第1話 スクールカースト最下位の俺がクラスメイトと異世界に転移しちゃいます
「あ~今日はなんていい天気なんだ雲一つないこの青い空、今日はいい一日になりそうな気がする!」
俺、黒川誠は朝そんなことを思って家を出た。
・・・なのに何故だろう今最悪の状況に置かれている
「オラッ!」バキッッ
「あっ、やめて暴力反対!!」
「うっせぇもう一発いくぞ」
「OKハ~ィドロップキ~ック」ドカッ
「グホォォ」
今俺はクラスメイトの屑身誠一郎率いるヤンチャグループにに絡まれている真っ最中でございます。
何故にこのような状況に陥ってしまったのかといいますと、昼休みまでにさかのぼります。
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「ふぃ~やっと昼休みださっきの授業の問題さっぱりわからんあんなの解けるやつマジ天才」
「なぁ~なぁ~さっきの問題マジ簡単だったよな」
「あ~それなほんと楽勝だったわ~」
「あ、あれ皆さっきの問題理解できてるの!?まさか理解できてないの俺だけ?まっ、まぁ~あんなの将来使わないと思うし理解できなくても問題なし」
そんなことを思いながら現実逃避していると案の定屑身とその取り巻き達がやってきた。
「くっろかっわく~ん俺さぁ~金があるんだけど使うの嫌だからお前に奢らせてやるよ」
おぅ!いきなりの上から目線
「つぅ~わけで俺メロンパンと焼きそばパンとコーラな」
「俺もおなじので」
「俺は飲み物カルピスで」
黙れとりまきーズB、お前は自分のカルピスでも飲んどけ!あと何故俺がお前らに奢らなきゃ~ならねぇ~んだよボケ!
と、こんなことを言えるはずもなくここはやんわり断っとくことにする「え~っと、その、今持ち合わせがないからちょっと無理かな?」テヘペロ!☆
この後はご存知のとおりボコボコにされました。
ですがこの世には聖人君主を体現したかのような人がいるんですよね実際。
「もうその辺でやめたらどうだ?」
そう誰かが声をかけた。当然屑身ーズ達はそんなことを突然言われるはずもないと思っていたので怒気をはらんだ声で後ろを振り向いた。
そしてそこにはいたのだこのクラスのトップ、そしてこの学校の頂点に君臨する男、緋山翔が、そしてこの場において屑身たちに声をかけられるのはこの緋山しかいない。
当然そんな奴にやめろなどと言われたらいじめっ子達も辞めざるを得ない。
渋々屑身達は緋山の言うことを聞くしかなかった。
「ふぅ~まったくあいつらときたら、しかし君も嫌なら嫌とはっきり言ったほうがいいと思うよ。」
緋山は呆れた顔でそう言った。
「うん、ありがと緋山君」ほんとはもっと早くに助けてほしかったんだけどね!!
そんなやり取りをしていたら不意に女性の媚びるような声が聞こえてきた。
「ねぇ~かけるぅ~そんな奴ほっといてもいいじゃん、雅とこよりもそうおもうよね」
「私にっとってそんな奴どうでもいい」
「えっとー私はそういうのよくわからないかな?」
「そうだぜ翔弱い奴なんてほっとけ」
「ハァ~そういうわけにはいかないだろ、まったく」緋山は疲れたように返した。
今緋山に対して声をかけたこの四人、このいかにも媚び媚びなこの女が緋山の彼女でもある藍川美玲そして藍川の問に冷たく返したのがこのクラスのクールビューティーこと霧島雅そして曖昧な答えを返したのがクラス一根暗の夜空こより、そして最後にこの俺を弱いと言いやがったのが緋山の親友である龍炎寺鷹博ちなみに龍炎寺と夜空は付き合っている。リア充爆発ね!
と、まぁ~こんな具合でスクールカースト上位組の奴らと最下位である俺が話しているのは、ほんと自然の摂理としても中々におかしいと思うんですけどねw
そんな俺が何故緋山たちと面識があるのかというと霧島雅の一件があったからである。
まぁ~それはまた今度話すとして、とにかく俺はその場の雰囲気に耐えられそうにないので屋上かトイレに逃げようと扉に手をかけたとき...け、けして便所飯なんかしようと思ってたわけじゃないんだからねっ!
突然それは起こった。
教室の床いっぱいに文字と模様が浮かび上がった。
当然クラスはパニックに陥る。
その騒ぎを聞きつけわれらが担任の子小百合小鳥先生がドアをあけ放って飛び込んできた。
「みんな、どうしたのっ、だいじょうぶ!?」
そんなマスコットみたいなかわいくも庇護欲を掻き立てられるような容姿をした先生の言葉を最後に全員その文字と模様の中に消えていった。
俺はそれが何か知っていたこの文字そしてこの模様これは魔法陣だ。
何度もアニメやゲームで見たものとそっくりだった。
ちなみに俺はそのころ無様に床で気絶していた。
先ほど先生のあけ放ったドアに顔面直撃、うんこれはひどいね!うちの学校は何故か引き戸ではなく方開きの構造になっているんですよねマジ意味わかんない!
と、今はこんな余裕ですけども後になってこれほどまでに自身が変わるなんて夢にも思わなかった。
そんな思考をよそに俺の意識は完全に途絶えた。




