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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第四章 学生達の夏
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第67話 装備改修

カリ、カ、カツ、ズ~~~~

(さ、こんなもんかね~)

物静かな一室に万年筆が紙面をなぞる音が響く。

隼は紙に纏めた魔力起動式鎧装(マナアーマー)の問題点達を眺める。

すると、今度は設計図を取り出し、問題点に沿って改良すべき箇所を鉛筆で描きたしたり、時には消しながら、段々と完成形に近付けていく。

(溶断刀は使い捨てることを前提にして六丁積んでたけど、アレクと打ち合った後、酷く損傷したからな~こんなんだったら、刀よりも短いナイフにしちゃって、刀はちゃんとしたのを作るべきかな~。)

溶断刀に使用されている金属は、圧倒的な熱量を生み出し、それに耐えうる融点を誇るが、脆い赤灼鉱と、そこに鉄を加え、相手を武装を一瞬で溶かし斬る事を前提に造られた合金なので、アレクの剣の様に溶かす事の出来ない金属が出てきてしまえば、隼の中での評価はダダ下がりだ。

(かと言って、俺も剣術の心得がある訳でも無いしな~刃を振動させるにしても、切れるは切れるだろうが、すぐに折れるだろうし、その度に刃を付け替えたりするのもアレだし・・・メンテが簡単で、なにか、再現可能なのは・・・やっぱチェーンソーくらいしか無いのかな~)

そう決めると、新しい紙にチェーンソーの図面を描き起こす。

(・・・ネックはモーターをどうするかだけど、

ここには、ゴムどころか、まとまった電力を生み出す方法も無いわけだし、当然魔力式になるだろうが、イマイチ思いつかないな・・・まぁどちらにせよここで悩んで作業が止まるのが一番拙いからな。取り敢えず、進める所までは進むか。)

隼は、一旦チェーンソーの事は頭から捨て置き、本体の装甲や、ジョイントの改良、溶断刀のナイフ化を進める。

(あれ、鉱物を採りに行くなら掘削用の道具も必要になるよな・・・ダイナマイト、ドリル・・・色々思いつくけど、折角チェーンソー作る時、モーターも作るんだから、ドリルかな。)

その後、自分だけで出来る作業を終わらせると、隼は、ラルグの元へ向かうのだった。



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