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#35
回転寿司というものに、久しぶりに来た気がする。
あまり馴染みがなく、チェーン店などどこも同じと高かを括っていた。
しかし、同行者いわくこだわり、もといチェーン店の中での差がかなりあるのだとか。
大人しく自称回転寿司のプロについて行く。
レーンの上を寿司が流れていく。冷静になれば不思議な光景だ。
寿司以外の食べ物が流れてるところをみるのは、流しそうめんくらいだろうから。
自分の好きなネタ、知らないネタ、そもそも寿司では無いもの。
たくさん流れている。
観察をする私を尻目に、慣れた手つきでレーンから掻っ攫う自称プロ。
そんな最中だった。悲しい皿を目撃したのは。
寿司ネタがどうか怪しいそれは、レーンのカーブに耐えきれなかったのか、横倒しになっている。
手荒く脱いだ靴のような散らかり方をしたソレを、取る気にはなれなかった。
――マヨコーンが真横ーん




