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メスガキちゃん異世界を往く  作者: とりゅふ
メスガキちゃん野を往く
1/2

#1話 ~ ちょっと!ランドセル返してよ! ~


ここは異世界

どこかと言われたらなんとも答えられないが

とりあえず異世界である

そんな適当な世界に

ひょんなことから一人の女の子が迷いこんでしまった

持ち物はケータイただ一つ

さぁ、この女の子はこの世界でどう生き延びていくのか・・・

そして、元の世界へと帰れるのだろうか・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「なあにここ?学校からの帰り道じゃなかったっけ?家はどこ?」

彼女がこの物語の主人公、通称『メスガキちゃん』

歳は10、ごく一般的な小学校に通う普通の女の子だ


「てゆーか、さっきまでアスファルトの上を歩いてたのにいきなり周り木ばっかっておかしくない?誘拐でもされちゃったのかしらアタシ?」

彼女は自称・美少女である

「ロリでコンなおじさんたちはみーんな通りすがりにアタシのことを見てくるわ!」

が、口癖


「んー、でも誘拐なんてされないように防犯ブザーのヒモを抜く練習なら毎日やってるのに・・・。まさかクスリを使ったのね!?なんて卑怯なロリでコンなおじさんなのよ!!」

・・・。自意識過剰とでも言うのだろうか?

とにかく、彼女は自分で疑問点を作ってそれを自分で解決するのが得意なようだ


「しかもランドセルないしー、なんなのー?あそこにお金だって入ってるのにどうするのよ。ジュースの一本買えないじゃない!まあいいや、とりあえずママに電話しよーっと」

おもむろにケータイを取り出しママに電話をかけ始める

ランドセルは無いのにケータイはある

それを彼女は疑問に思わない

なぜなら彼女にとって手元にケータイがあるのが普通だからだ

洗練された普通をいつも通りにやりすぎて疑問に思えないのである


「・・・。ママ出ない、ちょっとショック」

どうやら電話に出なかったようだ


「とりあえずここがどこだか確認したいんだけどなー。マップアプリでも使おうかしら」

文明の利器


「ってえーー!!!電波入ってない!?ありえないんですけどー!ほんとにここどこなのよー!!これが噂のキタカントーってやつなのー!!!???田舎やだー!」

・・・。なんと失礼な娘だろうか・・・

彼女に変わって謝罪しよう・・・

申し訳ございません・・・


「ありえなくなーい???10年生きてきて初めてなんですけどー、電波通ってなかったらそれはママに電話できないわよねー。納得ー」

失礼だが物分かりはいい娘のようだ


「キケンだけどとりあえず歩いてみよっかなー。ママが知らない場所で迷子になった家の近くにある目印を探すか、電柱に書いてある住所を見なさいって言ってたし」

意外とたくましい娘だ

普通はもっと取り乱すものではないだろうか


「・・・。電柱なくない?わかったわ、これが噂に聞くフジノジュカイね。想像以上だわ・・・」

だいぶ違う


「いっか。とりあえず出発!困ったら近くの大人に助けを求めること!ただし、ヘンタイはなし!」

どうやら旅に出るようだ

頑張れ


「あーるーこーあーるーこー、わたーしはー美少女ー」

たくましい娘だ・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1日目 たぶん昼ぐらい

ケータイのバッテリー残り92%

ママは電話に出なかった



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