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42・村に行こう!

 お久しぶりですわぁ。最近更新が無かったのは、前回の更新の前日辺りから体調不良で、その後も少し悪かった事などから、執筆出来まへんでした(それ以外も、理由はあるんですが…)。

 前回自分の性別が、男性ではなく、両性だった事を知ったマイン。果たして…。

「……」

 砦の自室のベッドでうつ伏せになって落ち込んでいるマイン。『なろう』じゃTF転生やTS転生はポピュラーだが、少なくともマインが知っている限り、両性転生は無かった。

「無性生物に転生した元男性…っていうのはあるけどさぁ…両性に転生した元男性なんて…マイナーにも程があるでしょ…」

『…マイン』

 直ぐ脇の机に立てかけてある闇月が、心配気に声をかける。

『何て言ったら良いか分からないけど…元気出して…』

「…そうしたいけどさ…流石の僕でも…此れはヘコむよ…」

 今まで男性として生きてきた以上、いきなり『貴方は此れから両性です♪』という風にされたら、流石のスーパーポジティブのマインも、この状況にポジティブ・シンキングは発動出来ない…と思ったら、突然ガバッと起き上がる。

「そもそも何でこんな体なの!? 殆ど…いや完全に嫌がらせだよね!? そりゃした方とか第三者からすれば面白いかも知れないけど、僕自身は滅茶苦茶迷惑だからね!」

 ポジティブ…というより、最早何ギレなのかも分からない状態である。

「仮に夢で見たあの赤いドラゴンのお姉さんが、何で僕を同じ姿に転生させた存在か知らないけど、僕は自由に転生ライフをエンジョイするって決めたんだからね! 両性になったからって、誰かも思い通りにはならないもんね!!!」

 夢で見た赤いドラゴンにかは分からないが、誰かに宣言する様に、マインは大声で叫んだ。

『……』

 その様子を闇月は、無言で見つめるしか出来なかった。

「…さて、とりあえず叫んだ事で落ち着いたから…村にでも行ってみよう!」

『えっ? えっ? マイン!?』

 急激な行動行為に、持ち上げられて腰に差された闇月は戸惑う。

『闇月。マスターは切り替えが早いお方なんです』

 淡々とした口調でアヤメが闇月に告げる。

『ところでマスター…村の方角は分かっているんですか?』

 アヤメが尋ねると…。

「……アヤメさん。案内して♪」

 分かっていなかった。


※           ※


「こないだ、大怪獣虫と戦った方向だったとは…」

 以前ギガント・ホーン・インセクトと戦った方向に歩いているマイン。因みに何故歩行なのかは、『もしかしたら、また誰かが襲われているかも知れない上、その場合森の上空を飛んでいたら、気づけない』と『飛んで村に着いたら、魔物の奇襲と勘違いされて、大騒ぎになるかも』という不安だった。

「そういえばあの時の子供達、その村から来たのかな…無事に帰れたと良いけど…」

 あの時はギガント・ホーン・インセクトとの大激闘の上に、大出血の重傷を負った事と、闇月との出会いがあった為に、其処まで気を配れなかったが、改めて思い出すと心配になってしまう。

「村に着いたら、その子供達の事を尋ねてみよう…歓迎されたらだけど…」

 幾ら人間サイズとはいえ、現在のマインはドラゴンである為、やはり警戒されてしまうかも知れない事に、不安を感じてしまうのであった。

「んっ? 出口だ!」

 森の出口を発見したマイン。走り出して森の外へ飛び出してみると、その先は草原であった。そして…。

「村だ…」

 森から離れた所に、村を発見したのであった。


 ようやく森から出て、村へと向かうマイン。果たして…。

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