第38話 ミッドガル攻防戦3
神の目を使いながら『神の加護を』重ね掛けしていく。
1回目×3、2回目×2.8、3回目×2.5・・・。
神専用装備『重複の首飾り」のおけ下でバフが重複されていく。
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名前 神崎徹
種族 人族
役割 なし
職種 商人
位階 10
筋力 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1
体力 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1
精神 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1
知力 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1+3000
魔力 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1
器用 100×3×2.8×2.5×2.1×1.6×1×1
幸運 100
特技 剣術2 交渉3 算術5 言語5
特記事項 特になし
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ふむ。つまり、6回目以降の神の加護は、実質意味がないって事ね。
にしても見づらいな、計算後でもでてくれると……、
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名前 神崎徹
種族 人族
役割 なし
職種 商人
位階 10
筋力 7056
体力 7056
精神 7056
知力 10056
魔力 7056
器用 7056
幸運 100
特技 剣術2 交渉3 算術5 言語5
特記事項 特になし
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うむ、さすが神の目さん。
相変わらずいい仕事してますね~。
にしてもこれはこれで化け物だよね!
これなら何とかなるか?
ステータス的には、エグゼバグより大きく上回ったと思うけど……まあやるしかないんだけれどね。
「アレはダメにゃ……。か、関わっちゃダメな奴にゃ」
「神崎さん、あの空を飛んで居るのは何ですか?」
さすがに、姿を見る前からその存在に気づいていたネオンは、直感的にエグゼバグのヤバさに気づくか。
サーシャも、自身の鑑定を弾かれた事に驚き、ネオンの狼狽え方が異常な事から、事の重大さを理解したらしい。
「アレがワイバーンを操っていた奴だよ。サーシャとネオンは、このまま市街地に邪族とかを入れないようにして」
「神崎さんはどうするんですか?!」
「エグゼバグを倒して来るよ」
なっ?!という声とともに、心配をするような表情のサーシャ。
そこにネオンが、
「無理にゃ。――アレは人がどうこうする様な物じゃ無いにゃ」
さすがに、サーシャもそれほどとは思っていなかったのか、ネオンを見ながら、
「神崎さんの神の目では、ステータス見れたんですか?」
「見えたよ。平均ステータス5000ぐらいになるのかな?」
「はいっ?!魔王クラスじゃないですか……直ぐに逃げましょう。ネオン準備して!」
「サーシャ落ち着けー。とりあえず俺を鑑定してみ」
と、直ぐにでも退避しようとしている、サーシャの頭をポンポンと撫でて落ち着かせる。
セクハラじゃ無いよね?
時間がないのにと零しながら、渋々鑑定するサーシャ。
「な?!こ、これは……!」
「さっきネオンが言ってだけど、アレは人やドワーフ、獣人やエルフ等が、どうのこうの言ってどうにかなる相手じゃない。アレは神である俺の仕事だ」
「で、でも!」
泣きそうな顔で訴えてくるサーシャ。
不安そうに怯えているネオン。
――俺が、この世界で一人寂しく旅をしていたら、この状況から逃げ出していたかもしれない。
でもそうじゃない。
俺には、すでに大切な仲間が居る。
この先、俺が元居た世界に帰っても、こいつらはここで暮らさなければならない。
そんな大切な世界を、このまま邪神によって滅ぼされたら何にも意味がない。
この世界が、このまま何もしないでいると滅ぶというなら、俺が徹底的に抗ってやる!
だってこの世界の神は俺なんだろ?
ゲームだろうが現実であろうが、神なめんな!
邪神如きに、好きにさせる訳ないじゃん!
勿論死ぬ気もないけど!
それにかっこつけたけど、ステータス平均の差が2000もあったら余裕な気もする……。
にしてもサーシャの心配癖は、自分が介入できない事にあるんだろうな。
何かあった時に、自分が何も出来ないのはキツイもんね。
だから、そんな心配をさせないぐらい、余裕で勝たないとな!
「任せとけ!この世界の神パワー見してやる!ていうか、こういう時のための神専用武具だし」
二人の頭を撫でながら、
「じゃあまあちょっくら行って来るから、ここら辺の事は任したよ。ネオン!ちゃんとサーシャの言うこと聞くんだぞ!サーシャは無理しないで、ヤバそうならネオン連れてすぐ逃げるんだよ」
2人が頷く。
と同時に、城壁から大砲みたいな物と、でかい弓矢っぽい物から、エグゼバグに向かい弾が発射された。
ドンドンっガスガスっという音を立てながらエグゼバグに当たる。
それと同時に周辺に煙が舞い上がり、ここからエグゼバグの姿が見えなくなった。
エグゼバグの周りから煙が消えた時、神の目は捉えた。
その右手に火魔法特級が完成したという事を!
