↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ギャグオチSS集  作者: 仇花七夕
PR
13/39

#13

河原の土手の法面で寝そべるのがささやかな趣味、みたいなものだった。

それはこんな天気の悪い曇天でも変わりはなかった。


野球のサウンドが、ランニングのリズムが耳に流れ込む。腕で目を覆っている分、聴覚が研ぎ澄まされているのかもしれない。


寝ようと思っている訳では無いが、眩しすぎるのも考えものだ。生憎今日の空模様を見る限り、必要とは思えないが。


案の定、ポツリと来た。


突如、後方にあたる、堤防の天端の部分から声が聞こえてきた。粗方こちらは寝ていると思われているのだろう。

俺は耳を澄ませた。


「俺、前からお前の事が好きだったんだ。付き合ってくれないか」


「私もあなたの事が好きだったの。こちらこそ付き合って欲しいの」


「雨が強くなってきた、ウチ近いから雨宿りしていかないか? 」


「ありがとう…!」


けっ。


クソッタレ。


雨足がどんどんと強まる。


人がいるところで告白なんてするもんじゃねぇ。

耳に入るこっちの身にもなれってんだ。


さっさと帰ろう。

腕を目の上から退けると、口に入った雨水を吐き出して歩き出した。




















――甘ぇ雨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。