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東方幻人録  作者: ポカ猫
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第31話 幻想郷対幻想郷

1年半もお待たせしました。


申し訳ありませんでした!!!


本編お願いします!

 妖夢さんとの激しい刀の攻防が続き、お互い隙を見せぬ立ち回りをしていた。


「まあまあ、やるのね……」

「妖夢さんこそ随分と腕を上げたみたいじゃないですか」


 それを聞いた妖夢さんは、ニヤニヤと笑い俺にこう話しかけてきた。


「これも全て義人様のおかげですよ。義人様が私に力をくれた、だから私は義人様のために全力を尽くして敵を排除する」


「私のこともわからないんですか……」


 俺は悲しみを覚えながらも、妖夢さんの攻撃に備えるべく刀を握る手に力を込める。


「奥義「西行春風斬」!!」


 妖夢さんは今自分が打てる最高の剣技を俺にぶつけてきた。

 なら俺も最高の剣技で迎え撃つしかないよな……


「少し本気で行かせてもらいます……」


 俺は妖夢さんの剣技を刀で弾きつつ、妖夢さんに近づいていく。


 そして、妖夢さんとすれ違った後静かに刀を鞘に戻す。


「水燕流、暁!」

「夜は明け、そして暁が訪れる……」


 その瞬間、妖夢さんの目がうつろになりそのまま気絶してしまった。


「みねうちとはいえ、少し強くし過ぎたかもな……」


 俺は妖夢さんを木のそばに寝かせ、博麗神社を目指した。






 しばらく走ると少し開けた広場のような場所についた。


「ここはどこだ……?」

「人里ですよ。家を取り壊した後のですけどね!」


 俺の質問に答える声とともに、俺の腹に一発の拳が叩き込まれた。


「うっ……!」


 俺はそのまま吹き飛ばされ地面に転がる。


「この拳は…… 美鈴さん……?」

「よく分かりましたね。義人様の命令があり、邪魔者を排除しに来ました」


 美鈴さんの目は妖夢さんの時と同じように黒く光っており、どう見てもまともとは言えない状況だった。


「いや~、身体能力が上がるってのはいいですね。義人様様ですよ」


 どうやら美鈴さんはグランに身体能力を向上されたみたいだ……


「さて、めんどくさいのでさっさと終わらせますよ~」


 そう行ってニヤリと美鈴さんが笑った。


 次の瞬間、美鈴さんは俺の目の前まで移動していて拳を振りかぶっていた。


「は、早い……!」


 俺は防ぐ術がない拳の一撃のダメージを防ぐべく、意味のない防御行動をとっていた。


 しかし、その時……


「ちょっと失礼しますね〜」


 俺の目の前に影が現れて間一髪で攻撃を弾き返したのだ。


「なんとか間に合いましたね。助太刀に来ましたよ、()()()()


