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東方幻人録  作者: ポカ猫
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第30話 平行世界へ

皆さんお久しぶりです


約4ヶ月ぶりですね

本当に申し訳ありませんでした


では、本編をどうぞ

 幽々子さんはお風呂に、妖夢さんはお茶菓子を買いに行ったのを確認してから、紫さんが口を開いた。


「まぁ、面白い事って言うより…… あなたがやらなきゃいけない事って言った方が正しいわね」


 紫さんが真剣な表情になり、俺の肩をポンと叩いた。


「行ってもらいたいところがあるの……」

「行ってもいたいところ……?」


 いつにも増して紫さんが真剣だ……

 何かあったのだろうか……


「義人、あなたは平行世界ってわかる?」


「はい、この世界とは全く同じだけど何かが異なった世界ですよね?」


「そうよ…… で、そこに行ってもらいたいのよ」


 紫さんが指を鳴らすと、何も無い空間からいつもとは違う大きな穴が開いた。


「その平行世界ではグランが幻想郷を乗っ取った世界よ。つまり、あなたのお父さんが助けに来れず、あなたがグランに飲まれた世界……」


「っ!?グランに……?」


 グランに飲まれた…… 世界だと……?


「その幻想郷では殆どの生物がグランに操られてしまっているわ」


「殆ど……魔理沙さんとかもですか……?」

「えぇそうよ、でも操られては困る者たちは避難させてあるわ」


 大変な世界になっているんだな……

 俺とグランのせいで……


「ちなみに……避難させている者たちって……」

「永琳、輝夜、妹紅、幽々子、聖、神奈子、諏訪子たちよ」


 蓬莱人や幽々子さんみたいな人たちってことか……

 最後の3人は知らないな……


「で、最後に…… 平行世界に行ってくれるのかを聞きたいわ。もう、あなたしかあの世界を救える人間はいないの」


「もちろん行きますよ。ですが、少し行きたいところがあるんです。いいですか?」


「もちろんよ」


 そうして俺は急いで文さんのところに向かった。





「文さん!あの!()()出来てますか!?」

「出来てますよ〜さっきにとりが届けに来たんですよ」


 文さんは俺に模倣する時の箱と同じくらいの大きさの箱を2つ俺に手渡した。


「それよりどうしたんですか?そんなに慌てて、何かあったんです?」


 文さんは少し首を傾げながら俺にそう聞いてきた。


「今は、事情は話せません…… でも、いつか必ず話します!」


 そう言って俺は文さんのもとを離れようとしたのだが……


「待ってください!」


 急に腕を捕まれ……振り返ると。


「文……さん……?」


 文さんが少し悲しそうな顔をして俺を見つめていた。


「どこに行くのかは知りませんが、その慌てっぷりですのできっと私には分からない大変なところに行くのでしょう?なら、必ず生きて帰ってくださいね……?」


 とうとう涙を流しはじめ、文さんが俺の手をより一層強く握る。


「えぇ、必ず帰ってきますよ」

「約束ですよ?」

「はい!」


 文さんと約束を交わし、俺は紫さんの元へ駆け足で戻る。





「紫さん、お待たせしました!!」

「いいえ、待ってないわ。で、準備は本当にいいのね?」

「ええ、これだけで大丈夫です」


 紫さんは俺の軽装に少し驚いた顔をした。


「では、お願いね?」

「分かりました……」


 そう言って俺と紫さんは大穴へ入った。


「紫〜、義人〜、お待たせ〜ってあれ?2人は?」

「幽々子様〜、ただいま戻りました〜」


 義人と紫が大穴に入った直後に帰ってきた2人。

 しかし部屋に2人はいない。


「どこに行っちゃったのかしら?」


 幽々子が首を傾げた時、見覚えのある大穴が2人の目の前に現れた。


「幽々子〜、おはよう〜」


 そこからは、眠そうに目を擦っている八雲紫が出てきたのだ。


「紫?何を言ってるの?冗談でも面白くないわよ?」

「そっちこそ何言ってるの?私は今起きたところよ?」


 紫が大穴から出て、妖夢の運んできたお茶を1口飲む。


「何かあったのね?聞かせてちょうだい」






 気がつくとそこは人里から少し離れた開けた原っぱだった。


「紫さん……はいないのか……」


 空を見ると紫色の雲で覆われていて、太陽は全くと言っていいほど見えなかった。


「これは酷いな…… とりあえず博麗神社を目指さないと……」


 操られている人達がいるということは、人里は避けた方がいいな……

 しばらく歩いていると、何かの足音が聞こえた。


「ん?足音?」

「死ねぇ!!」


 その言葉と共に刀を持って出てきたのは……


「妖夢……さん…?」


 いつも見ている見知った妖夢さんではなく、目の色を真っ黒に染めた。明らかに様子のおかしい妖夢さんだった。


「義人様の為にお前を殺す!!」

「くっ!妖夢さんまで……」


 妖夢さんは今にも襲いかかってきそうな勢いで刀を構えた。


「あなたと戦いたくなかった……」


 俺は文さんからもらった箱に魔力を込める。

 すると、箱が小さな爆発を起こし、そこから親父からもらった刀が出てきた。


「さすがカッパの技術……」


「どうした?殺される準暇は出来たのか?」


 妖夢さんがニヤニヤと笑いながらある言葉を口にした。


「時を斬れる様になるには二百年は掛かると言う。しかし、義人様から貰った力を使えば今すぐにでも可能な気がする!」


 そう言って妖夢さんは俺に斬りかかってきた。


 恐ろしい速さでの斬りつけは、明らかに今までの妖夢さんとは違う。これはやはりグランが与えた力だというのか……


 なんとか、刀を受け止めそのまま弾き返す。


「なんとしてでもあなたを助けてみせます……」


最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回は……不定期更新に変更するので不明です

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