11-1 TS美少女と夜のご奉仕
もうすぐ日がかわるくらいの時間に。
桜ちゃんとはお風呂を上がったあとにも、実のところ私にはあまり理解ができないようなガールズトークに付き合ったりもしていたのだが、横で和也がなんだかソワソワしだしたのでお開きに。
私の湯上がりの部屋着姿が、童貞くんにはちょっとばかし刺激的すぎたのかも知れない。
生足とかむきだしだからね。
そして今、私と和也はその和也の部屋で、どちらがベッドで寝るか、という不毛な争いを続けている。
「ねえ和也、それならもう意地張らないで、一緒に寝よう? ほら、わたしノーブラだよ? おっぱいふわふわだよ?」
無駄なかっこつけはやめていただきたい。
どうせ和也だって、ワンチャン一緒のベッドに寝て、あんなことこんなことできるかも、なんて期待してたに決まってるんだから。
「いや、だからそれがさあ……! 我慢できねえってオレ!」
床に自分のキャンプ用の寝袋を敷こうとする和也を見て、ちょっと笑ってしまいそうになる。
まったく。
いちいち世話の焼けるやつだな。
私は抵抗を続ける和也の腕をとり、さりげなく自分のふわふわな胸を、その和也のゴツゴツした腕に当ててやる。
「いいからいいから。ね、嫌なの? 私と一緒に寝るのは嫌?」
「い、いやじゃないです……」
明らかに生唾を飲み込んだ、和也の童貞丸出しなリアクションに、私は思わず笑ってしまった。
「ふふ、偉いね和也は。偉い偉い。ちゃんと我慢しようとしてくれて、誠実でかっこいいと思う。嬉しいよ、大好きだよ」
正直、心臓ばっくばくです。
いざベッドに並んで横になってみると、こうも緊張するなんて。
顔も近いし。そもそもベッドが和也の匂いまみれだし。
でも自分の緊張を和也に悟らせてしまうと、絶対気を使わせてしまうから、私はあたかも余裕たっぷりかのように、その和也の頭を撫でてやっている。
硬い和也の髪は、なんだか撫でているとすごく気持ちが落ち着いてくる。
自分が撫でられるのもすごく嬉しいけど、こうして逆に撫でてあげるのも大好きだ。
「なあ紬、お前って、なんでオレにここまでしてくれるん? 今さらだけど、オレなんかのどこがいいわけ?」
和也は顔が私の胸にギリギリ当たらないくらいの距離感で、私にその短く固い髪を撫でられ続けたまま、ゆっくりした声で私に問い掛ける。
でも、なんでって聞かれても困ってしまう。
そんなの、好きだからに決まってるのに、言わせんな。
そう言い返してやれば楽ではあるのだけど、まあ最近は、和也のどこが好きなのか、ちゃんと自分でもわかっているよ。
「全部。全部好きだよ和也。こうやって優しくて。ちゃんと真面目だし、趣味も合うし」
そう。だから聞かれても困るんだ。
一度撫でるのをやめて、電気が消された部屋のベッドの上で、和也の顔に自分の顔を寄せる。
キスをするときはもう、お互いに何も言わなくても、同じタイミングで目をつむれるようになってきた。
「声もさ、聞いてるとむちゃくちゃ落ち着く。でも二人っきりになると、すごくドキドキする声なんだよね。……匂いもそう。おんなじで、ずっと嗅いでたくなるんだあ」
言葉にすればするほど、どんどん愛おしくてたまらくなる。
もう今となっては、自分が男だったなんてことが、逆に自分でも信じられないくらいだ。
今、この夜を二人で過ごせることが、幸せで。
私の全部をこいつに捧げるなんてことは、もう当たりまえのことなんだ。
私は和也の左手をとり、ゆっくりとその手のひらを、自分の胸に部屋着越しに誘導してあげる。
思う存分このやわらかボディーを堪能して欲しいのだけど、和也の右手がまだ使えないのは、本当に残念だ。
だからもう、部屋着越しに焦らしている場合じゃないから、私はまたそのまま和也の手を操り、自分の部屋着の内側へ導いていく。
和也の指が触れたお腹が、ぞくぞくして痺れていくみたいだ。
私の全部を触って欲しいし、もちろん私だって、全部触ってあげたい。
「……あと、その情けない顔が一番好き。いじめたくなる」
和也の欲情しきった興奮しすぎな顔が、もう嬉しくて嬉しくてしかたない。
荒くなってきた息遣いも、全部私だけのためのものなんだ。
私はもう、全身が和也を求めてしまって、強く和也を抱きしめる。
少しでもくっついている部分を増やしたくて、和也の上に乗って体重をかけ、唇を重ねたまま、自分の足を和也の足の間に絡ませていく。
そして、自分の足で、それを感じた。
和也の固くなったアレが、しかもぴくんと反応する感触を。
「あ、待て紬、今のは違う。待て」
和也が焦ったように言うが、残念だけど待ちません。
私だって、ここで攻めなきゃあ男がすたる。いや女がすたるというものだ。
私は、和也の主張の激しいアレに手を伸ばし、寝間着ごしにそっと触れてから、しっかりと和也の目を見つめた。
ぴくりと、その私の手のひらに、また反応がある。
あ、これ私、たぶん大丈夫だ。
少し心配してたけど、全然触れる。
全然嫌じゃない。ていうかおかしい。すごく触りたい。
「……ね、和也。今日はさせてあげられないけど、ちょっとさ、見るだけ。見るだけだから、ちょっとだけ、見せてよ」
すでに触ってるくせに、見るだけなんて。
もちろん嘘だ。触るさ、もちろん。
和也の寝間着のズボンを下ろそうとすると、慌ててそれを抑えようと抵抗してくるから、私は和也のその邪魔な手をペシペシと叩いていく。
「なあケチケチすんなって。ね、見せて?」
まったくもう、正直になれよ。下半身はこんなに期待してるくせに。
私が強引にズボンを下ろしてやると、ようやく和也は抵抗をやめてくれた。
そしてその股関の正直者が、ついに私の眼前に。
すごい。これが。和也の……。
ほうほう。これはなかなか!
「……でか。……ふふっ! すごいね、元気元気だ。へへっ、嬉しいなあ、なんか」
かつて私が所有していたそれよりも、ちょっと大きめな和也ジュニアくん。
インパクトはなかなかのものだが、やはりびっくりするくらい、抵抗感はなかった。
自分が男だったなんて、何かの間違いだったんじゃないか?
だって、和也の体がこんなに期待してくれていることが、たまらなく嬉しいんだから。
それを見ているだけで、自分の体が熱くて。
そしてもちろん、見ているだけじゃなくて、ちゃんと期待に応えてあげないといけないってことも、私はわかっているから。
「……ね、和也。触るだけ。ちょっとだけ、触るだけだからさ。……いいよね? 嫌じゃないよね? ……声、我慢しなきゃだめだよ?」
私はもう、全然男なんかじゃない。
この手も、口も、身体中全部が、和也に喜んでもらうためにできている女の子なんだから。
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