をぶっ潰すってことさ!」
さっきまで理性的に話していた奴が、いきなり高慢になると、威圧感があるが…同時に滑稽にも見えるな。
「そろそろいいかしら?」
ギルドマスター--アイリーン--が、俺たちの話し合いに割って入ってきた。
「少し遅れましたが、始めます。今回、審判を勤めさせて頂く、副ギルドマスターのフェリクスです」
副ギルドマスターかよ。スポーツ刈りの青い髪に、浅黒い肌、背は俺くらいか...耳がエルフ並に長い。
そして………こいつも俺の敵だ…イケメンである。
ここのギルドはイケメンの宝庫か!!ギルマスの趣味じゃないだろうな!!
「それでは始めますが、両者ともルールの遵守をお願いします。ここには、王都ギルドの様に不死結界はありませんので、殺人は厳禁です。それ相応の責を負ってもらいます。では、位置について下さい。」
おっと、相手のステータスを確認しておくか
『人物鑑定』、『天恵眼』発動!
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名前:ゲルト
種族:獣人(犬)
年齢:23歳
職業:探索者-ランクD「草原の狼」
犯罪歴:なし
レアスキル
・なし
スキル
・『剣術Lv.5』・『体術Lv.3』
・『奪取Lv.3』・『気配察知Lv.3』
・『気配消失Lv.5』・『威嚇Lv.4』
・『突撃Lv.4』・『看破Lv.4』
・『異常状態耐性Lv.3』・『魔物知識Lv.3』
・『物品知識Lv.2』・『算術Lv.2』
・『性技Lv.4』
魔法スキル
・『無魔法Lv.4』
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せ、性…
おほん!!
確かに、バカよりも強そうではあるな。
だが、勝てない相手ではなさそうだ。
こういう相手を嘗めてる奴には・・・
「それでは、決闘開始です!」
審判の合図で、決闘が始まった。
・・・
ドンッ!!!!
「ゲハッ!」
ズサーー………
1合…約1分…大きな破裂音と共に勝者が決まり、会場は音が無くなった様に、静まりかえっていた。
決闘の勝者は・・・
「勝者!!トール!!!」
俺だ!!!
相手がムカつくので速攻でのします。
次回、戦闘中に…