その瞬間に換装を行い神モードの装備に変える。
そして神聖魔法バリアの魔法を、上級を何個かと中級をそれなりと、初級をいっぱい準備しながら、テレポートを行い城壁の最上部まで上がる。
先程神の目で捉えた火魔法特級……というより、ボム特級を飛ばしてきた。
すぐさま、用意していたバリアを張り巡らす!
最初に当たるバリアは、上級4個を合成した一番固いバリアで、1メート四方ぐらいの大きさにし、当たった瞬間の爆発の威力を一瞬でも耐え、バリアがある面以外に爆発が流れるようにした。
次にあたるバリアは、中級10個を角度をつけ、ミッドガルに爆風がいかないように、反らす役目で配置した。
最後のバリア初級は、ボムとミッドガルの間を面で全体的に覆い、それでもやって来た爆風の威力を軽減する役目だ。
一つの特級魔法ボムに対し、こちらは三重のバリアで、割られながら威力を軽減する形で張り巡らした。
その瞬間……!
ズズガガアァァァンンンン!!!!!!
辺りに、あり得ないほどの爆発音と、衝撃波、爆風が吹き荒れる!!
何人ものドワーフ達が城壁から吹き飛ばされ、バリスタや魔道大砲などが壊される。
爆発が近かった地点は、城壁にひびが入り、外側の壁の一部が剥がれ落ちる被害にあっていた。
しかし、城門のように城壁に穴が開いて、敵が入って来られるような甚大な被害にはならなかった。
「クカ。特級魔法を防ぐことが出来る奴が居るとはね~。君は何者なのかな?」
さすがに、爆発が近くだったからか、エグゼバグもダメージを負っているぽっい。
「そのまま返そう。お前はなんだ?」
ゲーム時、邪神の加護なんてモノはなかったし、邪神が役割を与える事もなかった。
こんな存在はイレギュラー過ぎる。……それに、ワイバーンを神の目で見た時、こいつの情報は名前以外でなかったはず。
にも関わらず、姿を見たからと言って、簡単にステータスが見れるとは思えないんだが……。
俺が見ているステータスが偽装されているのかな?
その結論に辿り着き、集中して神の目を発動する。
三重のイヤリングの効果である並列思考3人分は、いわゆる主人格の俺、そして魔法ストック係と、神の目を発動し警戒する係、予備という形にいつもはしている。
それを神の目に集中させる。
集中度1人から2人へ、そして3人へ……と。
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名前 エグゼバグ
種族 邪族
役割 邪神の加護・尖兵
職種 邪導師
位階 97
筋力 1578+3000
体力 1298+3000
精神 2789+3000
知力 1421+3000
魔力 3916+3000
器用 998 +3000
運 67
邪神の尖兵としての役割を与えられた邪族。
基本的には情報収集が主な役目であるが、穢れ地を増やすこともその任務の一つである。
現在は、手下の邪族とドワーフ領すべてを穢す事が目的である。
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今まで見ていたステータスが、ザザッっとテレビの砂嵐みたいになったと思ったら、先程までとは違うステータスに移り変わった。
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名前 エグゼバグ
種族 ウイルス
役割 邪神の加護・尖兵
存在 侵すモノ
位階 97
筋力 9000
体力 9000
精神 9000
知力 1000
魔力 0
器用 3000
運 67
もともとは女神に生み出され、この世界の穢れた動物に注入されたウイルス。
現在邪神に女神が取りつき操っている。
女神がその邪神の力を用いて、エグゼバグに力を与えている。
鑑定9以上じゃないと邪族版のステータスを見る事は出来ない。
さらに、偽装している部分は神級でも看破る事は出来ない。
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もう俺は、頭がパンクしそうだよ。
誰だよ女神って。
ゲーム時には無かったぞ?そんなシステムも設定も!
神級でも無理って事は、多分ただの神の目では看破れなかったって事かな?
「クカカカカ。君は何者だい?クカ、ステータスオール100……ね。魔法の特技もないのに、魔法を使える時点で、そのステータスは偽装しているって言っているものだけど」
なんだろう、ヤギの頭だから表情が分からないはずなのに、凄く馬鹿にされた気がする。
なに、僕みたいに隠したいものを隠して、ある程度は見せることも大事だよってか?
やかましいわ!お前のステータスはもうバレてるよ!
「さて君は、僕の邪魔をするんだよね?」
と言うと、息を吸い込み。
何をするんだ?と身構えると、
「ン゛メ゛ェ゛ェェ゛ェェ゛ェェ!!!!」
と鳴いた。




