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後半

次々にダンボールを持ってくる聖夜と零。

1体目は、聖夜は、人1人入りそうなクソでかいダンボールを持ってきて、零は『封』と書かれているダンボールを持ってきた。

二体目。聖夜は、自らの「勘」を信じ、これはやばいと思うダンボールを、零は『誕生日おめでとう』と書かれているダンボールを持ってきた。

そして3体目。聖夜は「なんかヤバそう」と言ってめちゃくちゃ細長いダンボールを持ってき、零は『黒歴史』と書かれているダンボールを持ってきたのだった。


「じゃあ開封!!」

僕のその合図でふたりは剥がしやすくなっていたガムテを剥がしいく。

聖夜が最初に開封したダンボールは細長いダンボール、零は『黒歴史』のダンボールだった。


「うわぁぁぁあああ薄々思ってたけどやっぱり剣じゃん!!」

「……なんだよ……これ……っ!」

開けたふたりは各々の反応を示す。

「じゃあ説明してください!」

「はい!俺はえーとこれは嫁ネロの剣だな!うわぁぁぁすげぇえええええ!これ切れそうなんだけど!」

「……えーと……なにこれ……?俺のは分からん」

「!? うわなにそれ!えー、とりあえず、多分何かしらのキャラではある」

どうやら聖夜のは剣だと分かったのだが、零のは原型をとどめてなく、初めて作ったみたいな……

「あぁそうかわかったこれ僕!父さんが一番好きなキャラだよ!アプリゲームのオリキャラ!」

「!?……ってことは、もしかするとこれは……」

「……にゃーマンさんが最初に作ったフィギュア??」

「の可能性は高い!!うわぁこれは高いわ!!ってちょっと待って!?台座の裏見せて!?」

聖夜はそう言うとそっとそのフィギュアを零から貰う。

「!? これ……は……?うわ、まじか」

「何があったの?」

「おそらくサインだ」

えぇ……まじかよ、あの野郎、自分のサイン自分のフィギュアにつけたら売れんだろ!聞いた僕もアホだったかな……

「何かバカなこと考えてるなけん。これはな、やばいぞ。たぶんこれ昔のサインだ。俺もこんなの知らん」

……なるほど、昔作ったものだから、聖夜も知らないような昔の封印したサインが書いてあるのか……

「で、売ったら何円するの?」

「ひどい!!こんなんうるもんじゃないから!」

「いや企画無視すんな!!」

「そうだな……俺のがざっと30万だとすると……」

「さんっっっ!?!?」

「先生のは100万くらいか」

「……ぽえ」

「!? しっかりしろ零!!ちょっと!!なんて額言ってくれてんの聖夜!!零が死んだじゃない!!」

「俺事実言っただけですけど!!」


〜放送事故なので少々お待ちください〜

「はいということで、今んとこ先生が圧倒的有利ですね」

「……(カタカタカタカタカタ)」

「しっかりして先生!!死んじゃダメだ!」

「この企画死者出るじゃんやめようぜ」

もちろん途中で辞めるなんてできない。2体目に選んだのは聖夜は「勘」で選んだダンボール、零は『封』のダンボールだった。

「もう先生は恐ろしいのでさっさと高そうなものを出す作戦だね」

「じゃあ開けてくか!うりゃ!」

出てきたのは聖夜は白いモコモコしたもの、零は魔封波の札だった。

「うおっ、普通」

僕はそんなことを思わず言ってしまう。しかし聖夜は違った。

「おまえ……これ見ろよ……このフィギュア」

「おぉ……よく見たらこれ掃除のときに使うアレじゃねぇか」

「お前これ……やばいぞ」

聖夜は自分の選んだフィギュアをみて驚きで震えている。

「……うわ、まじかよ……」

「零、気付いたか……」

「なに!?なんなの!?!?」

「これ……フィギュアなんだぞ!?」

「え……?こんなにふわふわの……ふわふわなのに?」

「あぁ。材料は粘土だ」

「は」

そう。そのフィギュアは、掃除の時に使うモコモコした奴と大差ないのに、なんと粘土で出来ているというのだ。

「零のは?普通に魔封波の札?もしかして本当に効力があるとか?」

「いやぁそんなことないだろ。これはネタだと思うぞ」

「つーことはお値段は?」

「うーん……売るなら1万、買い取るなら7千かな」

「お前のは?」

「俺のはこれ冗談じゃなく売れないわ。壊れそうだしなまじで」

「しいていうなら?」

