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その1:小学生、心が空っぽになった

私が初めて心にぽっかり感を感じたのは、小学5年生の時です。


4年生の頃からの親友と同じクラスになって、一緒で良かったと安心していました。

私は初対面もしくはあまり接する事の無い人にはニコニコして、NOと言えない性格、更に人見知りでした。まあ、気がつけば側にいる友達はいて、その友達の前ではすごく明るいような子だった。

反対に親友はどんな人の前でも明るくて、社交的で。友達はたくさんいました。だから4年生の時、最初1人でいた自分に「一緒に行こう」「友達になろう」「親友になってもいいかな?」と優しく話しかけてくれて、本当に嬉しかった。


この年、親友が家が近所で仲が良かった子も同じクラスで。親友は私と一緒にはいてくれるけど、その子供達の所に行ってしまうんです。別に私だけの親友ではないし、親友は私のものでは無いのでそれは気にしていなかったんです。少し寂しかったけど。


しばらくして親友経由で、私も親友が他の子の所に行っている間、一緒にいてくれるような友達が出来たんです。その子はおとなしくて、本が好きで、インドア。私と趣味の傾向も似ていて、気が合って、無言でいても落ち着くような、そんな関係になりました。


親友が変わったのは、それからです。


私とその友達がいい感じに仲がいい事に嫉妬したのか、「その子と一緒にいないで」「その子と話しちゃダメ」と言ってきたのです。私が「なんで?」と言うと、「次その子と話したら親友やめるよ」と。

そこで親友をやめてしまえば良かったのですが、私は親友が大好きでした。一緒にいると楽しいし、根はいい子だし。


でもふとした時に思ったんです。「なんで私は友達に話しかけたり一緒にいたりしたらいけないのに、親友は他の子と楽しそうにして良いの?」


それから私は親友に何か「ダメ」と言われるたびに反抗し始めましたが、最終的には「親友やめるよ」のひとことで言いなりになっていました。私が言う事を聞けば良い子なんだから、私が我慢すれば良い、と思っていたんです。


私は我慢を続けましたが、この頃からなにかぽっかりと、心に空白を感じていました。

でも、親友とふざけたり、一緒にいて話している時、友達と隣で本を読んでいる時だけは、心が満たされていました。


友達は私がひとりの時に図書館へ行くと大抵そこにいました。親友は図書館へは来なかったので、その子に事情を説明して、突然話しかけたり出来なくなったことを謝って、図書館の中だけでは本の貸し借りをしたり、おすすめの本について語り合ったり出来る仲に戻りました。(現在は私が唯一呼び捨て出来る・去年の職場体験でペア・今年同じクラスでたまに話す、という関係です。本の貸し借りや好きなアニメの話も、たまにしています。)


しばらくして、私が友達といても親友は何も言わなくなりましたが、たまに「やみにあの子紹介しなかったら良かった」と言うようになりました。


しばらくすると、友達といても、親友といても、心が空っぽになっている状態になりました。

何をしても、聞いても、食べても、話しても、見ても、読んでも、楽しく無い。常に寂しさ、しんどさ、つらさが付きまとっている感じでした。


更にこの頃から、「◯◯しないと親友やめる」と脅しをかけてくるようになりました。出来る限りのことはやって、どうしてもやりたくない、出来ないことは頑張って説得しました。


親友と離れたいけど離れたく無い、言う事を聞けば楽しく一緒にいてくれるから大好きだ、と、私は親友と一緒に居続けました。


小6ではクラスが離れましたが、クラブ・委員会などが同じでした。「一緒のがいい」という親友の言葉に同意して、全て話し合って決めました。


最初に「何をしてもぽっかりする」と思った時から、小学生の間は二度と私の心が満たされる事はありませんでした。



まとめ

・心のぽっかり感を感じるようになった。

・親友は私が言う事を聞けば優しかったから、大好きだった。

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