「美鈴さん!?」


 俺の方を振り返り笑顔を見せてくれたのは、他でもない美鈴さんだった。目も普通のいつもの美鈴さんだ。


「なんで……美鈴さんが……?」

「私だけじゃないですよ。見てください」


 美鈴さんが指さす方向を見てみると、そこには幻想郷の面々が俺の事を見ていた。


「義人!随分と面白そうな事をしてるじゃないの。私達も混ぜなさいよ」


 霊夢さんがそう言い、紫さんが霊夢さんの隣に現れた。


「平行世界の私にここまで連れて来られたみたいね。探すのに苦労したわよ……?後、このメンツを集めるのも大変だったんだから……」


「つべこべ言ってないの!さっさと始めるわよ!!」


 霊夢さんの号令と共に幻想郷の面々が散らばるように移動を始めた。


「という訳です義人さん。これは私が引き受けます、自分より強い自分と戦うなんてワクワクしますよ」


「どうやら私自身のようですが、義人様から力を貰っていないあなたでは私に対抗するなんて不可能だと思いますよ?」


「そんなのやってみないとわからないですよ」


 そう言って美鈴さんともう一人の美鈴さんが戦い始めた。


「美鈴さん!気を付けてくださいね!!」


 声をかけると美鈴さんはガッツポーズをして俺を送り出してくれた。




「よう、義人様。随分と面白いことになってるじゃないか」


 走っている俺に追いつき、俺の頭を撫でてきたのはニヤニヤ顔をした妹紅さんだった。


「その呼び方はやめてくださいよ…… 妹紅さんも来てたんですね」

「いやな、慧音の付き添いみたいなかんじで付いてきたんだが、予想以上に大変なことになってたから加勢してやろうと思ってな」

「妹紅さんが手伝ってくれるなら百人力ですね」


 妹紅さんは俺がおかしくなったあの事件で慧音さんを助けてくれたらしいし、今回の事件で良い意味で大暴れしてくれそうだ。


「褒めても何も出ないぞ?この異変が終わったら思いっきり酒に付き合ってもらうから覚悟しろよ」

「もちろんですよ。ところでその慧音さんはどうしたんですか?」

「ああ、妖夢と一緒に人里に向かったよ。あっちは二人に任せて大丈夫だろう。私はそこらの雑魚狩りでもしてるよ。何かあったら駆けつけてやるさ」


 そう言葉を残し、妹紅さんは俺と反対方向に走っていった。






 一方その頃、人里では妖夢と慧音が寺子屋を目指していた。


「慧音さんもしかして人里ではもう子供たちも……」

「その可能性も十分あるだろうな…… だから急いで向かってやらなければ」


 そんな話をしているうちに二人は寺子屋の前まで到着した。

 寺子屋からは入らずとも禍々しいオーラが溢れ出ていた。


「これは随分とまあおかしな場所になってしまったものだな」


 慧音は寺子屋の様子を見て肩を落とす。

 しかし、そんなことをしている場合じゃないと思い、思い切り寺子屋の扉を開けたのだ。


「誰かいるか!!」


 慧音の声は寺子屋の奥まで響き、反響して戻ってきた。


「誰もいなんですかね……」

「いや、そんなはずはない。妖夢も見ただろうあのオーラを」


 すると、寺子屋の奥から静かな足音が玄関のに近づいてきた。


「妖夢誰か来るぞ……」


 二人が注意を寺子屋の奥の方に向けると、ある人物が姿を現した。


「なんだ?半霊と…… お前私か?」


 現れたのは予想通り、目を真っ黒にした慧音だった。


「半霊、瞳はどうした?義人様への忠誠の証だっただろう?なんだその瞳は」

「私はあなたの知っている妖夢ではありませんよ。別の世界から来た妖夢です。義人さんを助けに来たんです」


 それを聞いた慧音は眉をしかめました。


「義人様が言っていた侵入者というのは、そいつとお前らのことだったのか」

「自分ながらなんて情けないんだ。私は一番がいいと言っていたんだがな。なんで義人でもないやつの下についているのか…… ここの世界のお前は理解に苦しむよ」


 慧音はため息を付きながら、目が黒い慧音を睨みつける。


「何を意味の分からないことを…… 義人様の手土産として処分してやろう」


 そういうと慧音は黒い瞳を怪しく光らせた。

 すると、慧音は角と尻尾が生えた白沢の姿に変身したのだ。


「ばかな!今日は満月ではないはずだ!!そもそも夜ですらないぞ!」


 白沢化した姿に驚きを見せる慧音に妖夢が小さく声をかける。


「グランに力を貰ったも物は特殊な力を得ることがあるみたいです。その力が今回は白沢化だったんでしょう。二人で来て正解でしたね……」


 慧音は拳を握り、妖夢は楼観剣と白楼剣を構えた。


「本気で来な?でないと本当に死ぬよ?」







 しばらく走っていると、開けた広場に出た。


「博麗神社はまだまだ先だな……」


 遠くに見える博麗神社を眺め、再び走り出そうとした時……


「……ッ!」


 俺の首筋を真紅のレーザーが掠めた。


「今のは威嚇射撃よ。次は確実に当ててあげるから」


 そう言って俺の目の前に飛び出してきたのは……


「フランさん……」


 目を真っ黒に染めたフランさんだった。

 フランさんまであっち側に落ちているのはかなりまずいな……


「あなたが義人様が言ってた侵入者ね?」

「ええ、たぶんそうだと思いますよ」


 俺は賢者の杖を取り出し、臨戦態勢を整える。


「そんな貧相な杖で何ができるっているの?すぐに壊してあげるわよ」


 そういってフランさんが右手に力を籠め、そのまま握りつぶした。

 しかし、俺の杖は何ともなく元々の形を保っていた。


「あ、能力使えなくなってるの忘れてた~ まぁ、魔法を使えば問題ないか」


 グランの力によってフランさんは能力が使えなくなっているようだ。

 かなり嬉しい誤算かもしれないな。


「そこに隠れてるもう一匹も早く出てきたらどう?」


 フランさんは草むらの方にそう声をかけ、返答を待っていた。


「別に隠れていた訳じゃないんだけどね」


 そう言って草むらから出てきたのはパチュリーさんだった。


「義人、手助けするわ。いくらあなたでもフランと一人で戦うのは骨が折れると思うからね」

「助かります。フランさんは今能力が封じられているようです」

「ええ、さっき見てたから知っているわ。でも紅霧異変で戦ったあなたと共闘するなんてね。まぁ紅魔館で働いてたんだからもう仲間と言っていいでしょうね」


 パチュリーさんが少し照れ臭そうにそういった。


「パチュリーさん、体調はどうですか?」

「永遠亭の医者の薬を貰ったから万全よ。大暴れしてあげるわ」

「まとめてかかってきてね。じゃないとすぐに終わってつまらないからさ」


 その言葉を皮切りにフランさんが襲い掛かってきた。



最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回更新は未定です。

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