「お前金の亡者かよ!そういう所美玲さんに似てるな!うーん、そうだな、ざっと50万と言ったところか」

「ひゃー!!」

ちなみに聖夜の言った美玲さんとはうちの母の妹の1人のことである。

「……じゃあ3体目行くか」

「復帰速いな先生。よし開けるか」

「いやそのでかさキツくない?先に零の開けるべ」

「そうだな。じゃあどうぞお誕生日開けてください」

「……オケ」

そして開けるとそこには……

「ぶっ!?!?!?」

「なるほど、これはやばいな」

「……これが……誕プレだと……??」

「何送ってきてんだあのオヤジ!!」

送られてきた、贈られて来たものはR18な感じのフィギュアだった。

「うおおおおおすげぇええええ!!!作りが精密だなぁ……」

「……これは観察してないと造れない」

「どうよ、これ。えろ漫画家からして」

「………………うむ。良き」

「否定して!そこ否定して!あと見いんな!!」

「これは……えっちだね」

「……えっち」

「あぁあぁああぁぁ…………もうやぁあ……」

「そんなこと言わずにケンも見ろよ。興味あるだろ?」

「少なくとも僕には羞恥心と常識あるからこの場じゃ無理」

「……ん?なんだこれ」

フィギュアを持ってよく観察していた零は台座にあるものを見つける。

「……スイッチ?」

カチッ。


『あぁんだめぇ!♡いぐぅ!♡イッちゃう♡あぁん♡いぐぅ!♡おっ♡おっ♡おっ♡いぐぅいぐイッちゃう♡♡♡』


「ぶっっっっっっ!!!!!!!?!?!?!?」

「うおぉ………………これは…………………………いやこれはダメだろ!!!」

「……すげぇなコレダメだろ」

にゃーマン……僕の父だが、彼が作るフィギュアは精巧だ。まるでそのキャラがその場に居るような錯覚に陥るくらいだ。

そしてそれが今……電気的なパワーで……ナチュラルな感じに……動いている。

さらに音も出るという素晴らしい作品である。

「こわせぇえええええええ!!!!!」

「ダメだ早まるなケン!!これ余裕で80万はするやばいやつだ!!」

「売れねぇだろこんなもの!!!壊す!!」

「……1部には売れる」

「どこだよいややっぱ言わなくていい」

「ドンキかな」

「言うなっつったろ!!いやまだマシだけど!!」

これを誕プレとして送ったあいつの気持ちが知りたい。


「はぁ……はぁ……そんで?イヴのは?」

「あぁ……じゃあ開けるか」

そのでっかいダンボールをあけると、出てきたのは1分の1スケールの……


「ルフィか………………………………」

「………………………………凄いな」

僕もこの前読んだからわかる。これはワンピの主人公のギアセカンドを使った時のポーズだ。

「なんだろうな…………この……………………」

「……気迫」

「そうそれ!…………やばいな、これ」

先程からのキャップもあるからかもしれないが……


まるで、僕らがそのシーンに居るかのような、そんな錯覚がでてきた。


聖夜が言うには値段は恐らく100万は行くということだった。


結果的には零が僅差で勝ったのだが、零はやはり要らないと言ってきた。


それどころか……


「よし、今からこいつんち大改造するぞ」


どうやら3話では終わらないらしい

消えた……消えた……全部消えた……


ということで2周目の俺です。ここから後日の話。


「父さん?送られてきたダンボール開けたけどさ……」

『おぉ!!お前!やっと開けたのか!』

「あの誕生日プレゼントなに??」

『……………………』

「答えて!!!お願いだからなんか言って!!」

『興奮した?』

「そうゆうのは言わないで!!……はぁ、もういいよ、あといろんな箱開けたから。凄いね父さん」

『おー!やっと分かったか!あ、じゃああれも開けたか?あの黒歴史とか書かれている奴』

「それも開けたし封って書かれたやつも開けたよ」

『…………まじ?嘘だろ……それ、どうした?』

「いや、うちにあるけど」

『間違っても捨てるんじゃないよ!あとどっかにも売るなよ!』

「分かってるよ、父さんが最初に造ったフィギュアだろ?」

『…………あぁ、そうなんだよぉー!全部捨てないで取っといてね!』

「あ、そうだ、ちょっと聖夜に変わるね。なんか父さんと話したいって」

「? あぁ、いいぞ」


次回へ続く……

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