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30・妖刀

 また空いてもうた。『蒼の瞳騎士 紅の瞳の姫君』の方を更新していましたんですわぁ。

 見つけた日本刀は…?


「何で日本刀が…? 此処…異世界だよね…」

 有るはずの無い物があった事に、マインは一瞬戸惑うが、すぐに冷静な答えが浮かんだ。

「あっそっか…僕以前に来た人のか…」

 マインは今自分がこの世界に転生している為、過去に同じ日本から来た人が居てもおかしくないと考え、その人物が侍であり、自分が上着や腕時計を持ち込めた様に、その侍がこの刀を持ち込んだのだと考えた。

「んでもどうしようかこの刀…武器は欲しかったけど、この現状から多分この刀は、何処かに輸送する途中だったんだよね…仕方ない」

 マインはため息を吐いて、蓋になっていた木箱を取ると…刀が入っている箱に蓋をした。そして横転した馬車の荷台の中に置いた。

「武器は欲しいけど、これじゃ泥棒と変わらないし…多分、少ししたら持ち主が戻ってくるよね」

 マインは刀を諦めて、砦へと戻ることにした。そして数歩歩いた時であった。


 ガタン


「んっ?」

 物音がした為振り返ると、木箱が二台から落ちて、中の刀が飛び出ていた。

「落ちたのか…」

 マインは刀に近づくと、再び箱に入れて荷台へと置いた。そして再び歩こうとした時…


 ガタン


「!?」

 再び振り返ると、また刀が箱から飛び出ていた。

「えっ…何コレ…」

 何故か何度やっても、箱から飛び出てくる刀に、マインは少し恐怖を感じる。

「……まさかね…」

 マインは変な考えを持ちながらも、一歩後ろへと下がった。


 ズルズル…


「!?」

 刀は…マインの方に這うように近づいてきた。

「なっ何!? もしかして、魔物!? 『アナライズ』」

 刀の姿をした魔物かと考えたマインは、鑑定スキルで確認をしてみることにした。


 (やみ)(づき)

「戦国時代の日本から飛ばされてきた刀。位列は不明。持ち主に#$をもたらせる妖刀」


 そう表示された。

「戦国時代の刀…? って『持ち主に#$をもたらせる』って何で文字化け? 何をもたらせるの…いや最後の妖刀だから…災いor死亡?」

 そう考えたマイン。そして数秒後…。

「滅茶苦茶ヤバい刀じゃん!」

 最早危険物というのも生易しいといえる程の刀である事に、マインは恐怖と戦慄を感じた。そしてその刀は、更にマインに近づいてくる。

「ちょっ!? 何でこの刀僕の方に近づいてくるの…! まさか僕を持ち主にして乗っ取ろうとしているんじゃ…」

 マインが前世で見てきた漫画等に、所有者を乗っ取る武器等も出てきた事がある為、マインはそう考えた。

「か…勘弁して下せぇぇぇぇぇ!!!」

 瞬時に踵を返して、その場から全速力で走り去った…何故飛ばない?

 残された刀-闇月ーは、暫く止まっていったが、マインが逃げ去った方に、ゆっくりと進んでいった。


 妖刀・闇月…マインをロックオンした…?

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