2D
「ピンポーン先生!!」
「うおっなんだなんだ」
予備ベルがなったと思いきやどんどんとドアを叩かれる。このわかい声……千葉ではないな。
「はいはーい、おー九絵さん。何故うちが?」
「ちばさんに教えてもらいましたよ!それよりこれ!」
「まぁー玄関でやるような話でもない、とりあえず中に入れよ」
「くぅー!かっこいい!!」
……なんだか九絵さんの見る目が変わったような気がする……
「それでなんだっけ?」
「そうでした。実はこのはちゃんの2Dデータ出来ましたよ!!」
「えー!?それを伝えるために来たの!?」
「はい!!」
んな笑顔で言われても……メールで良かったのに。
「実はまだコレカランドに許可もらってないんですけど……」
「許可取ってないの!?」
「はい!僕がこの子動くところ1番に見たくてデータもってきちゃいました!」
「それやばいんじゃないの!?」
「いーんですよ!!まだ1ヶ月も先の話ですよ!」
成程、そう考えると、もうモーションができているのは早いのか。
そして何やら九絵さんは俺のパソコンにUSBを差し込み……
「はい!出来ました!!あとそのカメラを付けてもらえれば、V配信出来ますよ!!」
「うお!凄いな!……てーかなんでそんなに手際がいいんだ?こうゆうの得意だったりするのか?」
「そりゃそうっすよ!普通モーション制作はコレカランドがやってくれますからね!でも今回は僕も手伝ったんです!なぜなら……!」
「なぜなら?」
「なぜなら……それは……まぁそれはいいじゃないですか!!」
九絵さんに強くそう言われ何も言えなくなる俺。
「とにかくやってみて下さい!こっちのパソコンにキャラが写ってますから!」
そうは言われても、おれはこのはを見るのが初め……て……
「どうっすか。可愛いでしょ!!」
「いやこれ……九絵……」
そこに映る女の子は。
まんま私だった。
「いや確かに言ったよ、参考にして欲しいってのは。いやこれ参考にしすぎだろ!俺を2次元化したみたいになっとるやんけ!」
「人生で1番かわいい女の子をかけました。大満足です」
「君俺の小説のキャラデザも担当してるよねぇ!?しっかり可愛くしてもらわなきゃやだよ!?」
「ふふふ。実はもう書き終わりました。要望通りのデザインでね!!」
「さすがだぜ九絵さん!!まずはそっちを見せて欲しかったけどな!!!」
しかし九絵さんはそっちのキャラデザは持ってきていないらしい。おい。
「とーにーかーく!!動いて喋ってみてください!!僕はこっちの画面見てますから」
なんだろう。あいつからはとても深い物に使っているような匂いを感じる……
「よし……じゃあ電源つけるぞ」
機械の電源を入れ、このはが動き始める。
「うおぉ……うおおおおお!!すげぇ私!!私動いてるよ!!ほらみて!……!!笑顔可愛いなおい!」
まさに絶世の美女。見た目の年齢は22歳。赤く染まりかけてる黒髪、ロングなストレート、目の色は赤、顔は大人っぽく、体もかなりのプロポーション。というか大きすぎず、細すぎない完璧なナイスバディーだ。
すごいな……すげぇわ九絵……ほんとにすげぇ。
「なぁ九絵。どうだ、制作した側としては」
ふと九絵をみると、そこには。
恋をしている顔の男がいた。




