4章までのあらすじ&キャラクター紹介(※ネタバレ注意※)
【これまでのあらすじ】
貧しい村から人買いに売られた少女リリー。
──買ったのは「魔法使い」だった。
ある日、主人の部屋で魔法の呪符を暴走させたリリーは、魔法使いとしての素質を見いだされる。
だが、魔法は人々を救う反面、魔法使いたちの魔力──心臓のエネルギーを引き出して命を危険に晒す諸刃の剣だった。
「変えたいと思わないか。この理不尽な世界を──僕たちの手で」
魔法使いの少年アモルに誘われて、人々も魔法使いも、誰もが幸せになる世界を作るため、リリーは魔法使いになる決意をする。
少年と少女が交わした幼い約束。
二人なら、世界を変えられると思った。
☆☆
五年後──
エルバンス魔法学院に編入したリリーだったが、アモルの母親が魔女裁判に掛けられた経緯もあって心を閉ざしていた。
一方、アモルはリリーとの約束を果たすため、魔法使い協会で禁止されている黒魔術の研究に手を染めていた。
アモルの真意を知ったリリーは彼に協力するようになる。離れていた時間を取り戻すかのように……。
☆☆
リリーはアモルの友人たち──ダイスやマクウェルとも親しくなり、少しずつ学院に馴染んでいく。
しかし、一部の生徒たちはリリーへの反感を強めていた……。
【キャラクター】
《主人公たち》
●リリー
貧しい村から、魔法使いの家に売られた少女。
魔法使いになるため、エルバンス魔法学院の第五学年に編入した。
スラムの子どもたちに勉強を教える心優しい一面をもつ。
普段は鉄面皮だが、動揺すると一人称が「おら」になる。
●アモル・ワーグナー
史上最年少で魔法使いになった少年。エルバンス魔法学院の五年生。
魔法使いも民衆も幸せになる道を探して、魔法使い協会が禁止している魔法──黒魔術の研究をしている。
趣味は、絵を描くこと。弱点は、リリー。
《エルバンス魔法学院の生徒たち》
●マクウェル・ショーンズ
エルバンス魔法学院の五年生。アモルの親友。
おっとりとした少年だが、時に意外な大胆さを見せる。
平和主義で、攻撃的な火属性魔法は苦手。
●ダイス・グストフ
エルバンス魔法学院の五年生。アモルの親友。
誰とでも馴染むクラスのムードメイカー。
スラムの子どもたちからは「ダイス兄ちゃん」と親しまれている。
●ガブリエラ・モンド
エルバンス魔法学院の五年生。
魔法使いの家柄ではないリリーに嫉妬し、取り巻きたちと一緒に嫌がらせをしている。
ダイス・グストフに秘かな恋心を抱いている。
●ティナ・ランドール
エルバンス魔法学院の二年生。
成績優秀なリリーとアモルに憧れている。
小柄で感情表出が素直なので周りは忘れがちだが、実はリリーたちと同い年。
魔術人形「ランちゃん」を所有している。
《その他のキャラクター》
●サウル、モモ、チャコ
スラムの子どもたち。
それぞれ学校の先生、魔法使い、洋服屋さんになる夢を抱いている。
●あもる(黒猫)
リリーが拾った猫。
仔猫のときに大怪我を負って、アモルに治してもらった。
●エルシア・ワーグナー(故人)
アモルの母親。ワーグナーの魔女。
かつては魔法使い協会から将来を嘱望される魔法使いだったが、協会を除籍追放された末に、魔女裁判で処刑された。
生前は魔法使い協会が禁止している黒魔術を研究していた。




