cafe 村井
ーカランコロン
ドアに着いた鈴が響く。
「いらっしゃいませ」
この喫茶店のマスターである私はコーヒーカップを磨きながらそう言う。
喫茶店に、ほかの従業員は一人しかいない。しかもその子はバイトの子なのだ。平日は基本、年配である私しかいない。
「ご注文は?」
「うさぎですかってな。はぁ~……もうはぁだよはぁ」
「今日はやけに落ち込んでいますね」
「聞いてくれよマスター」
椅子に腰掛け、そういいはなす青年の名は獅羅原聖夜(漢字忘れた)。この店の常連客の1人だ。
「最近……やる気が出ないんだ」
「ヤるきですか?」
「イントネーションが違うなぁおい」
この店に来る客の殆どは、このように愚痴や悩み事、言えないこと、秘密なことを話す目的で来ている。それは私にだったりツレの人だったりしている。
「やらないとなって…………思うんだけど……、やらないよね。なんでかなぁまじで」
「……まぁ私もそんな時はありますよ」
「なんだか……みんなの比じゃないような気がするんだ」
聞きたい……何をやらないといけないと思うのかを。しかしそんなことをこちらから聞いてしまっては、聞き上手とは言わない。
「なぁんだかさぁー。冬休みに入ったからなんかなー。全てのことがだるくて重くて……とても辛いんだよ」
冬休み……?今、季節は夏にもなっていない。なのに何故冬休みの話をするのだろうか。
「みんなさー。SwitchSwitchって言っててさぁー。俺はそんなん持ってねぇよ!クソがっ!あー!レポート!宿題!小説!うわーーーー!!!もう嫌だっ!」
突如取り乱す青年。外見はイケてる生徒会長の聖夜なのに、何故か中身だけが違うような……
「マスター」
「っ!な、なんでしょう」
「聖夜って実はイヴが誕生日なんだよねあいま安直だなとか思ったろおい思ったなおい!」
「いえいえ、しかし誕生日がイヴとは……」
「なんだよ」
「安直ですね」
「やっぱそう思うよねーーー!!!」
手抜きです
抜
き
で
す




