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文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記  作者: 松房
第四章 学生達の夏
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第57話 空に輝く焰の星

ファイヤーエンブレムが面白すぎる・・・

「よし。角度OK。視界共有もOKっと。」

日が沈みかけてきた夕方、隼はアレクガランから徒歩三十分の場所にある平原で花火を打ち上げる為の準備を着々と進めていた。

「ハヤテ~なんか手伝う事あるっスか?」

「あ~いや、大丈夫~」

ガジャの質問に軽く答えながらも手を止めない隼。

「・・・魔力供給口も問題なし・・・お~いもう撃てるぞ~」

隼がガジャへ準備完了を伝えると、マテリアルの魔力供給の装置が作動し、空気中の魔力(マナ)をチャージし始めた。

ちなみにマテリアルの操作盤(コントローラ)は本人たっての希望でガジャが握っている。

「チャージ完了したみたいっスけど、もう撃っていいっスか?」

どこか興奮気味になったガジャが再度尋ねてくる。

「だから、いいって言ってんだろ~」

そうやって強気で返す隼も楽しげだ。

やっぱり鋼鉄のハイテク兵器は漢のロマンらしい。

「じゃあ撃ちますよ~三、二、一、発射っスっ!」

ドンッ!

爆発物を無理矢理押し込めてその中で爆発させた様なこもった爆発音と共に打ち上げられた砲弾、もとい、エセ癇癪玉は、地上からは視認がほぼ出来なくなる高度まで到達すると、纏っていた金属の殻が割れ、癇癪玉本体がその姿を現すと同時に発火し、爆発した。

ドコォォォォォォォォッンッ!

頭上に突如現れた緑色をした炎の塊に、ガジャは放心する。

「お~日本製みたいに分散して、弾ける訳じゃないけど、これはこれでいいな。」

そんな事を呟きながら隼はガジャのそばへ向かう。

隼が声をかける前にガジャは我を取り戻すと、隼にもう消えてしまった炎について問いかける。

「ハヤテ。アレがハヤテの言ってたハナビってヤツっスか?」

「お?なんだ、なんか期待はずれみたいな感じだけど。」

半分俯いたガジャの言葉に不服な感じを感じとった隼。

「・・・ごかったっス。」

「そうか。そりゃ良かったわ。」

小さいガジャの声の聞き取れた部分からガジャが言いたい事を推測して応える隼。

(・・・にしても、こんだけいい反応貰えると作った甲斐が有るって感じだな。)

隼はその胸に小さな達成感を抱くと、再びガジャに声をかける。

「黄色のもあるけど撃ってみるか?」

「はいっスっ!」

それから暫く平原に居座ったあと、帰路へついた二人だったが、博号(アチーブメント)を持つ隼はよかったものの、ガジャに至っては寮の門限を軽く越してしたので、反省文を書く羽目になったとか・・・

次回はコハクの様子でも書こうかな・・・

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